マルソウダ

Filed Under (マルソウダ, ま行) by suisan on 05-11-2010

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9月21日に「ソウダガツオ」を紹介し、たぶん「ヒラソウダ」では?と記入した。

今回のソウダガツオは全体に丸い。「マルソウダ」では?

どちらにせよ、南日本・世界の熱帯から温帯域に多く分布している魚。

小さいときは小型の甲殻類、成長すればイワシなどを捕食している。

逆に大型のマグロやカジキなどに食べられている。

旬は秋から冬。非常に美味しいと以前、記載したので試食して見た。

さすがに旬である。ものすごい脂。確かに旨い。

削り節としてのイメージしかなかった私にとって驚きである。

刺身、タタキは勿論、付け焼き、唐揚げなど色々な使い道がありそう。

茹でて冷やし乾かすだけの「生利節」にも良いとのことである。

ムロアジかな?

Filed Under (ムロアジ) by suisan on 28-10-2010

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盛岡水産入荷、魚の「入り合わせ」にムロアジらしき魚が混ざっていた。(下の写真 左)

大槌から来る魚の「入り合わせ」には温かい地方の魚が少なくなって、海水温も下がりつつあるのかな、と思っていた。

右の写真は岩手魚類に入荷のアオリイカ、岩手県・宮古産。こうして見るとまだ温かいのかな。

  

う~本当に「ムロアジ」それとも「マルアジ」。どちらにしろ生息域は南日本から東シナ海。

東北の魚ではないように思う。

最終的にはわたしも迷って結論を出せないでいる。

  

マアジなどより体が長く、上から見ても体全体が丸い。

どちらにしてもアジ科ムロアジ属。

料理は刺身や干し物。どちらもクサヤになる。

刺身は旨い、とのことなので今度入荷したら試食してみよう。

マンボウ他

Filed Under (マンボウ, ま行) by suisan on 16-10-2010

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大槌漁協から来た荷物に時期はずれの「マンボウの身」が入荷。

シーズン中より鮮度が良いのにビックリ。シーズンではなくても魚はいるわけだから、と考えれば当たり前なのか。

どうゆう訳か釜石のお得意様が購入してくれた。沿岸から入荷し、沿岸に戻っていった。

昨日、撮影の岩手魚類入荷の「キントキダイ」山口県産。

ブログでは2010年8月10日紹介済。そちらを参考にしてください。

前回より鮮度が・・・・。

それと同じく岩手魚類入荷の秋田県産「ワカサギ」(右)ずいぶん小さい。どのように料理すればよいのか?

最後は盛岡水産、岩手魚類どちらにも入荷している静岡県産「オアカムロアジ」。

こちらは2009年3月6日に紹介が済んでいる。

とにかく魚の入荷は多いがほとんどが「紹介済」。

勿論、見落としているのもあるだろうが紹介できる魚がほしい。

メアジとカガミダイ

Filed Under (メアジとカガミダイ) by suisan on 04-10-2010

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どちらも紹介が済んでいる。

  

メアジは2009年8月19日。カガミダイはやはり2009年8月22日。

どちらも温かい地方の魚なのだが、暖流に乗って三陸の海を旅をしていたのだろう。

でも、前回の紹介は8月。

今年は10月。両者、今日がはじめて見たわけではないが、やはりまだ三陸の海は暖かいのだろう。

ゆえにサンマが・・・。

  

メアジの拡大写真。目が大きい。

日本では南日本に生息。全世界の温かい海に生息している。

沿岸から沖合いにかけ群れで生活。

小型の魚やエビなど食べて、最大で30cmぐらいになる。写真は20cm。

カガミダイは福島県以南、日本海は山陰以南から東シナ海、インド・太平洋岸に分布。

水深200mから300mぐらいに多く生活している。

小魚などをたべて、50cm位まで成長する。

  

どちらも紹介済なので、白くなってきたタラ白子と生筋子(イクラ)のアップ写真を沿え今日のブログを終わらせていただきます。

ピンメジ?

Filed Under (ピンメジ) by suisan on 20-08-2010

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箱に「ピンメジ」の名が記載されていた。

良く見るとメジマグロ(クロマグロの子供)より小さいマグロ。

  

わずか30cmにも満たない、可愛いマグロである。マグロは1年で50数センチに成長すると言う。これ何ヶ月かな。

「大きくなってから獲れば良いのに」と思うが、網にかかってしまえばしょうがない。

  

卸してみた。薄いピンク色。

食べれば確かにマグロの味。脂分がなくとてもヘルシー。

色変わりが激しいのか、との質問にベテラン魚やさんは「そんなに色変わりしない」との事。

確かに卸して展示し、3時間ぐらい置いていても色変わりがなかった。

このような小さいメジを専用の生簀に入れ、大きくしたのが「蓄養マグロ」になる。

ギンザケの生簀に入れておけば少しは脂が付き美味しくなるのではないかな?(素人の考え)

岩手県・大槌産。

メヌケ

Filed Under (メヌケ) by suisan on 09-08-2010

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今日は新入社員がはいり、あれこれ市場内を説明しながら、紹介をして歩いた。

写真も撮影できずにいた。

店に運ばれてきた「メヌケ」だけが気がかりで撮影。それが今日のブログになるとは思ってもいなかった。

(それだけしか写真撮影をしてなかった)

あまり”メヌケ”は詳しくないので自信がないが、まず一枚目はキンメヌケ(本メヌケ)

  

2枚目はコウジンメヌケ(オオサガ)

  

そしてバラメヌケ。

  

値段も高い順に。3点とも岩手魚類入荷、青森県産。

刺身などはキンメヌケが一番美味しいが、アラ汁はコウジンのほうが旨いと言う。

我々、魚市場に勤務するものでもそうたやすく食べれる品物ではない。

会議等あったり、なんとなく心の余裕がない。手抜きのブログで申し訳ございません。

メダイ

Filed Under (メダイ, 未分類) by suisan on 17-07-2010

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メダイについてはたびたび紹介している。例えば

http://blog.tasei.jp/suisan/archives/date/2009/04/25

だが、今日は「小メダイ」。岩手県・山田産。盛岡水産入荷。

確かに生息地は北海道以南で、三陸にも生息しているのだが、このサイズで入荷は珍しいのでは?

1尾20cm前後で一人サイズにはもってこいの大きさなのではないか。

鮮度も良いし、刺身でも、煮魚、焼きのもでも最適なサイズ。

  

大きいサイズで長崎や鳥取のものは脂もあり非常に旨いのだが、このサイズでは?

しかも太平洋側。味はそれほど美味しいものではないかも知れない。

このメダイ、1年で30cmぐらい、2年で40cm、4年で60cmほどになると言われる。

この写真なら1歳にもなっていないのでは。

 

昨日、今日の入荷予定表はほとんど白紙状態。魚がないと予想していたが、何とか買いあさり店造りをした。

その中には小メダイや下の写真のメヌケもあり、高価な食材(メヌケ)でも販売できた。

  

メヌケはどちらかと言えば冬の食材なのだが、魚屋さんも魚がなければ商売にならない。

営業時間の終了時にはほとんどの魚が販売され、後片付けが非常に楽になった。

市場は海の日で連休になる。

マンボウ

Filed Under (マンボウ) by suisan on 22-06-2010

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いつものブログする時間帯に来客があり、又、至急提出しなければならない書類等あり、ブログの時間帯がずれてしまった。

楽しみ?にしている方々にお詫びいたします。

 

さて、6月14日に掲載した「エゾイシカゲガイ」について、盛岡近辺から直接広田湾漁協及びその近隣の商店に出荷の要請をしている方がいる、との情報が入った。

現在、大変な不景気で幾らかでも安く購入したい気持ちも分かるが、是非、適正なルートでの購入をお願いしたい。

幾らかでも産地、漁協の名前まで明記し、ある意味で盛岡市中央卸売市場の宣伝も兼ねているブログを逆手に取られては非常に寂しい。悲しい。

なにとぞよろしくお願い申し上げます。

 

今日はマンボウのチャガマとコワタの写真を掲載しましょう。

  

左はマンボウのチャガマ=卵巣である。右はマンボウのコワタ=腸である。

マンボウはフグ目マンボウ科マンボウ属で世界最大の硬骨魚のひとつであり、まだ生態について謎が多い魚でもある。

食用としているのはアジアが中心で特に日本と台湾。

ただ、鮮度の落ちが早い魚で現地消費か東北の一部でした食されていない、と聞く。

我々は(盛岡の市場)鮮度の良いマンボウが入荷し、身も生で食べられる物も入荷する。

そして写真の卵巣と腸。卵巣はボイルして酢味噌和えに、腸はバター炒めなど加熱処理して食べる。

マンボウの身はクセもない代わり味もない。ほとんど酢味噌の味。

それに比べて卵巣は卵の黄身の味と周りに皮?の部分の食感が何ともいえない旨さを持っている。

  

これは小さい茶釜(チャガマ)だが大きい物だと一回の産卵で3億ほどの卵が生み落とされるようだ。

黄色い部分が卵に成長する。

腸はどちらかと言えば食感を楽しむ食材ではないかな。

他にも台湾等では軟骨を薄く切り、野菜と炒める料理もあると聞く。

ただ、マンボウの解体はほとんど漁場の船で行われ、身と卵巣、腸とに分けられ入船するとの事で骨までは陸に上げられることはない。

又、マンボウの身の白さを保つため解体の仕方もあるとか。

下手に卸せば血が回り食用にならないとの事である。

一度、マンボウの軟骨の味噌漬けを食べさせてもらったことがある。

非常に美味しかった事を覚えているが、骨の入荷がない。

ママス(サクラマス)

Filed Under (ママス) by suisan on 27-02-2009

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ママス(標準和名・サクラマス、サケ目サケ科タイヘイヨウサケ属)岩手県山田産、盛岡水産。

 

オホーツク海沿岸から朝鮮半島、北海道全域、太平洋側は神奈川県以北、日本海側は山口県以北に生息。

秋に川の上流で産卵された卵は川底で越冬、春に孵化。稚魚は1・2年上流で暮らし、春に海へ下る(降海型)と

そのまま川に残るもの(陸封型)がいる。→ヤマメと呼ばれる。

海に下ったマスは約一年後、生まれた川に戻ってくる。ちょうどその時期が桜の咲く頃なので「サクラマス」の名が付いた。

三陸では「ママス(真鱒)」「ホンマス(本鱒)」と呼ぶ。

海で育ったサクラマスはほとんどがメスで川を遡上し、陸封型のヤマメと産卵する。ヤマメはほとんどがオスである。

近種には「サツキマス」「ビワマス」「タイワンマス」などがいる。

料理は塩焼き、ムニエル、漬け魚など、日本海側では鱒寿司もある。

今が最高の旬である。

ちなみに今日のママスは3.3kg。豊かなお腹は私に匹敵。絶対おいしい!

盛岡の老舗魚やさんが一目ぼれで購入してくれた。(毎度あり~)

マダイ

Filed Under (マダイ) by suisan on 26-02-2009

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「しつこい」と言われるかもしれないが、「黄鯛」、「血鯛」ときたら「真鯛」。

マダイ(スズキ目タイ科マダイ属)千葉県産、岩手魚類入荷。

わが国の魚の王様、それが「マダイ」。

北海道南部以南の日本各地の沿岸や東シナ海、南シナ海に分布。

大陸棚の水深50~150mの潮通しの良い岩礁が混じった低層に生息。食性は肉食、多毛類、甲殻類、小魚などを捕食。

エビでタイを釣る、とまで言われ、祝儀や例祭などわが国の歳時記に必要不可欠な魚である。

旬はこれから初夏に向かってであるが、さすがのタイでも秋口は「麦わら鯛」と称し美味しくない時期である。

料理は刺身、塩焼き、椀だね、ムニエル、鍋、炊き込みご飯と多彩。

刺身は透明な飴色の白身はコク深い味わい。

塩焼きはきめ細かい身でしっとりした旨みがある。それゆえ婚礼料理には欠かせない。

現在は養殖も盛んになり、天然ものより入荷が多い。

「献立」等には養殖ものが多く使われるようだが、やはり天然の味は忘れてはいけない。

尾には黒い縁がある。

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