岩手山

Filed Under (未分類) by suisan on 31-08-2009

今日は弊社、決算日である。ブロブも手抜きの総決算「岩手山」。手抜きとは言え一年間温めた傑作です。(自賛)

岩手山(いわてさん)標高2,038m。岩手県最高峰のお山である。

別名巌鷲山(ガンジュサン)、南部片富士とも呼ばれている。

春の雪解けの形が、飛来する鷲の形に見えることから巌鷲山と呼ばれる。

本来「いわわしやま」と呼ばれていたものが、「いわてやま」と転訛したとも言われる。

(全て市場の駐車場から)

↓ 昨年9月30日8:15撮影 2度目の冠雪後。あと1ヶ月もすればお山には雪が降る。

↓ 同じく昨年12月2日7:03撮影 朝焼けがきれいだ。

↓ 2009年1月29日9:35撮影 厳寒の朝。

↓ 2009年4月18日午後4:53撮影 翌日は大荒れの天気となった。頂上に鷲が飛来したように雪解けが進んでいる。

↓ 2009年5月26日7:17撮影 だいぶ雪が解けている。

↓ 2009年6月12日7:58撮影 6月末頃まで残雪が見える。

7月、8月は昨年も撮影がない。梅雨で晴れ間が少なく、晴れてもモヤがかかって写りが悪い。

寒い冬の朝が綺麗な写真が撮れる。

明日から心機一転、仕事にブログと頑張る。

サンマの箱

Filed Under (未分類) by suisan on 29-08-2009

手抜きブログではないが市場の中を歩いているといろいろなサンマの箱(発泡)が見られる。

思い思いに趣向を凝らし、又、より鮮度、選別に磨きをかけている様子が見えるようだ。

下の写真は三陸のシンプルな箱。

  

丸いタルに入れた「佐々幸さん」に角箱であるがカラフルなシールの大船渡に「大力さん」。

  

下は北海道の一般的な「マルヒロさん」に「厚岸マルスイさん」

  

同じく北海道の「船上沖詰」と「一本立ち」

  

最後は硬度抜群の「大黒サンマ・活〆」と「金サンマ」

  

やはり北海道の荷主の方が工夫を凝らしているように見える。

焼いて食べるのならサンマはサンマ。でも刺身となると硬度が選ぶ決め手ともなる。

確かに「大黒サンマ」や「金サンマ」は手にとって見れば違いがわかる。(「一本立ち」は手に触れてみなかった)

なんと言っても今年はサンマが豊漁。格安!このまま行けば必ず「規制」がかかり入荷量を制限するようになりかねない。

皆で青魚パワーあふれるサンマを食べよう!

鮮度抜群

Filed Under (未分類) by suisan on 28-08-2009

常に「何か珍しい魚、入荷ないか?」と、考えて市場の中を見て回っている。

1年半以上、ブログにて魚類を紹介してきたのでネタが乏しくなってきている。

珍しいものと思い紹介すれば、特殊な魚(グロテスク)になってしまう。そんなことを考え歩きまわっている。

今日、入荷した魚は鮮度のよいものが多かった。

サンマ、カツオはもとより多くの魚が元気に競合にかけられていた。ただし、みんな紹介済である。悔しい。

写真だけも再紹介しよう。

   

左、アブラメ、大船渡産。岩手魚類入荷。右、モロトゲアカエビ、秋田県産、盛岡水産。

   

アマダイ、秋田県産。ホウボウ、福島県産。盛岡水産入荷。

特に目を引いたのが高知県産キンメダイ、盛岡水産入荷。目の輝き、これを見れば「キンメ」の由来がわかる気がする。

他にスルメイカやアナゴ、イナダなど鮮度抜群の食材が見えた。

「珍味も紹介したら」といわれるが、鮮度抜群の魚類を見ているとその気になれない。

たびたび手抜きブロをすると思うが我慢してください。

(写真をクリックすると迫力のある映像が楽しめます)

ワタリガニ(ガザミ)

Filed Under (未分類) by suisan on 27-08-2009

8月13日「我社のペット」で紹介したワタリガニを紹介しましょう。

ワタリガニ、標準和名ガザミ(甲殻類十脚目短尾下目ガザミ科ガザミ属)青森県産、盛岡水産入荷。

  

左がメス、右がオス。通称フンドシ部分(腹節)の丸みがある方がメス、細いのがオス。

北海道から台湾にかけて分布。波が穏やかな湾内の、水深30mほどまでの砂泥底に棲息。

海藻なども食べるが、食性は肉食性が強く、小魚、ゴカイ、貝類など、いろいろな小動物を食べる。

敵はサメやエイ、タコなど。

写真を見ればわかるが、甲羅は横長の6角形をしていて、前面にはギザギザな棘が並び、左右は大きな棘が突き出ている。

鋏脚は頑丈で挟む力が強い。第2脚から4脚までは普通のカニ足であるが、第5脚は脚先が平らで「遊泳脚」となっていて、天敵などが近づけば泳いで逃げる。

鋏脚や他の脚は青みがかったり、水玉模様となっている。これは敵や獲物の目を欺く保護色となっている。

産卵期は春から夏、年2回産卵し春に生まれた卵は1番子、夏は2番子。2番子のほうが少ない。

交尾期は夏から秋、脱皮後に交尾し、メスは深場に移り冬眠。晩春に産卵する。

料理は茹でカニ、蒸し、味噌汁など。生きたガザミを熱湯に入れれば苦しさのあまり脚がバラバラになるので、水から入れるか、輪ゴムなどで固定したから料理してください。

旬は秋、身とカニ味噌、内子など食べる。身は絹のように滑らかで上品な旨みがある。

「我社のペット」のワタリガニ、水槽に手を入れれば鋏を上げ威嚇する。一人挟まれた者が出てきたので「お嫁」に出した。

味噌や内子も絶品。毛ガニやズワイガニなどより格安で、味は旨い。

ダツ

Filed Under (未分類) by suisan on 25-08-2009

ダツ(ダツ目ダツ科ダツ属)岩手県山田産、岩手魚類入荷。

全世界の熱帯・温帯域に10属・32種が知られ、日本には4属・8種が分布。

日本のダツ類は浅い海に生息するものばかりだが、日本以外の熱帯域には汽水や淡水域に生息する種類もいる。

日本近海では北海道から九州までの各地、朝鮮半島、中国沿岸の棲息する。

ダツ目にはサヨリやサンマ、トビウオがいる。ダツもサヨリやサンマと同じように細長い体である。

   

又、沿岸域の水面に近い所に群れをなして生活する。

全長1mぐらいで、産卵期は初夏、海藻など生い茂った所で行われ、食性は肉食性で小魚やゴカイ類、甲殻類なども食べる。

骨は青緑色しており気持ち悪がられる。そのため一般には食用とされていなかった。

(口の写真を見ればわかるように歯も青緑色である)

身は半透明の白色、美味しいとまでは言わないが、脂肪の少ない白身で、刺身にするととても綺麗だ。

他には唐揚げ、塩焼きなどいろいろな料理に使える。

非常に危険な魚として有名で、捕食の際、小魚の鱗に反射した光に反応する。夜、ライトをつけ潜水するとダツが突進せて来る。時には人体に刺さり死傷する事故が起きる。

刺さったまま回転するので傷口が大きくなり、刺さったからといって抜くと出血多量になるので、抜かずに病院に行ったほうが良い。

沖縄の漁師は「ダツはサメより怖い」と言うそうだ。

秋の装い

Filed Under (未分類) by suisan on 24-08-2009

「花巻東、感動有難う」

8月23日甲子園で行われた「全国高等学校野球選手権大会準決勝」において岩手県代表花巻東は愛知県代表中京大中京に11対1で破れ、祈願の優勝旗を持ち帰ることができなかった。

やはりエース菊地雄星の怪我は深刻で、先発は2年生吉田投手。雄星はピンチで交代したがわずか11球でマウンドを去った。

敗れて泣き崩れるエースを抱きかかえるチーム全員に感動を感じた。

誰一人として「甲子園の砂」を持ち帰ろうとせず、甲子園の土よりかけがえのない「チームの絆」を取得した彼等に拍手を送り、そして「胸を張って岩手に帰って来い」とつぶやいた。

北国のハンディをものともせず、岩手の選手だけでもこれだけの成績を残せる。と、後輩への道しるべとなった花巻東、有難う。心からありがとう。

決勝は初となる新潟県代表「日本文理」と7度目の優勝を狙う愛知県代表「中京大中京」。

(アメリカで閲覧してくれてる方へのメッセージです)

今日は「秋の装い」?

8月22日(土)に撮影した北海道産「秋サケ(シロサケ)」鮮度抜群!顔や背中がまだ青光している。

   

今日撮影の「鮭の白子」と「生筋子」生筋子は北海道産、白子は宮古産。

 

丸々と太った北海道産「秋刀魚」と岩手県岩手町産「マツタケ」。

   

秋に向かって進行中。

ただ、鰹だけは「戻り鰹」になれないでいる。(入荷不安定、入荷不良)

高校野球が中心で「市場のブログ」が手抜きになってしまった。

カガミダイ

Filed Under (未分類) by suisan on 22-08-2009

「や~まいった。すばらしい試合だった」「感動した」朝、一番市場での会話。

昨日、高校野球準々決勝花巻東対明豊(大分)戦、4回まで4対0で勝っていた花巻東、エースが故障でリタイヤ。

リリーフが8回には逆転され、万事休す!通常の高校野球はこれで終わる。が、9回に追いつき延長戦へ。

10回表、花巻東1点リード。「もう一度投げさせてくれ」 リタイヤしたエースが伝令係として活躍。

見事、7対6で勝利。岩手の高校野球がこんな感動的な勝利ができるのか、と驚き。

ここまで来たら春の忘れ物「優勝」目指し頑張ってほしい。(花巻東は春の選抜大会では準優勝)

 

カガミダイ(マトウダイ目マトウダイ科カガミダイ属)岩手県・大船渡産。

岩手魚類に入荷の「魚入りあわせ」に小カンパやソウダカツオなどと共に小ぶりではあるがカガミダイが混ざっていた。

本来は福島県以南~太平洋の暖海域に分布している。(三陸ではあまり見えないのでは?)

体型は「マトウダイ」に似ているが体側に明瞭な黒斑がない。幼魚には黒斑が散在するが成魚になれば消える。

マトウダイの顔はデコッパチなのにカガミダイはへこんでいる。

(左下は昨年10月23日撮影のマトウダイ。右下はカガミダイの顔)

  

背びれの付け根の棘はどちらにもある。背びれの延長と尻びれは細いくかよわそうだがつながっている。

   

味はマトウダイに比べればマズイと言われるが、どの資料にも「そん色ない」とある。(価格はマトウダイより格安)

刺身は透明感があり見栄えがするが、旨みにおいてちょっと足りない。これを補うのが「肝」。

肝を包丁でたたき肝醤油を作り、付けて食べれば旨さが増す。(鮮度の良さが大切)

他にはムニエルやフライなど油を使う料理に合う。

マツダイ

Filed Under (未分類) by suisan on 21-08-2009

昨日、「岩手県宮古港に今年初めてのサンマ大型船が入港」と岩手日報夕刊に掲載されていた。

そして岩手魚類に入荷。発泡スチロールの丸い箱や四角い箱、4kg・8kg入りと入荷した。

何故?盛岡水産には入荷しなかったのか?

今日は「マツダイ」(スズキ目マツダイ科マツダイ属)岩手県・久慈産、盛岡水産入荷。

南日本、太平洋、インド洋など温・熱帯海域に分布。外洋のやや深いところに棲息する。

幼魚は流れ藻につき、枯葉に似た擬態で身を守る。

どちらかと言えば南方系の魚だが、この時期、黒潮とともに流れ藻にかくれ北上するのだろう、入荷が増える。

顔は体の割りに小さく、受け口、尾びれは丸みをおび、背びれの後ろの方と尻びれは長い。

  

コケが大きく硬いが卸してみればきれいな白身。血合いが赤く刺身に映える色である。

そして体の醜さ?に比べ意外に旨い。刺身意外は塩焼きやムニエルなど。

出世魚

Filed Under (未分類) by suisan on 20-08-2009

今日は出世魚。盛岡水産にブリを除く各サイズが入荷していたので写真で紹介しよう。

(地方で呼び名が違うが、下記は関東での呼び名である)

ワカシ→約1歳魚。20cm前後、約0.5kg。(三陸ではこれより小さいものをショッコと呼ぶ)

イナダ→約2歳魚。3~40cm、2kg前後。

ワラサ→約3歳魚。60cm、4kg前後。

ブリ→4~5歳魚。90cm以上、8kg以上。(2008年12月24日撮影、富山・氷見のブリ)

最大で1.5m、15kgぐらいまで成長するのもいる。

ブリは温帯性の回遊魚。日本各地、朝鮮半島から東シナ海に分布。

夏には暖流(黒潮)にのり北上、北海道周辺まで行き、寒くなると南下する。どうやら水温14~15度ぐらいを好むようだ。

関西や山陰では「ハマチ」の呼び名もあるが、ブリの養殖をハマチと呼ぶこともある。

他の出世魚にはスズキ←フッコ←セイゴ。トド←ボラ←イナ←オボコ。などがある。

メアジ

Filed Under (未分類) by suisan on 19-08-2009

昨日、岩手魚類に入荷の大船渡産「魚の入り合わせ」にメアジが混ざっていた。

メアジは千葉県以南に棲息と、資料にはあるが、三陸でも獲れるか疑問だった。

   

写真を見てもらいたい。左はメアジ、右はマアジ(大分県産)。

目の大きさが違う。

メアジなら旬は秋から冬。刺身が絶品。ただ血合いが多いのが難点。

  

その他の料理はナメロウ(味噌を入れたたく)やフライなど。

いろいろ資料を見ていると量が少なく、魚の入りあわせに混じることが多いようだ。

が、最近は南日本での漁獲量が多くなってきている、との事。

マアジは北海道から東シナ海まで生息し、日本に最も馴染みの深い魚である。

水深2mぐらいから150mぐらいまで幅広く棲息し、旬も春から晩秋まで。今が非常に美味しい時期である。

刺身やいろいろな料理に使われ、一般家庭にも深く入り込んで入る。

いまさら紹介することでもないようだ。

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