タヌキメバル

Filed Under (未分類) by suisan on 25-01-2010

非常に魚の入荷状況が悪い。ブログのネタにも、お得意様へも紹介できない。

どうしても同じ魚の紹介になる。ごめんなさい。

タヌキメバル(カサゴ目フサカサゴ科メバル属)盛岡水産入荷、岩手県・大船渡産。

北海道南部以南から山口県、高知県に分布。

水深50mから100mぐらいの岩礁域に生息。

我々は「マゾイ」と呼んでいる。

仲間にキツネメバルがいるが見分け方は分からないが、クロソイとは、唇の上に棘がないことや尾鰭の縁が白い、などの違いがある。身にもクロソイは寄生虫が多いがタヌキメバルにはさほどない。

秋から冬に交尾し、産卵は初夏。

料理は勿論この鮮度なら刺身。皮下に脂があるので皮目を焼くか湯霜造りが良い。

身もしっかりしていて歯ごたえも良い。旨みもある。

塩焼きや煮魚にしても旨い。

 

ついでに同じ大船渡産のウスメバルの写真も載せよう。

同じく50mから100mぐらいの岩礁域に生息している魚。ひょっとすると同じ人が釣り上げたのかな。

シャコ

Filed Under (未分類) by suisan on 23-01-2010

シャコ(甲殻網口脚目シャコ科シャコ属)写真→ムキ身。岡山県産、築地より。

  

北海道以南の日本各地。暖かい海の内海の砂泥底に生息。

肉食性で他の甲殻類や小魚、イソメ、ゴカイなど食べている。

環境の変化にも強い。

産卵期は春から初夏。子持ちのメスは珍重される。当然、漁期や旬もこの時期となる。

が、秋から冬にかけては身持ちが良く旨い。(傷みにくい)

東京湾や瀬戸内海などが有名。岡山の郷土料理になっている。

上記はムキ身でそのまま食べられる。握り寿司にはツメ(甘ダレ)など付けて食べる。

甲殻類ではあるが、エビとも、カニとも違う食感と味。尚且つ、旨い。

殻を剥く作業が大変。写真のように剥くには熟練を要す。

①茹でたシャコを尾の方から鋏で殻の縁を切る(ぎりぎりでは意味がない)

②頭まできたら頭を取り、今度は頭の方から鋏を入れる。

③尾、足なども切り取り、尾の方からゆっくり剥く。

(2008年7月16日に撮影した活きたシャコ)

シャコは非常に危険で、全身が凶器。特にカマキリのような鋏で指をきられることがある。

水中でも目にもともらぬ速さで餌を捕獲する。カニやエビの甲羅や貝殻などを叩き割る力を持っている。

尾の棘も振り上げ相手に打ち付けると言う。ヨロイのような殻も厄介だ。

活きているシャコを一晩冷凍し、殻を剥いて刺身で食べる。又、違う旨さだある。

余談だが、姿は悪いが旨い食材である。が、海中での死体(魚、人間)をも食べる貪欲な生き物でもある。

アカムツ

Filed Under (未分類) by suisan on 22-01-2010

数度、紹介している「アカムツ」写真は長崎県産、岩手魚類入荷。

スズキ目ホタルジャコ科アカムツ属。地方によっては「ノドクロ」とも呼ばれる。

太平洋側は福島県以南、日本海は新潟以南とあるが、秋田沖以南から鹿児島県。東部インド洋にかけて分布。

水深100mから200mぐらいに生息し、甲殻類やイカ類、小魚など食べている。

産卵期は冬?冬の産卵期にやや浅い場所に移動。旬も冬から春先。

今日も長崎県だが、以前「紅瞳」なるブランドを紹介したが、やはり長崎県・対馬産である。

比較的秋田県から入荷のアカムツは赤(背)、白(腹)がはっきりして、鱗もしっかりしている。

2009年9月26日撮影、秋田県産。

今日のアカムツはどちらかといえばやや白い。

  

流れのある場所で育ったほうが綺麗だが、白っぽいほうが脂があると言う。

海底の窪みの砂泥底で、流れを気にしないで育ったから。

その点、今日のアカムツは脂がありそう。

回転鮨清次郎イオン店北田氏と県南のお料理屋さんが購入してくれた。

アカムツの味を堪能するなら回転鮨清次郎、イオン店へどうぞ!

なんと言っても刺身(握り)が旨い。皮目に脂があり「霜皮造り」が最高。刺身を醤油につけると脂の膜が出来るほど。

「白身のトロ」と言ってる人もいるとか。

後は「煮魚」が旨い。私は一番好きな煮魚である。(高価で頻繁には食べられない)

塩焼きや干し魚にもされる、とにかく美味しい魚である。

ヒゴロモエビ

Filed Under (未分類) by suisan on 21-01-2010

ヒゴロモエビ(十脚目抱卵亜目タラバエビ科モロトゲアカエビ属)福島県産、盛岡水産入荷。

一般には「ブドウエビ」と呼ばれる。が、駿河湾に希少な「ブドウエビ」なる同じモロトゲアカエビ属の仲間がいるので注意。

  

同じように写真を撮ったが色が多少違っている。バックの経木(右)の関係だろう。

こちらの「ブドウエビ」は千葉県銚子以北から北海道太平洋側、樺太まで分布。「北国のエビ」である。

生きているときは赤いが、時間が立つにしたがって巨峰(葡萄)のような色になる。

最大で15cmぐらい。写真のブドウエビは最大級の部類かな。

産卵期は4月ごろで、卵の数が少なく(200ヶぐらい)、抱卵の時期も1年11ヶ月から2年。孵化まで11ヶ月程かかり、極端に減少しているエビである。

余談だが、40年ほど前、東京のお寿司屋さんで良くブドウエビ食べていたが、ある時、板さんが「高くなったからやめたほうがいい」と小声で話してくれた。ちょうどその頃から漁獲量が減り、今では市場でもあまり見ることがなくなった。

非常に高価なエビである。

1年でオスとして成熟し、4年ぐらいはオス。5から7年にはメスになる。

味はプルッとした歯ざわりと濃厚な甘み、旨みを備えている最高のエビの部類である。

もっと手軽に入荷できればいいのにと、常に思うエビである。

子持ちイイダコ

Filed Under (未分類) by suisan on 20-01-2010

イイダコ(タコ目マダコ科マダコ属)佐賀県産、築地より。

ブログでは何度も紹介しているが、「イイダコ」はこの時期の「子持ち」が一番。

イイダコの「イイ」は「飯」、米粒に似た大粒の卵を持つことからきているとか。

プラス「子持ちイイダコ梅煮」なんて「春」の献立に最高である。

このイイダコは北海道南部以南の日本沿岸域から朝鮮半島南部、中国沿岸域の東アジアの浅海に分布。

波うち際から水深10mほどの、岩礁域や岩が存在する砂泥底に生息。

甲殻類や多毛類、貝類やさまざまな小さな海底生物など食べている。

天敵は人間や大型肉食魚(マゴチ)など。

昼は岩陰や大きな二枚貝の殻や空き缶などに隠れすんでいる。夜になると海底を移動して餌を探す。

産卵期は冬から春。岩の間などに産卵し、メスが保護する。卵が孵化すればほとんどのメスは死んでしまう。

最大でも30cmほどでタコの中では小型である。

足の付け根には2つの金色のリングがある。また、目と目の間に長方形の模様がある。

料理に使う場合は頭(胴)の中の墨袋を取り、水洗いして、尚且つ塩もみして湯がえる。それだけでも美味しいがおでんの具や大根と煮たり、色々な煮ものになる。、

唐揚げも美味しいし、金串で刺し(生の状態)焼いても美味しい。

有名な産地として瀬戸内海や有明海、三河湾など。

朝鮮では「サンナクチ」と呼ばれる踊り食いなど有名。鍋材としても用いられる。

中国料理にはタコを食材とした料理はないとか?(タコを食べる文化はないようだ)

 

弊社、つりキチが17日盛岡近郊のダム?にてワカサギを250尾ほど釣ってきた。

おこぼれをいただいたが、原型の写真を撮る前に「天ぷら」になってしまった。写真だけ紹介しよう。

ご馳走さま!

ホウボウ

Filed Under (未分類) by suisan on 19-01-2010

昨日、午後から岩手県・大船渡より魚が届いた。

活魚の中にホウボウがいたので元気なホウボウを水槽に入れた。

ホウボウ(カサゴ目ホウボウ科ホウボウ属)

  

北海道南部以南。黄海、渤海から南シナ海に生息。

水深100mぐらいから200mぐらいの砂泥底に多く、生息域は浅い海から600mほどの深海に達する。

小型の甲殻類や環形動物、大きくなれば小魚などを食べている。

特徴は硬く大きな頭、赤みがかった体色(子供の頃は黒い)、大きく綺麗な胸鰭など。

胸鰭の下の3対は遊離発達し足のようになり、海底を歩き回ることが出来る。海底の泥や砂に隠れた餌を探すのに好都合だ。

名前に言われの一つに「方々、歩き回る」ためホウボウと付いたとも言われる。

また、一つには鳴き袋があり「グーグー」と鳴く。そこから名が付いたとも言われる。

身は白身で薄いピンク色がかかっていて、しっかりした身で、旨みと歯ごたえを堪能できる。

歩留まりが悪い魚なのでアラも捨てずにアラ汁などにする。出汁が良く取れる。

肝や鳴き袋も食べられる。湯がいてお刺身に添えれば、肝の濃厚な味と鳴き袋は身とは違う食感を楽しめれる。

 

宮古・重茂漁港に水揚げされた「本マグロ」小ぶりで26kg。

  

身もまだ硬いが(鮮度が良すぎる)、食べてみればやはり「天然本鮪」。

あっさりした中にも適度の脂がある。旨い。後2~3日ほど寝かせたかった。

???

Filed Under (未分類) by suisan on 18-01-2010

今朝、非常に寒かった。市場の温度計マイナス15℃。

盛岡市玉山区藪川でマイナス22.7℃。寒い寒いの連発。

大船渡・赤碕産殻カキ、今期2回目の貝毒発生。こんなに寒いのに貝毒が発生するだけ海が暖かいのか?

自主検査で昨年暮れまじかに1回目、そして今回で2回目なため、今期の出荷を中止するとの連絡が入った。

通常であればまだまだ出荷できるのに残念である。

 

市場を見渡しても物珍しい魚が見えない。

せいぜい姿、鮮度など見て下のマツカワ(福島県産)、カスペ(北海道産)かな?

   

しいて言えば〆タラ(岩手県・宮古産)

明日からは等圧線も緩やかになり、寒波も去り穏やかな天気、気温になると言う。

寒さも後、1ヶ月の辛抱。春が待ち遠しい。

霞ヶ浦の子持ちワカサギ

Filed Under (未分類) by suisan on 16-01-2010

築地から「霞ヶ浦産子持ちワカサギ」が届いた。

写真のように大きく、綺麗に並べられている。見るからに高そう。

しかし、こんなリッパな「ワカサギ」普段はどんなお店で購入するのだろう。

高級料亭?

これだけの商品が盛岡まで下ってくるのだから、世の中が冷え切っていりのかなー。

霞ヶ浦のワカサギも一時、大幅に減少し、最近は自主規制で何とか上向いているとか。

乱獲と環境破壊がもたらしたらしい。

盛岡には北海道や青森などから入荷するワカサギはチカと同じように青っぽい。

弊社の釣りキチが釣ってくる岩洞湖や近辺のダム、沼などのワカサギも青い。

霞ヶ浦産や琵琶湖産はどちらかといえば茶色系。生活環境のため色の変化があるのかな?

 

岩手魚類には愛知県産の「メヒカリ」も入荷していたので撮影。

鮮度、う~?目だけが青い。

クロザコエビ

Filed Under (未分類) by suisan on 15-01-2010

天気情報で海が大荒れ、入荷も少ないと覚悟していたが、入荷量はまずまず。

だが、珍しいものは見当たらず、以前写真撮影していたエビを紹介する。(1月12日撮影)

クロザコエビ(十脚目エビジャコ科クロガサエビ属)秋田県産、盛岡水産入荷。

以前にも紹介が済んでいると思うが再度。

生息域は日本海、オホーツク海ベーリング海など。

小さな甲殻類や多毛類など食べている。

似ているエビにトゲクロザコエビがいる。

こちらはクロザコエビよりやや北方に住み水深150m~400mとやや深い場所に生息している。

見た目では区別しがたいが、クロザコエビは尾に黒い縞模様が3つある。

あまり見かけないエビでほとんどが地元消費されているようだ。

ただ、非常に旨いエビである。秋田から来たのに半数近くは生きていた。

試食してみたが、プリッとした歯ごたえ、そして甘み、深い旨み。殻を剥くのがうまく剥けないが非常に美味しいエビである。

ホッコクアカエビ(アマエビ)やトヤマエビ(シロボタン)などより旨いと思った。

一寸醜いので損しているが、食べれば価値観が変わる。

だが、漁として成り立つほど獲れない「幻のエビ」かな。

冬の日本海の旅では見かけることがあると思う。是非ご賞味してください。

他には塩焼き。香りと旨み、申し分なし。味噌汁にも良いがもったいない。

「モサエビ」「ドロエビ」「ガラエビ」「ガサエビ」などの呼び名がある。盛岡水産には「ガサエビ」で入荷。

三陸毛ガニ漁とメガニ

Filed Under (未分類) by suisan on 14-01-2010

今年に入り三陸の「毛ガニ漁」が行われている。

北海道産に比べればかなり小さい。なるべく大きいサイズのものを購入するように心がけてはいる。

4kg9尾・10尾サイズで大きい方。

来店した居酒屋さんに聞いてみたが「毛ガニは美味しいのは分かるがお客さんが嫌がる」とのこと。

特に三陸産は小さく、食べるのが大変。確かに、私も面倒くさく、宴会の席でも手を出さない。

はじめから剥いてあればいいのだが。これが呑ンベイの声かな?

小さいといえば築地より「メガニ」が入荷。福島県産。

  

ズワイガニのメス。こんなに小さいのに卵をいっぱい抱えている。

俗に「セイコガニ」。

このメガニもそのままでは嫌われる。味噌汁にはもったいない。

本来は甲羅に外子、内子、身、カニ味噌などつめ、甲羅焼きにすればとても美味しい。

ただ、なかなか手をかける料理人がいなくなったことも事実。

盛岡の星川魚店の若旦那が「前回購入したときは全て自分で甲羅に移してあげたら飛ぶように売れた」とのこと。

これも大変なことだ。

誰もが手をかけずに美味しいものを探している、ことを再認識した。

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