やはり入荷が少ない

Filed Under (未分類) by suisan on 18-08-2010

お盆明けで魚の入荷が少ない。覚悟はしていたが・・・。

何とか掻き集めて店作りは出来たが、従業員が出勤すると同時に魚がなくなった。(注文分確保のため)

おすし屋さんなど買出し人が来ても希望の魚が買えなかったかも知れない。

ふと気になった魚は”ダツ”

盛岡水産や岩手魚類に岩手県産のダツが入荷した。

  

一寸、気持ちの悪い魚で、骨は勿論、歯まで青い(蛍光色の青みたい)。

サンマもトビウオも”ダツ科”なのだが、この魚だけは好きになれない。

やはり岩手県産だが”ワラサとヒラマサ”が入荷。

  

目の下の唇のはしがとんがっているのがワラサ。丸みをおびているのがヒラマサ。

なんて自分に復習していたりして。

 

今年のお盆商戦は”不発”

曜日の関係か?盛り上がりがなく終わってしまった。

市場盆休前の最終日、14日はUターンラッシュが始まり、お得意様の温泉旅館さん方もまとめ買いしなくてもよかったのではないか。

小売も暑さとやはり曜日の関係で盛り上がりを欠いたようだ。

厳しい現実だ。

サンマ

Filed Under (未分類) by suisan on 12-08-2010

台風の進路が気になる。今年初めて日本付近に到達した台風である。

台風の影響で魚の入荷が少ない。

北海道からのサンマや宮城県沖のカツオは通常並に入荷しているが、九州や日本海物は皆無に等しい。

明日はもっともっと少ないと思われる。

今日は2kgに対し10尾サイズのサンマが入荷した。まだ高め。

  

写真は2kg10尾と11尾。特に選んだわけでもないが、並べればこんなに差がある。

一般の消費者は幾らかでも安いサンマを購入したがるが、安ければサイズも小さくなる。

脂ののりも違う。魚は私みたいにふくよかな方がおいしい。

鮮度の目安に口先が黄色いものを選ぶのもひとつの方法である。

 

以前「サンマの棒受け漁」についての説明が不足していたので細かく紹介しょう。

「船の片側に2本の棒をつけ、それに網をつないですくい上げる」、と記入したが、金魚すくいのようにはいかない。

まして船を傾けるわけにもいかない。

そこで最新型のサンマ船は

①舟の両側に電気をつけサンマを集める。

②時期を見て片側を消す。消えた反対側にサンマが集まる。

③消したほうに網をおろす。

④網のないほうの電気を消し、網のある方をつける。

⑤サンマが網のある方に移動。

⑥網の上にサンマが集まったら赤い照明をつける。

⑦赤い照明にサンマが驚きは跳ねる。そこで網を上げる。との事である。

サンマは船の下を通ることは無く、舟の周りを移動する。

又、赤い照明に驚いて飛び跳ね横には逃げないというサンマの習性を利用した漁である。

 

お盆商戦も始まり、まして魚の入荷が悪い状況では、先、2日間ブログを休むかも知れない。

アラメヌケ

Filed Under (アラメヌケ) by suisan on 11-08-2010

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メヌケ、キントキそしてアラメヌケと赤い魚が続いているが、偶然である。

どちらかと言えば「赤い魚」は夏、あまり売れない。やはり「暑い」イメージなのか。

塩蔵の海藻でも夏は緑系が売れ、冬は赤系が売れる。色のイメージなのか?

アラメヌケ(カサゴ目フサカサゴ科メバル属)青森県産、盛岡水産入荷。

  

薄汚れたコウジンメヌケみたいだ。口の中も黒いのが特徴。

箱には「クロメヌケ」と記入してあったが、本来のクロメヌケは他にいる。

銚子以北の太平洋沿岸、ベーリング海からカリホォルニアにかけて深海の岩礁域に生息。

人によっては「煮魚やアラ汁なら本メヌケなどより旨い」とのこと。

でも、目で見ての判断だとまずそうに見えるが、結構、旨い魚で安い。

刺身も旨いとのことである。(鮮度が良ければ)

ホンメヌケは品のある脂に対し、コウジンメヌケやアラメヌケは大胆な脂とでも表現しよう。

キントキダイ

Filed Under (キントキダイ) by suisan on 10-08-2010

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キントキダイ(スズキ目キントキダイ科キントキダイ属)岩手魚類入荷、東京・八丈島産。

西日本の沿岸部から東シナ海、インド洋まで広く分布。

浅い海から水深300~400m位のサンゴ礁や岩礁域に群れを作り生息。

夜行性で食性は肉食性。大きな目は夜、餌を探すのに役立つ。

小魚や甲殻類を食べている。最大で30cmほどに成長。

  

写真はモノサシは置かなかったが30cmほど。

目の大きさや瞳の角度で赤色や金色に見えるためアカメやキンメダイと似ているが別の魚である。

全身、細かく硬いウロコに覆われ、口は下アゴが前に突き出ている。

食材としては刺身。身が締まり綺麗な白身で甘み、旨味がある。

他には煮付けや干し魚など。

皮のコケをとらずに卸し、コケのついたままの皮を引く。

コケのついた皮は唐揚げにすれば一味違う美味しさがある。

小さい物は見かけるが(干物などにする)このサイズは盛岡では珍しいのではないかな。

メヌケ

Filed Under (メヌケ) by suisan on 09-08-2010

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今日は新入社員がはいり、あれこれ市場内を説明しながら、紹介をして歩いた。

写真も撮影できずにいた。

店に運ばれてきた「メヌケ」だけが気がかりで撮影。それが今日のブログになるとは思ってもいなかった。

(それだけしか写真撮影をしてなかった)

あまり”メヌケ”は詳しくないので自信がないが、まず一枚目はキンメヌケ(本メヌケ)

  

2枚目はコウジンメヌケ(オオサガ)

  

そしてバラメヌケ。

  

値段も高い順に。3点とも岩手魚類入荷、青森県産。

刺身などはキンメヌケが一番美味しいが、アラ汁はコウジンのほうが旨いと言う。

我々、魚市場に勤務するものでもそうたやすく食べれる品物ではない。

会議等あったり、なんとなく心の余裕がない。手抜きのブログで申し訳ございません。

ケガニ?

Filed Under (未分類) by suisan on 07-08-2010

昨日、盛岡の最高気温35.8℃。その前日が35.5℃。二日連続で35℃を超えたのは16年ぶりとのこと。

だいたい盛岡で35℃を超えることが珍しいのでは?

魚やさん「暑くて魚が売れない」とこぼしていた。今日の予想は34℃。35℃に届きそう。

益々、魚が売れなくなる。

天気は良く、今晩予定されている「北上川花火大会」は盛り上がるのでは、と思えば、昨日北上川で死亡事故が起きたので、どうなることやら。

もし中止なら準備していた方々、大変だろうな。

「親子でめぐる市場体感ツアー+4」は今日が最終日。今日40人で総参加人数約350名、全て終わった。

熱をいれ魚の紹介をした。

元気な子供達を見るのも来年まで?おわづけ。ご苦労様でした。

今日はブログ休もうかと思ったが、写真、数枚撮ったので載せよう。

  

まずは毛ガニ。なんとなく冬のイメージが強いが年間通して入荷はある。

下はクロガレイ。こちらも寒い時期が合うカレイだが、つい写真に収めてしまった。

  

カレイの身は夏の方が美味しいのではないか。

クロガレイにはクロガシラガレイと言う似たカレイもいる。

秋刀魚漁

Filed Under (未分類) by suisan on 06-08-2010

秋刀魚漁には「刺し網漁」と「棒受け漁」がある。

刺し網漁は網の目に魚が刺さるためその名があるのだが、頭の後ろあたりに網の形がつく。

利点は網の目より小さい魚は逃げることが出来る。

棒受け漁は船の片側に棒?を2本、その間に網をつけサンマをすくい上げる。

この漁だと魚にキズがつかない。

我々、業務卸は”目で料理を作るプロの板前”さんたちが相手。

魚にキズがあれば嫌われる。

  

写真は昨日撮影した棒受け漁のサンマ。2kgに12本入り、平均で167g。

前日、東京で1尾1500円のサンマが報道された。この手であろう。

今年は三陸沖の海水温度に異変があるのか、カツオの北上とサンマの下降も止まっている。

だからこんな値段がついたのだろう。「今年のサンマ 高いんだってね」市場に来る方々は言う。

事前のサンマ漁の調査では「安かった昨年以上にサンマはいる」とのことだった。

そしていよいよ今日の入船から棒受け漁のサンマも急増し、値段が急落するようだ。

2日前の半額以下になりそう。

現在は棒受け漁も小型船のみ。盆明けには大型船が解禁になる。

そうなるとサンマは益々、入荷が増え格安になる。

今がサンマのハシリを食べるのに良い時かもしれない。

そりゃ~本当に旨いのは秋に限る。だから秋刀魚なのだ。

 

築地から熊本県産「シンコ(新子)」と滋賀・琵琶湖産の「若アユ」が入荷。写真を添えよう。

  

1尾5~6cmのコハダ。寿司1貫に何尾使うのだろう。職人技を見せる商品となる。

アユは「とび鮎」と命名され、指定注文したらかなり高価な鮎になるのだろう。

カスザメ

Filed Under (カスザメ) by suisan on 05-08-2010

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昨日の盛岡の最高気温が今年最高の33℃。今日は35℃が予想されている。

朝から太陽が顔を出し、何もかも熱している。暑い!

連日、魚の入荷が少なかったが、今日は一気に増えた。

秋刀魚も「棒受け漁」が始まり、大きくキズ(網の痕が残らない)のない秋刀魚が入荷し始めた。

秋刀魚は又の機会に写真を載せよう。

今日は築地から送られて来た「サメ」について。(名前が分からないので鮫にしたとの事)

調べてみたら「カスザメ」カスザメ目カスザメ科カスザメ属。茨城県産。活〆なので頭にキズがある。

  

一見、エイかと思ったがれっきとした鮫。

日本では東北地方から九州、フイリピン周辺海域にかけての温暖な海に生息。

水深100mから300mぐらいの大陸棚近辺で捕獲されるようだ。

普通のサメと違い砂に潜り、大きなサメなどに狙われないようにし、口の形から自分の体の上を通り過ぎる魚などを食べている。魚や甲殻類、軟体類などが餌。

  

気性は穏やかで人を襲うことはないが、むやみに手をだせば反撃を食らう。

最大で2mぐらいになり、日本近海には「コロザメ」と呼ばれる似たサメが分布している。

体の前方、上側に穴が開いていて、目のように見えるが”噴水孔”で直接口とつながっている。

餌を海水と共に大きな口ですくい噴水孔から海水を出すのではないか。

  

目は噴水孔から口にかけた真ん中あたりにある。社員が書いた絵が面白い。(顔は私?)

利用方法は鮮度よければ刺身も可能。ただ、あっさりしすぎてあまり美味しいとはいえないようだ。

酢味噌など付けて食べるとの事。

煮魚やフライなどが旨さを引き出し、その他にはやはり練り製品になる。

皮は昔から滑り止めとして刀の柄などに巻いたり、ヤスリの代わりに使ったなどの記録がある。

「親子でめぐる市場体感ツアー」で紹介したら子供達のウケも良かった。

カメラマン?

Filed Under (未分類) by suisan on 04-08-2010

片っ端から魚の写真を撮って歩いた。

まずは岩手魚類入荷の今が旬の「関イサキ」。

  

価格、品物も高級。当然、卸して試食?と思ったがさすがに勇気がなかった。

見た目でもふっくらして美味しそうである。(私みたいに?)

続いては盛岡水産、北海道産「キチジ(キンキ)」旬は秋から冬なのだが、根強い人気。

旬に比べれば脂は薄いと思うが、旨さは申しぶんない。

逆に夏の旬の「マンボウ」。ここ数日はこんな鮮度の良いマンボウは見てなかったので撮影。

写真では透通った身をうまく納めれないが、鮮度抜群。

続いてはこれも冬が旬の「ハタハタ」盛岡水産、北海道産。

  

旬でなくても漁獲はあるのだが、やはり暑い時期に見ても旨そうには見えないのは私だけかな?

他にも色々撮影したが、掲載はこの辺で。

なかなか「魚の紹介」までいたっていないのが残念。(全てが紹介済)

奮闘・努力

Filed Under (未分類) by suisan on 03-08-2010

今日も魚の入荷少ない。とはいえ営業しなくてはならない。

各元卸からかき集め店作り。何でもよい訳ではないが、それなりに何とかなった。

  

天然のホヤやアナゴ。

ホヤもそろそろ養殖物?も終わりかけ、天然物に移行する。

  

アジとオナガ。

  

アジはいつでもあるように見えるが、業務で使える鮮度、味など考えると途切れる時期もある。

今が最大のピンチでは?

オナガは築地より、小笠原産。

ほとんどの魚は完売に近いほど売れた。ロスもなくてよいのだが、やはり店揃えも余裕があったほうがいい。

明日はどうかな?

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