昨日の甲子園「夏の全国高等学校野球選手権大会」2回戦、岩手県代表花巻東高校が神奈川県代表横浜隼人に勝ちベスト16入りした。(花巻東は春の選抜甲子園で準優勝したチーム)
花巻東の佐々木監督は過去においての抽選会で「岩手県代表と対戦するクジを引いたチームは喜んで拍手をした。何とか青ざめるようなチームを造りたかった」と話、実現した。
見事、春の決勝戦で敗れた長崎代表(清峰ではなかったが)を破り、「神奈川を制す者全国を制す」とまで言われた神奈川代表を退けた。
岩手の高校スポーツはサッカーの盛岡商業全国制覇と野球の花巻東の活躍で一躍、脚光を浴びている。すばらしい!
市場のブログに戻ろう。
昨日は冒頭、「悲惨な写真」を掲載したが、下の写真は今日の田清水産の売り場。品数が多くなってきた。
今日は「カンパチとメダイ」
写真を写しているとき「こんなありふれたもの撮って何するの」と言われた。
確かにブログで紹介済の魚である。
カンパチ(スズキ目アジ科ブリ属)岩手県大船渡産、岩手魚類入荷。
カンパチは出世魚。地方により呼び方が違うが、千葉県などでは写真のカンパチを「シオッコ(汐っ子)」と呼ぶ。
今時期になると三陸でも獲れる。この辺だと「小カンパ」。
正面から顔を見れば、左右の体側にある黄色い線が「八」に見えるから「間八」と呼ばれる。(東京など)
大きくなれば1.8m、体重60kgにもなる魚で、日本からハワイ沿岸までの太平洋北西部及び日本海の水深200mまでに棲息。
温帯域の回遊魚で、稚魚は春から夏に日本列島を北上、初冬から春に南下する。(日本近海で獲れた物は)
食性は稚魚が動物性プランクトン、成長に伴いイカナゴやマイワシ、マアジやイカ類、甲殻類、タコなどを食べる。
小さくてもカンパチは味は良い。身がしっかりして歯ざわりも良い。幼魚でもそこそこの脂もある。
ブリなどは小さいとあまり美味しくないのにカンパチは違う。
こちらも小さいメダイ(スズキ目イボダイ科)岩手県宮古産、岩手魚類入荷。
この時期に流れ藻に隠れ北上してきたのだろう。
1歳で30cm、2歳で40cm。写真は1歳ぐらいかな?
大きいのも、しかも九州や山口、島根、鳥取など物は美味しいが、太平洋側は多少味が劣る。
ましてこのサイズだと、小カンパと違い美味しくない(身に水分が多いのかな)
私にとって「夏」のイメージの幼魚たちである。