今年最後のブログ

Filed Under (未分類) by suisan on 30-12-2009

ふ~、やっとブログまできた。今年最後のブログである。

田清水産ではこの繁忙期に隣の空いているスペースを借り、荷物の保管や種分けをしている。

無論有料!

いつもの仲卸売り場の風景写真の反対方向からの撮影になる。普段は暗いが久々に電気がつき通路事態が明るくなった。

年明けには返却しまた暗くなる。

市場最後の締めくくりはやはり「マグロ」。通常午前10頃には終わるマグロの作業も昨日は午後6時ぐらいまでかかった。

まだまだよいほうである。

隣のマグロ屋さんは午後10時、今朝も通常通りに店が開いた。寝る時間がなかった、とか。

今日は我社で一段落してから新たに10本程の「蓄養マグロ」が入荷。

「太物課」2人で解体をしていた。

下は12月27日撮影の解体。スペイン産、147.6kg。

  

 

あざやかな卸し方である。

 

実は年末一寸前、マグロの入荷予定が非常に悪く、数量確保が困難といわれていた。

だが、蓋を開ければ一気にマグロ船が入港。大量に水揚げされ、盛岡にも大量に送られてきた。

近海物ではなく海外物である。

年初めは安くて美味しいマグロが食べられるかも知れない。

ただ、その後は漁にいっせいに出航し、マグロが品薄になることも予想される。

1年間ブログ閲覧いただき誠に有難うございました。

来年も出来る限りブログ、頑張りますのでよろしくお願いします。

ホウライヒメジ

Filed Under (未分類) by suisan on 29-12-2009

ホウライヒメジ(スズキ目ヒメジ科ウミヒゴイ属)宮崎県産、盛岡水産。

南日本からインド洋まで分布。

岩礁域やサンゴ礁域の藻場やその周りに生息する。単独もしくは小規模の群れで行動する。

食性は肉食で多毛類や甲殻類を食べる。40cmぐらいの大きさになる。

盛岡ではあまりなじみの無い魚でほとんど名前が分からない。

特徴はコイのように大きく硬い鱗とアゴの下のヒゲ、それと尾鰭の付け根にある斑紋。

   

写真はホウライヒメジと思っているが、オキナヒメジなるまったく似ている魚のいるようだ。

尾の斑紋の位置で見分けるようだが・・・・。

ヒメジ科の特徴のアゴの下のヒゲは独特の細胞を持ち、砂地すれすれに泳ぎながら砂の中に隠れている餌を感知することが出来るすばらしいヒゲのようだ。

このヒゲのためヒメジの仲間で「オジサン」とか「お爺さん」などの地方名を持っている魚がいる。

又、ヒメジは赤い魚の意味があるようで、「姫魚」「緋女魚」などの漢字が用いられる。でも、赤い色のヒメジばかりではない。

食べ方は鮮度が良ければ刺身。その他にはムニエルや天ぷらなど。

刺身は皮目に旨みがあるので霜皮造りが良い。

天ぷらとかムニエルなどが合う、ということは身自体にはそれほどの脂はないかも。他には中華の蒸し物にも良いと、される。

繁忙期始まる

Filed Under (未分類) by suisan on 28-12-2009

年末といえども昨日は・・・・。

今日から本格的に繁忙期に入る。

写真は中卸通路。荷物で通路が狭くなっている。

台車が一台通ればよい方。すれ違いに窮屈。普段は広すぎる通路なのに。

日に日に通路が狭くなり30日は悲惨な状態になる。いや、なってくれなければいけない。

 

盛岡水産に宮崎産の11.7kgと10.7kgの「ムツ」が入荷。

刺身でも煮ても、焼いても美味しい魚。

1本は市内の老舗某魚屋さんが購入。もう1本は秋田の温泉旅館さんに購入してもらった。

 

もう一点は「ホンメヌケ」千葉県産。2.8kg盛岡水産。

どちらも鮮度抜群。美味しそうであるが、試食は出来るサイズ、単価ではない。

昨日と今日と手抜きブログで支離滅裂な文章で「すみません!」

お節料理の材料

Filed Under (未分類) by suisan on 27-12-2009

お正月用のお節料理の材料が続々と納品されてゆく。

写真は紅白の「小袖カマボコ」と「の巻き」、そして黒豆を煮た「ぶどう豆」。

   

お節料理は現在ではお正月の料理となっているが、「年迎えの膳」として大晦日に食べる料理で有ったと聞く。

やがて正月料理になる。

正月に「神様をお迎えしての新年、台所を騒がしてはいけない」と考えられ、煮炊きして保存のきく料理を作り置きし、女性を3日間家事から開放する目的もあった。とのこと。

昔は手作りの代名詞でもあったが、今はデパートでも売っている。ホテル、料亭などでも販売している。

その材料も料理人が手作りもあれば、出来合いもある。

例として以前紹介した黒豆を炊く料理人と、写真のような煮ているぶどう豆をつかう料理人とがいる。

田作りもそうである。どちらがよいのかは分からない。

写真の紅白の小袖カマボコは通常の小板より小さく、お重に並んだ姿がとても可愛い。

神饌の赤米と白米を連想させた祝儀用の物である。

の巻きは通常、伊達巻と使うようだが、品を考えれば「納巻き」の方が小袖カマボコと合う。

伊達巻は豪華さと書物の巻物に似ていることから、知恵が増えることを願う縁起物とのことである。

お節料理の一部でした。

Filed Under (未分類) by suisan on 26-12-2009

どうしたのか?年末とはいえ土曜日なのに、買出し人が少ない。(7時31分)

  

岩手魚類側から見た元卸売り場。左が鮮魚関係、右が加工品売り場。

当然、仲卸売り場も閑散としている。「どうしたのだろう?」同業者との第一声。

気ばかり焦る。明日は日曜日だが営業日。忙しくなるのだろうか?

 

話は全然違うが、マダラの白子が美味しそうだ!

一時、高騰したが今は落ち着いている。このまま推移してくれるのだろうか?

タラバガニ

Filed Under (未分類) by suisan on 25-12-2009

岩手魚類に北海道産大型の「タラバガニ」が入荷した。

甲幅が20数センチ、重さだ5.1kg。堂々たる物である。

以前にも紹介したが、十脚目タラバガニ科タラバガニ属でカニとは言うがヤドカリの仲間である。

その証拠に、カニは横方向に移動するがタラバガニは縦方向にも移動できる。

似ている「アブラガニ」との簡単な見分けはタラバガニの頭部の棘は6ヶ。アブラガニは普通4ヶ。

ただ、この時期当たり前の事だがのタラバガニは高い。まして活。

市場流通でも3万円以上する。小売で売られるには何万円になるのだろう?

購入したかったが横目で見て通りすぎた。

 

その隣にも入荷していたが婚姻色の「アイナメ」。写真は盛岡水産入荷。青森県産。

産卵時期になれば写真のように黄色に変化し、縄張りを持つ不思議な魚。

メスが産卵した卵を守る習性があるが、何より大好きな食べ物が卵だと言う。(他の縄張りのもの)

昔の漁師さんは婚姻色のアイナメを捕獲しなかった。なぜなら雄がいなくなれば、卵を守る魚がいなり、他の魚に食べられるか、窪みに産卵したので酸欠などで卵がしんでしまうからだ、と聞いたことがある。

最近、人間の世界では親が子を、子が親を、などと悲惨な事柄が多い。その点アイナメの雄はリッパである。

新巻鮭

Filed Under (未分類) by suisan on 24-12-2009

今年も来た「真っ黒い新巻鮭」

シロサケが産卵のため、川に遡上最中か、河口で漁獲された鮭。腹には婚姻色、全体に黒い。

写真は2尾ともメスで身が薄い。

でも、昔からの「新巻鮭」なのだろう。年配者が購入する。

私が”オヤジ”にお歳暮で配達した「メジカ」。

同じ新巻鮭なら絶対こちらのほうが美味しいはず!

でも、山育ちの”オヤジ”はもしやこちらの黒い新巻が欲しかったのではないか?

なんて考えたりしている。生まれ育った時の習慣は幾つになっても忘れることがないのだろう。

値段から言ってもメジカのほうが4倍以上。19.5kgに4尾約5kgほど。

美味しく食べてくれたかな?

ヒメダイ

Filed Under (未分類) by suisan on 22-12-2009

昨日紹介したハマダイやハチジョウアカムツとともに盛岡にやってきた「ヒメダイ」

関東も含め我々も「オゴダイ」と呼んでいる。ズキ目フエダイ科ヒメダイ属、東京・小笠原産。

卸してみた。

白身と血合い部分が調和が取れ、見た目でも美味しそうに見える。

食べてみても、クセもなく白身特有のあっさり感と、旨みもある。

旬は春から夏。旬から大きく外れているがこれだけ旨ければ旬の時期はさぞ脂がのって美味しいのだろう。

焼きでの予想はバサ付く恐れがあるので、ムニエルなど油を使う料理のほうが合いそうだ。

20~30年ほど前は鮮度維持が出来なく、当然、刺身用の魚ではなかったと思う。

流通の発達とともにこうして刺身で食べれる。

昨日、購入してくれた星川魚店さんが「鮮度抜群でした」と言ってくれた。

うれしい!

オナガとアカムツ

Filed Under (未分類) by suisan on 21-12-2009

昨日、築地から届いた魚、オナガ(本名ハマダイ)とアカムツ(本名ハチジョウアカムツ)。

どちらも以前紹介している。東京・小笠原産。

姿をじっくり見なくては違いが分からない。

色はどちらも赤いが、ハチジョウアカムツのほうが幾らかオレンジ色かな?

はっきりした違いは尾である。

ハマダイは通称「尾長(オナガ)」といわれ、尾が長い(尾の上方)。

ハチジョウアカムツの尾の下方は白い縁取りがされている。

  

どちらも伊豆七島や小笠原などに棲息しているスズキ目フエダイ科ハマダイ属の魚である。

身は白身で刺身などでも結構旨い。脂もある魚である。

そのほかにメイチやオゴダイが(どちらも小笠原産)送られてきていた。

死んでいるが、暖かい小笠原から厳寒の盛岡着は寒さが身にしみるだろう。

冬本番

Filed Under (未分類) by suisan on 19-12-2009

今日の盛岡の気温は氷点下10度を下回り、冬本番。

写真のように岩手山も寒そうに雲の帽子をかぶっている。

昨夜からの降雪も10cmほど。「寒い、寒い」の連発。これからは日々、この言葉から会話が始まる。

下の写真は昨日撮影の「アワビ」の箱のステッカー。

アワビの密猟を防ぐための処置なのだろう。

「アワビ買いませんか」と電話が入る事がある。これは・・・?。

「私ども市場の仲卸です。元卸に連絡してください」と答えると、すぐ切れる。

年を越えるため彼等も必死なのか?

 

今日は綺麗なメヌケとマツカワが目を引いた。どちらも青森県産。

  

すでに紹介済であるので控えるが、美味しそうな顔をしている。

ads
ads
ads
ads