夏のギフト

Filed Under (未分類) by suisan on 30-06-2010

昨夜11時からサッカーワールドカップ 日本対パラグライ戦が行われた。

夜8時に就寝し、起きるつもりがなかったが目を覚まし、最後まで見てしまった。

結局、延長含めどちらにも点数が入らずPK戦。3-5で日本が敗れてしまった。

「惜しかった、PK戦まで来たからいいか」との声が聞こえてきているが、勝ってほしかった。

その後約1時間睡眠をとり出勤。超眠い。

日本全国で睡眠不足の人達があふれていると思う。

市場でも会う人全てが「惜しかったね」。などの会話からスタート。

6月は毎週水曜日に休市だったため、又、月末と重なり買い出し人がマバラ。

暇が余計眠気を誘発している。

ブログ写真も進まないので、昨日作った「夏のギフト」の写真を掲載しよう。

ある運送会社からの依頼た企画である。

  

全て岩手県産である。目玉はやはり「焼き雲丹」かな。当然数量限定。

サンマ?

Filed Under (未分類) by suisan on 29-06-2010

岩手魚類に岩手県・山田産の「サンマ」?が入荷。

  

体長15cmにも満たないが、サンマはサンマ。

昨日からデジカメを変えたのでオートで撮影すれば反射し画像が見づらい。そのうちカメラに慣れますので少々ご辛抱ください。

しかし、このサンマ、どうするの?

塩焼き?唐揚げ?そうだ”釘煮”なら食えるかな。

そこまでして食べて美味しいの?

6月もあとわずか。予想では7月下旬には北海道沖の刺し網サンマ漁が解禁になるという。

それまでに大きくなるのかな。

宮古の漁業関係者は「今年のサンマ漁は昨年以上の豊漁」と読んでいるみたいだ。どうなるか?

 

以前、紹介したマンボウの卵巣。写真に写っていた「茶釜」はごく小さく、卵がただ黄色だった。

今日は1ヶで20kg程の大型。中の卵も卵らしくブツブツしているのが分かる。

マンボウは1回の産卵で3億もの卵を放出するという。これを見れば分かるような気がする。

全体の写真も獲れればよかったな。

スルメイカ他

Filed Under (未分類) by suisan on 28-06-2010

土曜日に「休み明けご期待を」と記入したが、ブログに合う魚が見当たらなかった。

ただ、スルメイカ(青森県産)がだいぶ大きくなってきた。

本来の「夏イカ」のサイズには程遠いが今までに比べれば成長した。

 

下写真はマコガレイ(宮城県産)盛岡水産入荷。

  

旬は初夏から晩秋。活物なら刺身が旨い時期である。

 

旬が少し先ではあるが築地から「カマス」(神奈川県産)が送られてきた。(盛岡でも入荷している)

  

サンマより一足先に秋を告げるカマス。秋になれば脂がのり非常に美味しくなる魚である。

「秋茄子は嫁に・・・」の例えがあるように「秋カマスは嫁に食わすな」の諺がある程である。

海の中層で暮すカマスは、上層で暮す小魚などを食べやすいようにウケクチになっていて、鋭い歯は奥に向かって生えている。

スマートな体で時速150kmにも達するスピードで大きな口を開け小魚を飲み込む。

消化器が短く消化も早く常に空腹状態であるため貪欲に餌を追う。

スピードのもとは体に似合わない太い尾にある。

盛岡近辺ではカマスは焼き物、天ぷら材など過熱用としか考えられないが、刺身や寿司などにも使う地方もあるようだ。

それほどの鮮度の良いカマスに合ってみたいものだ。

ゴマフグ他

Filed Under (未分類) by suisan on 26-06-2010

昨日の盛岡の最高気温は30度を超え、今日も31度の予想。

もう夏?今は晴天だから30度アップはわかるが、明日は降水確率80パーセントで30度。ほんとかね?

蒸し暑い一日になりそう。

暑くなればやはりカツオ。市場はカツオであふれかえっている。

カツオが多くなれば他の魚が少なくなり”夏枯れ”を連想するが、夏枯れどころか他の魚の入荷も多い。

買出し人は少なく、価格も暴落している。

他の地域も同じようなのだろう。これは不景気の表れかな?

 

昨日、弊社で購入の「ゴマサバ」フグ目フグ科トラフグ属。青森県産、盛岡水産入荷。

  

フグの仲間は肝臓や内臓に毒があるのは当たり前だが皮にも毒があるのもいる。

ゴマフグは少量ではあるが皮にも毒があり、筋肉と精巣意外は全て毒。

そのため以前に紹介した「フグの白子」「剥きフグ」のような形での入荷が多い。

このような姿の入荷は少ないほうである。稀に他の魚との入り合わせで入荷するときがあるが、これにはビックリする。

やめてほしいものだ。

 

綺麗なマンボウの身が入荷していたので写真を添えよう。

今日の手抜きブログはこれにて終了。休み明けにご期待を・・・。

アカツブ

Filed Under (アカツブ) by suisan on 25-06-2010

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今朝、ワールドカップ一次リーグ最終戦で日本はデンマークを3対1で破って、決勝リーグ進出を決めた。

日本のサッカーの歴史が大きく前進した瞬間である。

テレビ画面はデンマークに攻め込まれる日本。この時点(後半25分頃)で2対0。

私も高校生からサッカーをやり、現在もOB会の顧問として後輩等をサポートしている。

私が高校生の頃はサッカーはマイナーで子供達は野球で遊んでいた。今はキャッボールも見かけるがサッカーをしている子供達を多く見かけるようになった。

そして今日からは益々子供達にサッカーが浸透して行くことだろう。

個人的には現監督は嫌いだが選手等は本当に良く頑張った。

心からおめでとう、と言いたい。

試合は早朝の忙しい時間帯なため腰を落ち着け観戦することが出来なかったのが残念である。

 

今日はエゾボラモドキ(エゾバイ科エゾボラ属)北海道産、盛岡水産。

左がエゾボラモドキ、右がエゾボラ。

エゾボラモドキは全体に赤茶色で我々は「アカツブ」と呼んでいる。

殻が薄く歩留まりも良いのに価格は半値ほど。味が落ちるのかな。名前も”モドキ”がつく。

  

貝殻もすべすべ(左)。右はエゾボラ。

エゾボラモドキは茨城、京都以北の深海に生息しているのに対しエゾボラは北海道以北。完全に北の貝である。

どちらも刺身が旨い。貝特有の食感と甘み、旨味と味わいが楽しめる。

他には煮る、焼くなどの用途がある。

又、どちらもテトラミンと言う毒性分を持っている。

テトラミンは身足の付け根、唾液腺にあり取り除く事が必要である。

個人差はあるもののテトラミン中毒の症状は頭痛、めまい、船酔い感、酒に酔ったような症状が起こる。

私などはいつも酒酔いしている感じがある。慢性テトラミン中毒かな?冗談・ハッハーハ 笑いがほしい場面。

ナミガイ(シロミル)他

Filed Under (ナミガイ) by suisan on 24-06-2010

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今朝、残念な場面を市場、元卸売り場で見た。

個人の魚屋さん、超ベテランのオヤジさんが平目がほしいのだろう。

指で押し、裏返ししてみたり、結局買わずに置いていった。シールは何処へ?裏側かな。

写真左側が触られ放題の平目。

後から来た買出し人が何も知らずに購入してゆくのだろう。

完全なマナー違反だ。自分さえ良ければ・・・。

 

今日はナミガイ、二枚貝網オオノガイ目キヌマトイガイ科。青森県産。盛岡水産入荷。

我々は「シロミル」と呼ぶ。

オホーツク海、サハリン、沿海州。太平洋沿岸メキシコからアメリカ。日本では北海道から九州に分布。

水深30m前後の砂地に生息。

激減したミルガイの代用として使われている。価格も半分以下。

長く伸びた水管の皮をむいて刺身で食べる。(軽く湯通しすれば剥けやすい)

貝特有の食感と貝臭さがあまりなく食べやすい。甘みもある。刺身、寿司ネタに向く。

開いたものを塩焼きも旨いし、ワタやヒモなどもバター焼きで旨く食べれる。

ミルガイの代用品ではあるが、あまり獲りすぎればミルガイと同じようになる可能性がある。

 

そのほかにシロバイ(オオエッチュウバイ)山形県産、エゾバフンウニ岩手県産など盛岡水産に見えていた。

  

2点は写真だけの掲載。

マンボウ

Filed Under (マンボウ) by suisan on 22-06-2010

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いつものブログする時間帯に来客があり、又、至急提出しなければならない書類等あり、ブログの時間帯がずれてしまった。

楽しみ?にしている方々にお詫びいたします。

 

さて、6月14日に掲載した「エゾイシカゲガイ」について、盛岡近辺から直接広田湾漁協及びその近隣の商店に出荷の要請をしている方がいる、との情報が入った。

現在、大変な不景気で幾らかでも安く購入したい気持ちも分かるが、是非、適正なルートでの購入をお願いしたい。

幾らかでも産地、漁協の名前まで明記し、ある意味で盛岡市中央卸売市場の宣伝も兼ねているブログを逆手に取られては非常に寂しい。悲しい。

なにとぞよろしくお願い申し上げます。

 

今日はマンボウのチャガマとコワタの写真を掲載しましょう。

  

左はマンボウのチャガマ=卵巣である。右はマンボウのコワタ=腸である。

マンボウはフグ目マンボウ科マンボウ属で世界最大の硬骨魚のひとつであり、まだ生態について謎が多い魚でもある。

食用としているのはアジアが中心で特に日本と台湾。

ただ、鮮度の落ちが早い魚で現地消費か東北の一部でした食されていない、と聞く。

我々は(盛岡の市場)鮮度の良いマンボウが入荷し、身も生で食べられる物も入荷する。

そして写真の卵巣と腸。卵巣はボイルして酢味噌和えに、腸はバター炒めなど加熱処理して食べる。

マンボウの身はクセもない代わり味もない。ほとんど酢味噌の味。

それに比べて卵巣は卵の黄身の味と周りに皮?の部分の食感が何ともいえない旨さを持っている。

  

これは小さい茶釜(チャガマ)だが大きい物だと一回の産卵で3億ほどの卵が生み落とされるようだ。

黄色い部分が卵に成長する。

腸はどちらかと言えば食感を楽しむ食材ではないかな。

他にも台湾等では軟骨を薄く切り、野菜と炒める料理もあると聞く。

ただ、マンボウの解体はほとんど漁場の船で行われ、身と卵巣、腸とに分けられ入船するとの事で骨までは陸に上げられることはない。

又、マンボウの身の白さを保つため解体の仕方もあるとか。

下手に卸せば血が回り食用にならないとの事である。

一度、マンボウの軟骨の味噌漬けを食べさせてもらったことがある。

非常に美味しかった事を覚えているが、骨の入荷がない。

重茂の焼きウニ

Filed Under (未分類) by suisan on 21-06-2010

待ちに待った「重茂の焼きウニ」が入荷した。一回目の入札で4108ヶ。盛岡水産には900ヶ入荷。

  

昨年は結構安値で贈答などに使える、と思っていたらいつの間にか姿を消し、各店が必死で探す姿が見られた。

一つ一つ手作りで防腐剤の混入していない”三陸の味”はいまだに人気(県内外)である。

袋の裏面には製造者の名前、重茂漁協の「合格」の印など厳しく管理されている。

今年は全般にウニは豊漁ではあると言われていたが、宮古・重茂近辺の海は例年より約1ヶ月遅れている、と言う。

1週間ほど前まで宮古市に最高気温が16℃の日もあったほどの低温。そのためでもあるのだろう。

通常一個の焼きウニを作るのに4~5ヶの殻付ウニを使用する。

今年は良い人で5~7ヶ、最悪で10ヶ程のウニを使わなければならない。それほど殻付ウニの実入りが悪い。

貴重な「重茂の焼きウニ」になることは間違いない。

限定販売でお中元の詰め合わせを作ろうか、と考えている。

 

岩手魚類に大型のメジナが入荷していた。長崎・五島列島産。

  

1尾が約2kgほど。

ただ、旬は冬。冬には海藻を食べ成長する、と言う。そのため「寒メジナ」は磯臭さがない。

今は・・・?たぶん磯臭いのではないかな。

バイガイ他

Filed Under (未分類) by suisan on 19-06-2010

物量が多い訳でもなかったが、なんとなく忙しく感じられた。

ブログに対する気持ちも消えかけたが、数枚写真を撮ったので紹介しよう。

まずは秋田・能代産バイ。盛岡水産入荷。

ベイゴマの起源とされる巻貝である。(以前に紹介はしている)

エゾバイ科バイ属で北海道南部から九州。朝鮮半島など。

浅い泥の上で腐肉や死んだ魚など食べていて、雌雄異体で6月から8月頃に産卵する。

料理方法は煮る、もしくは酒蒸し。身が取れやすくワタに苦味が少なく、身には甘みもある。

サイズもそろい使いやすい。

加工品で味付けされた「味付けバイガイ」が重宝がられている。

色々調べていたら過去において「中毒」のおきた例もある、との事である。注意が必要。

 

宮城県市場からは鯨のサエズリが送られてきていた。鯨の舌である。

岩手魚類には青森県産サバが美味しそうに見えた。

今週初めに、酢締めしたらあっさりして旨かった。(翌日は養殖物を酢締めしたがしつこい脂が気になった)

旬ではなくても鮮度の良いサバを酢締めにすれば美味しいのは当たり前。

もう一点は築地から送られてきた「活〆コチ」。千葉県産。

透明感のある身はコシコシして旨かった。又、後から甘みが沸いてきて例えようのない旨さが広がった。

やはり「活〆」は身の鮮度を保つ”技”なのではないかな、と感心した。

マナガツオ他

Filed Under (未分類) by suisan on 18-06-2010

6月15日撮影したマナガツオ。香川産、岩手魚類入荷。

  

この時期、瀬戸内海にマナガツオが産卵のために集まると言う。

外洋では千葉、静岡などでは下記の写真のように、カツオが最盛期となり、「目に青葉・・・初ガツオ」として旬を堪能している。瀬戸内にはカツオは入ってこないので瀬戸内の人々はマナガツオを「これが本当のカツオ(真カツオ)」と言って食べた、とか。

私は今だマナガツオを刺身で食べたことはないが、旨いと言う。

これだけの鮮度なら刺身も申し分ないのではないか。

マナガツオ=漬け魚、特に幽庵漬け。これしか頭に入っていない。勇気を出して刺身で食べてみよう。今度・・・。

    

こちらの写真はこれこそ本当のカツオ。6月18日、千葉県産、盛岡水産入荷。

だいぶ脂ものり旨そうだ。値段も手ごろになってきた。

個人的に”高値のカツオは美味しくない”と決め付けている。

今が食べごろなのではないか。

もっとすきなのは秋の戻りカツオ。昨年はなかったので楽しみにしている。

  

食べごろ、と言えば築地から送られてきた三重県産イサキ。今が旬。

もっと脂があるかと思えばさほどでもない。が、旨い。

「活締め」の特徴である透通った、そして飴色の身は食欲を誘う。

市内の料亭さんや、老舗魚屋さんが購入してくれた。

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