しかし天候不順である。東北地方は今年は梅雨明け宣言をしないとの事。
又、日本近海まで熱帯低気圧が接近したかと思うと「台風」に変わり西日本に大きな爪跡を残し、今度は震度6弱の地震。
西日本はダブルパンチ。
市場での先週の話。「鰹が海水の温度の関係で水中深く移動。網が届かない。台風でも来て海を掻きまわさない限り盆前の鰹漁は不作だ」「お盆前に台風は来ないだろう」なんて聞こえた。
それが台風は接近中である。が、鰹が一番欲しい時期に台風の直撃とは!これでお盆商戦もガッカリ。
あわせて西日本の地震等で交通機関に影響が出ている。どうなるお盆商戦。
ゴマサバ(スズキ目サバ科サバ属)大船渡産、岩手魚類入荷。
「よくこれだけのゴマサバを消費するものだ」と毎日、関心している。
ゴマサバは寒い時期が美味しいとされているが、産卵後の初夏から夏でもそんなに味は落ちないといわれている。
だからこれだけ消費されるのだろ。
このゴマサバ、地方では「丸サバ」「ゴマ」と呼ばれている。
マサバより沖合いにいて、しかもより暖かい海水温を好む。棲息する水深もマサバより浅い。
成長も早いが寿命も6年ほどと短い。
食性は肉食性。動物プランクトンや小魚、頭足類などの小動物を食べる。
料理は味噌煮や唐揚げ、焼き魚に〆魚。勿論刺身もOK。サバ節の材料にもなる。
旬の冬には小さいものでも脂があり美味しい。今なら皮目焼きポン酢などで食べたら旨い。
写真は首を折り血抜きをしている。ゴマサバ特有の血液の臭いを消すためである。
ただ、サバ類は痛むのが早いし、アニサキスの寄生もあるので注意が必要。