シャコ

Filed Under (未分類) by suisan on 23-01-2010

シャコ(甲殻網口脚目シャコ科シャコ属)写真→ムキ身。岡山県産、築地より。

  

北海道以南の日本各地。暖かい海の内海の砂泥底に生息。

肉食性で他の甲殻類や小魚、イソメ、ゴカイなど食べている。

環境の変化にも強い。

産卵期は春から初夏。子持ちのメスは珍重される。当然、漁期や旬もこの時期となる。

が、秋から冬にかけては身持ちが良く旨い。(傷みにくい)

東京湾や瀬戸内海などが有名。岡山の郷土料理になっている。

上記はムキ身でそのまま食べられる。握り寿司にはツメ(甘ダレ)など付けて食べる。

甲殻類ではあるが、エビとも、カニとも違う食感と味。尚且つ、旨い。

殻を剥く作業が大変。写真のように剥くには熟練を要す。

①茹でたシャコを尾の方から鋏で殻の縁を切る(ぎりぎりでは意味がない)

②頭まできたら頭を取り、今度は頭の方から鋏を入れる。

③尾、足なども切り取り、尾の方からゆっくり剥く。

(2008年7月16日に撮影した活きたシャコ)

シャコは非常に危険で、全身が凶器。特にカマキリのような鋏で指をきられることがある。

水中でも目にもともらぬ速さで餌を捕獲する。カニやエビの甲羅や貝殻などを叩き割る力を持っている。

尾の棘も振り上げ相手に打ち付けると言う。ヨロイのような殻も厄介だ。

活きているシャコを一晩冷凍し、殻を剥いて刺身で食べる。又、違う旨さだある。

余談だが、姿は悪いが旨い食材である。が、海中での死体(魚、人間)をも食べる貪欲な生き物でもある。

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