台風の進路が気になる。今年初めて日本付近に到達した台風である。
台風の影響で魚の入荷が少ない。
北海道からのサンマや宮城県沖のカツオは通常並に入荷しているが、九州や日本海物は皆無に等しい。
明日はもっともっと少ないと思われる。
今日は2kgに対し10尾サイズのサンマが入荷した。まだ高め。
写真は2kg10尾と11尾。特に選んだわけでもないが、並べればこんなに差がある。
一般の消費者は幾らかでも安いサンマを購入したがるが、安ければサイズも小さくなる。
脂ののりも違う。魚は私みたいにふくよかな方がおいしい。
鮮度の目安に口先が黄色いものを選ぶのもひとつの方法である。
以前「サンマの棒受け漁」についての説明が不足していたので細かく紹介しょう。
「船の片側に2本の棒をつけ、それに網をつないですくい上げる」、と記入したが、金魚すくいのようにはいかない。
まして船を傾けるわけにもいかない。
そこで最新型のサンマ船は
①舟の両側に電気をつけサンマを集める。
②時期を見て片側を消す。消えた反対側にサンマが集まる。
③消したほうに網をおろす。
④網のないほうの電気を消し、網のある方をつける。
⑤サンマが網のある方に移動。
⑥網の上にサンマが集まったら赤い照明をつける。
⑦赤い照明にサンマが驚きは跳ねる。そこで網を上げる。との事である。
サンマは船の下を通ることは無く、舟の周りを移動する。
又、赤い照明に驚いて飛び跳ね横には逃げないというサンマの習性を利用した漁である。
お盆商戦も始まり、まして魚の入荷が悪い状況では、先、2日間ブログを休むかも知れない。