ワタリガニ(ガザミ)

Filed Under (未分類) by suisan on 27-08-2009

8月13日「我社のペット」で紹介したワタリガニを紹介しましょう。

ワタリガニ、標準和名ガザミ(甲殻類十脚目短尾下目ガザミ科ガザミ属)青森県産、盛岡水産入荷。

  

左がメス、右がオス。通称フンドシ部分(腹節)の丸みがある方がメス、細いのがオス。

北海道から台湾にかけて分布。波が穏やかな湾内の、水深30mほどまでの砂泥底に棲息。

海藻なども食べるが、食性は肉食性が強く、小魚、ゴカイ、貝類など、いろいろな小動物を食べる。

敵はサメやエイ、タコなど。

写真を見ればわかるが、甲羅は横長の6角形をしていて、前面にはギザギザな棘が並び、左右は大きな棘が突き出ている。

鋏脚は頑丈で挟む力が強い。第2脚から4脚までは普通のカニ足であるが、第5脚は脚先が平らで「遊泳脚」となっていて、天敵などが近づけば泳いで逃げる。

鋏脚や他の脚は青みがかったり、水玉模様となっている。これは敵や獲物の目を欺く保護色となっている。

産卵期は春から夏、年2回産卵し春に生まれた卵は1番子、夏は2番子。2番子のほうが少ない。

交尾期は夏から秋、脱皮後に交尾し、メスは深場に移り冬眠。晩春に産卵する。

料理は茹でカニ、蒸し、味噌汁など。生きたガザミを熱湯に入れれば苦しさのあまり脚がバラバラになるので、水から入れるか、輪ゴムなどで固定したから料理してください。

旬は秋、身とカニ味噌、内子など食べる。身は絹のように滑らかで上品な旨みがある。

「我社のペット」のワタリガニ、水槽に手を入れれば鋏を上げ威嚇する。一人挟まれた者が出てきたので「お嫁」に出した。

味噌や内子も絶品。毛ガニやズワイガニなどより格安で、味は旨い。

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