イワガキと三っ割子ども会

Filed Under (未分類) by suisan on 31-07-2009

どうしてもこの時期、イワガキに目が行く。

今日は秋田県象潟産、盛岡水産入荷。

海のミルクと呼ばれ、たんぱく質、鉄分、カリウムなどの無機質、各種ビタミン類が豊富。

特に象潟のカキは「鳥海山の伏流水で育ったカキはミネラル豊富」と言われている。

勿論、写真のように丸々と太った身は格別に旨い。

以前はイワガキは日本海の特産と思っていたが、今は太平洋側でも三陸や鹿島灘、静岡、愛知、和歌山近辺、四国、九州と広がっている。(養殖も含め)

その分「夏の味覚」が定着してきた。

深さ5m~15m位の海で手作業ではぎとる天然のイワガキは実に旨い。

でもよく漁師さんは岩とイワガキを見分けれるものだと思う。ただの岩しか見えないものもある。

尚且つ、これを剥くのも大変。どこが上蓋と下蓋の境か見分けが付かない。(養殖はわかりやすい)

  

剥いてしまえば後は流水で流し、レモン汁などかけ一口にほおばる。

(流水で流すと風味が薄れると言う人もいるがやはり淡水で洗うのが正しいと思う)

口の中に旨みと甘み、そして独特の渋み?が広がる。

最近はノロウイルスのために生食が敬遠されがちなイワガキでもある。

私は生食、大好きなので食べるが、心配な人は焼きカキ、ちょっと贅沢にカキフライなど熱を通す食い方をお勧めする。(当然、写真のムキカキは私の胃袋中に・・・)

なぜか私はイワガキを剥くのが得意。以前、営業担当をしていた頃、献立に入れてもらい毎日、毎日イワガキを剥いたのが効を奏している。(自慢)

 

今日は私の母校、仁王小学校の三っ割子ども会が「体感ツアー」に参加。

シュモクザメを見てびっくり!でも、子供達よりお母さん方が興奮して写真を取りまくっていた。

田清魚店、紫波ロッキー店が購入してくれた。

明日の「体感ツアー」の目玉商品、何か面白いもの入荷ないかな~!

シュモクザメ

Filed Under (未分類) by suisan on 30-07-2009

岩手魚類にシュモクザメが姿のまま入荷。水本係長「子供達に見せてあげたい」。

顔に似合わず優しい反面を見た気がした。

(やさしい?後姿の水本係長)

「それなら子供達が通る田清水産に陳列する」と購入、陳列。

子供達より先、大人でも(市場関係者)あまり目にしないシュモクザメに人が集まった。

シュモクザメ(メジロザメ目シュモクザメ科シュモクザメ属)岩手県大船渡産。

世界の温帯熱帯に棲息。日本では北海道までの全国にいる。

体長4mを超える大型のサメで肉食である。魚、サメ、甲殻類の他にアカエイを好んで食べる。

エイの尾の棘には毒があるのだが気にならないようで、口の周りにエイの尾の棘が刺さったままの物もいるとの事。

サメでも独特の形をしていて、頭が左右に張り出し、その先に目が付いている。

  

比較的獰猛との事で人を襲った記録もある。が、イタチザメやオオメジロザメのように積極的には襲いはしない。

ものすごい歯である。やはり内側に向いている。小鯛など口に入れてみたが抜くとき注意しないとキズがつく。

尾は鋭く尖り瞬発力が強そう。

6時少し前、「親子体感ツアー」の子供達が通る。そして群がる。

実物を初めて見た子供達はビックリしたに違いない。今日の見学者はラッキーである。

子供達が帰ったあと、明日のために早々氷の中にしまった。

2日もすれば臭いが出るかも知れない。当然売り物にならなくなるが「地域貢献のひとつ」とあきらめよう。

オオモンハタ

Filed Under (未分類) by suisan on 29-07-2009

昨日に続き「ハタ」。今日は「オオモンハタ」(スズキ目ハタ科マハタ属)熊本県産、岩手魚類入荷。

ホウセキハタ?と思い見ていると岩手魚類、水本係長が「オオモンハタ」と教えてくれた。

オオモンハタは南日本以南、インド洋までに分布。

主に沿岸浅場の10mから30mぐらいの岩礁域に棲息。食性は動物性で小魚類や甲殻類を食べている。

キジハタやホウセキハタと混同されて入荷することが多い。

ホウセキハタは尾が黒っぽいのに対しオオモンハタの尾は斑紋が続き、縁が白っぽいのが特徴。

値段は昨日のユカタハタやアカハタなどより高い。

漢字「大紋羽太」キジハタなどより斑紋が大きい。

味はマハタなどと同じように旨い。硬めでしっかりとした白身である。

刺身の他は鍋物、塩焼き。

あしたは何も無ければ「ホウキハタ」かな?

ユカタハタ

Filed Under (未分類) by suisan on 28-07-2009

築地より東京・小笠原産のハタ3種とオナガが送られてきた。

今日はその中から「ユカタハタ」。

スズキ目ハタ科ユカタハタ属。見た目は赤い体色に青色斑紋があり、見るからに南洋の魚。

中部日本以南、インド洋、太平洋域の水のきれいな外洋域を好み、水深2mから150mのサンゴ焦外縁に住む。

小魚、エビ・カニ類を食べる。最大で40cmぐらいとハタの仲間ではさほど大きくはない。

1尾のオスが2から12尾のメスを支配してハーレムを作る魚である。

あまりにもあざやかな色彩であるが、ハタはハタ。透明感のある白身で、身もしっかりして歯ごたえもある。

皮下に脂身や旨みがあるので、刺身は霜皮造りがより旨みを引き立てる。

他には蒸し魚やムニエル。皮目をオリーブオイルでこんがり焼けば風味も出て美味しい。

クルマエビとシマソイ

Filed Under (未分類) by suisan on 27-07-2009

盛岡水産に山形県産クルマエビが入荷。

約120gの大型。旨そう!背開きにして「鬼瓦焼き」

きれいなブルーの尾。

エビの養殖はクルマエビから始まったと言う。

小さいもの(20g以下)「サイマキ」、25gから40gを「マキ」、100gを超えると「大車」。

天ぷらや寿司種などはマキぐらいまでが美味しいとされ、大きくなればやはり塩焼きやフライなどが旨い。

 

やはり盛岡水産だが、岩手県洋野町からシマソイの約25cmが入荷。

シマソイは30cmぐらいにまで成長するそうだが、今までは15cmぐらいの小物。食べにくい。このサイズなら塩焼き、煮付け、刺身も良い。

   

刺身は皮目を焼き、皮をつけたままの刺身が最高。

常にこのサイズ以上が流通すればよいのだが。

ごつごつした頭である。棘もあるので注意。

市場体感ツアー

Filed Under (未分類) by suisan on 25-07-2009

今日のブログは「ピチピチした若魚」

盛岡の小学校は夏休みに入り、今年も「親子でめぐる市場体感ツアー」が始まった。

今日は初日、32名の親子が参加。

写真、暗くて子供達の顔がよく見えないのが残念。

田清水産の脇を通り、競り場へ。

中で市役所職員から魚の説明を受ける子供達。

熱心にメモをとる子。

今年は59団体376名が体感ツアーに参加。

5:00に集合、6:00水産物競り見学、6:50青果卸売り場移動、7:30朝食、8:00解散。

このような予定で行動する。

良い夏休みの思い出になればいいな。

今日はあいにくの雨。朝早くご苦労様!

ウミタナゴ

Filed Under (未分類) by suisan on 24-07-2009

ウミタナゴ(スズキ目ウミタナゴ科ウミタナゴ属)岩手県大槌産、盛岡水産。

ウミタナゴは以前にも紹介したとは思うが、大きなお腹から稚魚が体がはみ出している光景が、新鮮味を覚えた。

それにしても大きいお腹。この中に何匹入っているのだろう。

私のお腹より大きい(万年8ヶ月の私のお腹)

15cmある私持参の物差しが小さく見える。

稚魚は当初は体半分程出ていただけなのが、写真を採っているうちにこれだけ出てきた。

稚魚とは言え4・5cmほどある。

常々、青に近い色と赤に近い色のタナゴがいて、気になって調べているところである。

(マタナゴ・アカタナゴ)

近々、発表できると思う。乞うご期待を!

トキサケ

Filed Under (未分類) by suisan on 23-07-2009

盛岡水産に北海道釧路産の6.6kgのトキサケが入荷。

トキサケ?シロサケ(アキサケ)?

秋ではないのでやはり「トキシラズ」が妥当か?

  

白子がこれだけ大きくなれば「アキサケ」?難しい。

箱には「丸サケ」とのみ記入。

 

こんなサンマも見られた。2kg8尾、一尾250gすばらしいサンマである。

スーパーなどで特売するサイズのサンマがあれば、どれだけ大きいかわかるのに残念。

確実に「秋」は近づいている。

アザハタ

Filed Under (未分類) by suisan on 22-07-2009

天候不順で魚の入荷が少ない。その中、盛岡水産に鮮度抜群の赤い魚が見えた。

箱には「本」とだけ記入してあった。

「魚図鑑」など調べ「アザハタ」ではないか?と思い写真掲載した。

アザハタ(スズキ目ハタ科ユカタハタ属)宮崎県産。

南日本、インド・太平洋域のやや深めのサンゴ域に棲息。

全長50cmぐらいに成長する。

あまり詳しくはわからないが、ハタの仲間ではあまり高くはないようだ。

でも、ハタの仲間。きれいな白身と食感が旨さを引き立てる。刺身はきれいな血合いと白身の色が食欲を誘う。

他にはムニエルや蒸し物がお勧め。

ムニエルは皮付きをオリーブオイルでゆっくり、こんがり焼くのがコツと言う。

   

きれいな赤(橙色)。大きくなればなるほど赤みが増すと言う。

ハナサキガニ

Filed Under (未分類) by suisan on 21-07-2009

ハナサキガニ(甲殻類十脚目タラバガニ科タラバガニ属)7月15日撮影、北海道産、盛岡水産入荷。

千島列島、サハリン、シベリア沿岸、オホーツク海、カムチャッカ半島、ベーリング海に分布。

北海道周辺ではえりも岬から納沙布岬にかけての太平洋側と根室半島北側のオホーツク海に分布。

比較的沿岸近くの浅瀬に生息。

かに型ではあるがタラバガニと同様「ヤドカリ類」に属する。

胃袋からは昆布類などの海藻類を中心に、貝類、甲殻類、フジツボ、雲丹、ヒトデ、ナマコ類などさまざまなものが見つかり、生息場所により何でもエサとしている。

産卵は6月から7月。産卵が近づくとつがいになったオスはメスのはさみの付け根を押さえ、産卵するまで向かいあって待つ。

メスは脱皮するとすぐ産卵。オスは生殖行動後脱皮する。

根室市花咲半島周辺でたくさん獲れたため「花咲ガニ」の名が付いたとも言われ、又、熱を通すと真っ赤になり花が咲いたようになることから命名されたとの説もある。

料理は茹でる、味噌汁が主。地元では鉄砲汁と呼ばれ、ハナサキガニのぶつ切りを味噌汁にする。絶品。

通常は茹でガニにする。殻が固く剥くのに苦労するが食べればその苦労も忘れる旨さ。ちょっとクセがあるかな?

でも美味しい。

タラバガ二より胸?の部分が小さい。

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