ハナサキガニ(甲殻類十脚目タラバガニ科タラバガニ属)7月15日撮影、北海道産、盛岡水産入荷。
千島列島、サハリン、シベリア沿岸、オホーツク海、カムチャッカ半島、ベーリング海に分布。
北海道周辺ではえりも岬から納沙布岬にかけての太平洋側と根室半島北側のオホーツク海に分布。
比較的沿岸近くの浅瀬に生息。
かに型ではあるがタラバガニと同様「ヤドカリ類」に属する。
胃袋からは昆布類などの海藻類を中心に、貝類、甲殻類、フジツボ、雲丹、ヒトデ、ナマコ類などさまざまなものが見つかり、生息場所により何でもエサとしている。
産卵は6月から7月。産卵が近づくとつがいになったオスはメスのはさみの付け根を押さえ、産卵するまで向かいあって待つ。
メスは脱皮するとすぐ産卵。オスは生殖行動後脱皮する。
根室市花咲半島周辺でたくさん獲れたため「花咲ガニ」の名が付いたとも言われ、又、熱を通すと真っ赤になり花が咲いたようになることから命名されたとの説もある。
料理は茹でる、味噌汁が主。地元では鉄砲汁と呼ばれ、ハナサキガニのぶつ切りを味噌汁にする。絶品。
通常は茹でガニにする。殻が固く剥くのに苦労するが食べればその苦労も忘れる旨さ。ちょっとクセがあるかな?
でも美味しい。
タラバガ二より胸?の部分が小さい。