Filed Under (未分類) by suisan on 30-04-2009
エゾメバル(カサゴ目フサカサゴ科メバル属)青森県産、盛岡水産。

東北以北、北海道に多い。沿岸から水深100m位の岩礁帯や汽水域に生息。
小さな魚やエビ類、オキアミなど餌としている。
漢字で「蝦夷目張」。別名ガヤ、クロメバルなどといわれている。
卵胎生で交尾は秋。春には卵が大きくなり、初夏に仔魚を生む。
2歳で成熟、4歳で19cm位、最大でも25cmぐらいにしかならない。
料理は、近種のメバルより味は劣るが、煮物にすれば美味しい。
干物や塩焼きも旨い。刺身は?昆布締めなどにすると美味しくなる。
味噌汁も旨い。
北海道を除いてあまり流通することがないが、値段も格安。

真黒く見えるが右のように茶色にも見える。
Filed Under (未分類) by suisan on 28-04-2009
三陸沖が低気圧の影響で魚の入荷が少なく、めぼしい魚が見当たらず。
そんな中、盛岡水産に「オキブリ」の姿が見えた。
以前「FC2ブログ・田清水産の魚」で10月25日、28日紹介したしたが再度紹介しょう。

以前、紹介した時はものすごい脂で大変美味しそうに見えた(下の写真右)。
今回はごく普通のオキブリなのだろう。
オキブリ(本名ツムブリ、スズキ目アジ科ツムブリ属)千葉県産。
南日本や全世界の温帯、熱帯域に生息。最大で1mぐらい。
頭が丸いことから「ツムブリ」。黄緑や青みがかったラインが美しく、レインボーライナーやオキブリレインボーと呼ばれる。
良くスーパーなどで見かける「オキブリミリン」などはこの魚を使っているのだろう。
今回の魚なら・・・。
以前のオキブリなら刺身良し、焼き魚良しであったろうに。時期的なものなのか?

先週ぐらいから小さい「キンキン」が見えている。何でこんな小さい物を獲るのかと思う。
大きくなれば高値で取引されるのに、残念である。あげくに「開き」まで見えるようになった。(背開にして目まで取ってある)

Filed Under (未分類) by suisan on 27-04-2009
マコガレイとマガレイの違いを写真で紹介しょう。

左がマコガレイ。右マガレイ。マコガレイのほうが丸みがある。マコガレイは裏(白い部分)に黄色が尾にかけてある。

口はマコガレイはオチョボ口、マガレイのほうが尖っている。

側線はマコガレイのほうが緩やか、とあるが私には同じように見える。
生息地はマコガレイは大分県から北海道南部。マガレイは房総半島以北、やや北に生息している。
最近、見た感想ではマコガレイの方が身が厚く美味しそうに見える。
2月18日紹介した「アマダイ」であるが盛岡水産にすばらしいアマダイが入荷していたので写真を添えよう。福岡県産。


3尾で4.6kg、全長約45cm。立派な体格と鮮度である。勿論値段も・・・・。
刺身で食べてみたい!
Filed Under (未分類) by suisan on 25-04-2009
メダイ(スズキ目イボダイ亜目イボダイ科メダイ属)写真は千葉県産、盛岡水産。

北海道以南の各地に生息。市場でも年中見かける。
高知県や伊豆沖、鳥取、石川県などからも入荷がある。
でも寒い時期の長崎・対馬から入荷があぶらがのっているように思う。
旬は寒い時期から桜の咲く頃。
産卵期は冬。稚魚は流れ藻について生活し、成魚になれば120~150m位の深さの海底で生息する。
1年で約30cm、2年で40cm、4年で60cm程になる。最大で1m位。
「イボダイ科」なのでイボダイの写真も載せよう。(右がイボダイ)
料理は刺身、カルパッチョ、焼き物、煮物、フライ、ムニエルなど、なんにでも使える。
盛岡近辺では「刺身」に使われることが多いようだが、焼き物、煮物も旨い。特に幽庵焼き、西京焼きなど。
油の載った切り身に、酒、ミリン、醤油そして柚子などで風味をつけ、焦がさず焼き上げたら最高。
冷えても硬くならず、美味しく食べられる(熱いほうが勿論美味しい)。
小さいと水分が多くいのでできるだけ大きいほうがよいようだ。
Filed Under (未分類) by suisan on 24-04-2009
今日はマホッケ(カサゴ目アイナメ科ホッケ属)岩手県産、岩手魚類入荷。

今は北海道産、岩手県産が豊富に入荷がある。
加熱用であれば北海道産でもよいのだができるだけ鮮度のよいものを店並べしたいので岩手県山田産になった。
昔、不気味な魚とされ、食用とされてなかったが、北海道でニシンが急激に獲れなくなっため、ホッケの需要が急増。
今は居酒屋さんの定番メニューになるほど流通している。
対馬海峡以北の日本海、茨城県以北、オホーツク海まで分布。
水深100mぐらい前後と沿岸域を行き来して暮らす。大型になれば大陸棚付近に定着する魚もある。
産卵は北海道で9月から12月。産卵期にはオスは婚姻色になり縄張りを持ち、潮通しの良い岩礁域の窪みなどに産卵させ、その後はオスが卵を保護する習性ある。
漢字で「魚に花」と書くが、これは幼魚が青緑色をしていて、群れて泳ぐため、花に見えるためだと言う。
最大で50cmぐらいになる。
最近は大型のホッケが減少して代用にロシア近辺のキタノホッケが使われている。
キタノホッケは「シマホッケ」と言われのに対して写真は「マホッケ」と言われるようになった。
料理は鮮度が良ければ刺身が旨い。絶品。だが生食するとアニサキスの危険性がある。一度冷凍してからのほうがよいみたいだ。どうしても生食と言うなら自己責任において食べてください。
やはり人気は開いて干した「開きホッケ」。私は特大の「シマホッケ」の方が油がのり好きだが・・・。
鮮魚で入荷は煮魚が美味しい。そして格安。

姿、顔形から「アイナメ」と間違う。可愛い顔である。
Filed Under (未分類) by suisan on 23-04-2009
クロガシラガレイ(カレイ目カレイ科ツノガレイ属)北海道産、盛岡水産入荷。

以前、「クロガレイ」を紹介したが、まったく見た目では区別ができない。水揚げ市場でも混同して一緒に「クロガレイ」で出荷しているようだ。この話を聞き見えたら紹介しょうと思っていた。
今日、盛岡水産には「黒ガシラ」の名前で入荷したので違いを交え紹介しよう。(クロガレイも混ざっている)
クロガシラガレイは千島列島以南から南シナ海。本州北部以北、オホーツク南部。樺太、日本海大陸沿岸に生息。
ほとんどクロガレイと同じである。
産卵期は4月から6月。最大で50cmぐらいまで成長。
惣菜用のカレイで今の時期は子持ちで、安く、美味しい煮魚になる。
身は白身で絹のような感触をもっている。
他の料理は唐揚げ、塩焼き、ムニエルなど。
上の写真はクロガシラガレイの裏面。下はクロガレイの両面。見ただけでは違いがわからない。

尾を比べてみる。左がクロガシラガレイ。右がクロガレイ。

クロガシラガレイは尾の縁がシロっぽい。クロガレイはそのまま。
今まではクロガレイが多く入荷していたが、これからはクロガシラガレイの入荷が多くなる。初夏の魚?
Filed Under (未分類) by suisan on 21-04-2009
ハナフエダイ(スズキ目フエダイ科シマチビキ属)築地より、東京・小笠原産。


四国南部以南から中西部太平洋、東インド洋の暖海域に分布。
水深100m以深で小魚や小動物など食べて生息している。
最大で40cmほど。漢字では「花笛鯛」と書き、地方名は「ハナチビキ」「サクラダイ」「アマダイ」などがある。
料理は刺身、昆布締め、塩焼き、フライ、ムニエルなど。
刺身では、獲りたてのハナフエダイは好みもあるだろうが、アオダイやオナガダイより旨いと言う。
きれいな白身に甘みもある。昆布締めにすれば尚、旨さが加わる。
フエダイ科は大西洋、太平洋、インド洋の海域に120種ほど生息。フエダイ属、ハマダイ属、ヒメダイ属、アオダイ属などがある。
南の魚は色あざやかである。今日着で築地からは「オナガダイ」「オゴダイ」など一緒に送られてきた。

Filed Under (未分類) by suisan on 20-04-2009
アカホヤ(ホヤ網側性ホヤ目マボヤ科もしくはピウラ科)北海道産、岩手魚類入荷。

日本海北部、北海道、千島列島の沿岸からオホーツク海、ベーリング海をへてアメリカ・ワシントン州まで分布。
水深200m以浅に生息、入水管と出水管を持ち、入水管で水中の微小なプランクトンなど摂取、出水管でこした海水や排泄物を出す。
触ってみれば表面がさらさらしている。マボヤはぼこぼこ感がある。
雌雄同体で、幼生期はオタマジャクシの幼生に似た形態をしているがその後付着生活に入る。
国内での食用はこのアカボヤとマボヤのみ。
2枚目の写真は大船渡産養殖のマボヤ。天然物は青森県や岩手県種市などから入荷する。

料理は刺身。身はマボヤより赤みが強く、後味に苦味もあるが適度な甘みもあり旨い。
良く「ホヤは嫌い」と聞く。鮮度の良いホヤなら臭みや、いやな苦味も無く美味しい。
以前、よほど鮮度の悪いホヤを食べたから嫌いになったのだろう。
今は流通もしっかりしているので鮮度抜群なホヤを食べてみてください。必ず好きになります。
他の料理は蒸すか焼く。火を通すと臭みが無くなる。(ホヤの好きな方には不満が残る)
Filed Under (未分類) by suisan on 18-04-2009
アメマス(サケ目サケ科イワナ属)青森県産、盛岡水産入荷。

太平洋側では千葉県利根川以北、日本海側では山口県以北(一説には山形県以北とある)、朝鮮半島東岸からシベリア、カリフォルニアからカナダ・マッケンジー川まで遡上。北太平洋、北極海を回遊。
陸封型のヤマメに対し海降型がマス。
アメマスはイワナの海降型、陸封型はイワナ。と考えればいいかな?

川で産卵、孵化して海にくだり、大きくなり、又、川に遡上し産卵。これを繰り返している(サケと同じ)。
関東の市場には入荷がほとんどないと聞く。盛岡でもめずらしい。
今日はワラサとともに「入り合わせ」で入荷した。
料理は油を使う料理に合う。フライ、ムニエルなど。
ヤマメより身が柔らかく、単純な塩焼きでは美味しくないと言う。軽く干してみりんなどの風味をつければ美味しい。
又、スモークなどには相性が良いようだ。

Filed Under (未分類) by suisan on 17-04-2009
15種類の「カレイ」を紹介してきたが、毎日のように入荷している「マガレイ」を撮影してないことに気が付き、撮ろうとしたら、「宮城県産のマガレイ」表示のカレイの写真を写した。でもどう見ても「マコガレイ」。

結局「マガレイ」の写真を写すことができなかった。
明日は違いも含め「マガレイ」を紹介しようと思う。
気を取り直し、貝の写真でも掲載する。

4月11日撮影のアオヤギ

4月13日撮影 オオアサリ?(表示にはヨメ貝)

今日撮影のシッタカ。