11月15日アップした「シマソイ」今日も岩手魚類に入荷。
試食してみたくて刺身にした。
食べて見て一番先に感じたことはソイ特有の身の締まった食感。歯ざわり。
これなら薄造りが出来る。
皮近くには脂身もあり、皮を引くより霜皮造りのほうが旨味も出ると思う。
煮魚も身クズレしないようなしっかりした身である。煮魚が最高である。
再三記入するが、格安。この値段で薄造りできる魚なのだ。
昨日、注文していた「棒鱈」が入荷。北海道・稚内産。
棒鱈とは日本のマダラの干し物。エイリアンの抜け殻ではない。
日持ちをしない鱈を流通させるため、古くから加工された保存食。
マダラの頭、内臓、中骨をとり、塩をふらず1~2ヶ月程度、天日干しをする。
主に12月~2月に製造され、写真のように棒状になる。
食べ方としては金槌で身を砕いて酒の肴にする。
一般的には何日も掛け水をして、水に浸し水を取り替えながら戻し、あく抜きをする必要がある。
柔らかくなったら芋などと炊き合わせ、旨煮、甘露煮、煮魚等に加工される。
海老芋と炊き合わせた料理は京料理として知られる。
棒鱈と芋の煮ものを河原で作って食べたのが、芋煮会の起源とか。
北海道や東北で乾燥製造された棒鱈は京都など関西方面に運ばれ、京都の正月料理となる。
北海道や東北の山間部では保存食となる。
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11月11日に撮影した「ケムシカジカ」の写真。
大きな口と鋭い歯。アップで見れば怪獣の顔。ゴジラ?
何度もブログで紹介しているが、結構旨い魚である。
鮮度が良ければ刺身。引き締まった白身は味、食感と申し分ない。
秋から冬にかけての卵も、鮭のイクラのように醤油漬けにすると旨い。
当然、鍋や味噌汁などにするには、肝や胃袋など(掃除して)捨てるところがない。そして旨味がでる。
格安。
下の写真は今日入荷の岩手県産「ナマコ」。ストロボの関係で少し赤く見える。
しかし、いつも言うが初めに食べた人は勇気ある人に違いない。
同じく岩手県産「コダラ」。
北海道産「イソツブ」。元気に動いている姿を見れば、カタツムリの先祖のように見える。
角出せ、槍出せ、目玉???はないか。
魚の入荷は相変わらず活発。でも、買出し人が少ない。
業務卸も注文が少ない。
明日は水曜日の営業日。今日以上に買出し人が来ないだろう。
こんなに魚が豊富なときこそ魚を食べてください。
3日あまりブログを休んでしまい、怠け癖が出たうだ。
今日も休もうかと思ったが、気を取り直してスタート。
盛岡市中央卸売市場には魚の入荷が多い。だが、ブログネタになるような魚が見当たらない。
そんな中、岩手魚類に北海道産「シマソイ」が気になった。
前歴見れば2009年7月6日に紹介済み。ガクッ。
煮ても焼いても、当然、鮮度が良ければ刺身も旨い魚である。
あまり知名度もないため価格も安い。
これから冬にかけて見かける魚であり、見かけたら購入することをお勧めする。
ブログを休んだ言い訳は個人的な用事もあったが、「お歳暮」のギフト商品選びがあったためである。
三陸産にこだわった商品の写真をアップしよう。まだ、売り出されたはいない。
下の写真は産地のこだわりのない方にお勧めの商品。
魚は輸入では有るが、福島県小名浜で加工され真空で衛生的である。
ロシア産のタラバガニ。丸々1尾。
迫力満点!
まだ、本決まりではないが、予告まで。
午前、会議がありブログが遅れた。
今朝、魚の入荷が豊富。何度か競場を見て回ったが、もの珍しい魚にはめぐりあわなかった。
そこで店に来た”魚たち”の写真をアップしよう。
店の陳列の一部。魚が豊富中には青森県産イシダイ。1尾約500g前後(右)
北海道産生スケコと韓国産タイラガイ。
宮城県気仙沼産エチオピア(縞カツオ)。
何故か魚の入荷が良くなると「暇」。
先週までのあわただしさがうそみたい。魚を買ってきても売れない、いや、お客様が来ない。
どうゆう関係?
11月はスキー場近くのホテルさんなど、冬バージョンへの切り替えで、休館するところが多い。
当然、担当者も売上確保に苦慮する時期である。
かといって市内も特別なイベントでもない限り大幅な売上が見込めない。
苦しい1ヶ月が続く。
11月に入ると鮑漁が解禁し、身はカンポ等作り肝が売りに出される。
我々はトシロと呼ぶ。
砂袋をとり、山葵醤油で食べる。(鮮度が良い場合)
生食が嫌いな場合は一晩、塩漬けにする。煮ても美味しい。
三陸の珍味である。
昨日、釜石から届いた入りあわせになんと「キントキダイ」が混ざっていた。
キントキダイはこのブログでも紹介済なのだが、日本近海では南日本の太平洋岸、岩礁やサンゴ礁の周辺を遊泳する底生魚で、水深10m~200m位で生活している。
一般に肉食性で小魚や甲殻類を捕食し、多くは夜行性である。
なのに何故、釜石産なの?
コケがサンドペーパーみたいでコケを取らずに三枚卸にして刺身にする。コケのついた皮を揚げたりすれば(こんがり焼くか)
違う食感を楽しめる。
写真は撮らなかったが今日はヤガラが入った「入り合わせ」が、岩手県・山田産より入荷していた。
三陸は変だね。
もう一枚の写真は「モンコウイカ」千葉県産、岩手魚類入荷。
最近は青森・岩手産のアオリイカばかり見えていてモンコウイカ(コウイカ)は久しぶり。
鮮度抜群でヒレ?の周りの黄色いラインがはっきりしていた。
色の黄色いコウイカ類が身が硬め。でも、刺身は甘み、旨みがある。
天ぷらは最高。
9月21日に「ソウダガツオ」を紹介し、たぶん「ヒラソウダ」では?と記入した。
今回のソウダガツオは全体に丸い。「マルソウダ」では?
どちらにせよ、南日本・世界の熱帯から温帯域に多く分布している魚。
小さいときは小型の甲殻類、成長すればイワシなどを捕食している。
逆に大型のマグロやカジキなどに食べられている。
旬は秋から冬。非常に美味しいと以前、記載したので試食して見た。
さすがに旬である。ものすごい脂。確かに旨い。
削り節としてのイメージしかなかった私にとって驚きである。
刺身、タタキは勿論、付け焼き、唐揚げなど色々な使い道がありそう。
茹でて冷やし乾かすだけの「生利節」にも良いとのことである。
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魚の入荷はいぜんとして少ない。
昨日までは内陸盛岡でも強風が吹き、ましてや海では大荒れだと思う。
入荷の魚の中から拾い集め、店作りをした。
写真は宮古産ヒラマサ。丸々と太り、さぞや脂がのっているだろう。秋の東北のヒラマサは最高と聞く。
だが、以前、アオリイカ(青森県産)が顔を出す。まだ海は暖かいのか。
「台風で海をかき混ぜてほしい」と漁師さんが言ってたことを思い出す。かき混ざっただろうか。
先日までは小さいサイズが多かったが、成長し結構大きくなってきている。
大槌からの入れ合わせにもヒラマサやイシガキダイの子供が混ざっているうちは冬の三陸の海にはなれないのだろうな。
右は北海道産サメガレイ。ザラザラした皮だけ剥き裏は皮付き。値段は安い。
長崎県産エボダイ。丸々と太り旨そうである。そのまま塩焼き、煮付け、干して尚、美味しい。
ちょっと高値。庶民の口には・・・。