Filed Under (未分類) by suisan on 17-04-2010
今朝、9時ごろの岩手山。寒々としている。(”鷲”が寒そうに見える)
仙台に電話したら「雪が降ってる」との事。盛岡は雪は降ってないが、寒い。
北海道産、カスペ(ガンギエイの鰭)、同じく北海道産アブラガレイの剥き身。
アブラガレイは鮮度よければ刺身もできる。今日みたいに白身が不足しているときは良いのではないか。
ただ、脂が強くて、ともすれば生臭い。
ムニエルやフライが非常に旨い。回転寿司の「エンガワ」はこのアブラガレイのエンガワ。
アブラガレイは昨年4月15日に紹介している。参照してください。
岩手県・宮古産のナメタ(ババガレイ)や愛知県産サヨリなどが入荷していた。
ナメタガレイはいまだ「子持ち」が入荷している。晩熟のナメタかな?
早く入荷状況が回復すればいいな。休み明けぐらいには活発になるのかな。
Filed Under (未分類) by suisan on 16-04-2010
やはり予想通り入荷が少ない。
左、岩手魚類、右、盛岡水産。盛岡水産は通常、この5~6倍ほどの荷物であふれている。
弊社の函館発送分も、昨日発送して着くのが今日午後3時頃。
こんな状況では北海道からの荷物が滞るのもうなずける。
さて、店はまあまあの品揃え。
千葉県産、まるまる太ったコハダ。盛岡水産入荷。鮮度の良いアカムツ、鹿児島県産、岩手魚類入荷。
香川県産エボダイ。宮崎県産カマス。どちらも岩手魚類入荷。
その他にもオスナメタ、昨日紹介した宮古産ムキカキなど色々そろえた。
店売りには十分。だが、お客様が来ない。こちらのほうが心配。
今日は金曜日だよな?・・・・。寂しい・・・。
Filed Under (未分類) by suisan on 15-04-2010
最近、めまぐるしく天候が変わる。
昨日はものすごい風と雪。
盛岡は雪が積もることはなかったが、寒い一日だった。(最高気温5.6度)
春は三寒四温と言うがいまだ寒さのほうが勝っている。
後10日もすれば桜が咲く予報だが、どうなることやら。
日本各地風の猛威で今日の市場は魚の入荷が少ない。明日はもっと少ないと思う。
今日の写真は4月10日築地から届いた山形県産「ガサエビ」
4月13日秋田県産コアラ」盛岡水産。小さいが旨い魚である。
今日入荷の「大粒カキ」宮古産。
宮古近辺の一部の漁協が「花見カキ」を出荷している。
花見カキとはうたえないが、大粒で美味しそうである。
我が家は「カキフライ」で一杯。最高だね。
手抜きブログでした。明日の事も心配しなければならないな。
Filed Under (未分類) by suisan on 13-04-2010
クロメバル(カサゴ目フサカサゴ科メバル属)築地より、千葉県産。
岩手県、石川県から九州。朝鮮半島南部。
浅い岩礁域や藻場に生息。
カサゴやムラソイなどのように底に着いていない。底より少し浮いていることが多い。
卵胎生で11月ごろに交尾、12月から2月に出産。
仔魚期には小型の甲殻類、成魚になれば小魚、軟体動物、多毛類などを餌としている。
通常25cmぐらい。30cm超えれば魚拓を取れるほど貴重である。
エゾメバルもクロメバルと呼ばれるがこちらが本当のクロメバル。(↑エゾメバルの写真)
目の大きさが違う。又、胸鰭軟条の数とか下アゴのコケの有無などの違いがある。
漢字で「黒目張」。
旬は春。春告魚でもある。
料理はやはりメバルは煮魚が一番。ぷりぷりした身と旨味があり、何ともいえない。方言で「こでられねぇー」
このサイズなら唐揚げも旨い。勿論干し魚も旨そうだ。塩焼きも良い。
活や鮮度抜群なものは刺身。上品な白身で身もしっかりしていて美味しい。薄皮造りが良い。
Filed Under (未分類) by suisan on 12-04-2010
アオハタ(スズキ目ハタ科マハタ属)長崎県産、岩手魚類入荷。
琉球諸島を除く本州中部以南(東京、新潟以南)、朝鮮半島南部、中国、台湾、東シナ海に分布。
沿岸のやや浅い(30m~80m程)の岩礁域並びに泥砂底に生息。
若魚は岸近くでも見られる。
ハタ科の中では小ぶりで最大60cm位。産卵期は夏。
小ぶりでは有るがハタはハタ。安くはない。
身は白身で淡白、だが旨味がある。刺身はフグのように薄造りもできる。
クセもなく上品でしっかりしている。しゃぶしゃぶも良い。
鍋、煮漬け、塩焼き、ムニエルなどもOK。
歩留まりなど考えれば あら炊きや鍋などなら全て楽しめるのではないかな。
写真は黄色っぽいので「キハタ」などと呼ばれている。
箱には「アオナ(福岡近辺の呼び名)」他には「キアラ」、「タカバ」、「ナメラ」など。
漢字では「青羽太」。
Filed Under (未分類) by suisan on 10-04-2010
昨日9日、又、仙台からクジラのウネと赤みが送られてきた。
やはり富山県・氷見沖でマグロなどを捕獲するための定置網に掛かり、救命処置の最中に死亡したミンククジラの身である。
ウネは身が固く、薄くスライスしなければ噛み切れない。薄くスライスするには半解等の状態にする。
刺身OK、ハリハリ鍋などに入れれば最高に旨い、とのことである。
赤みは、柔らかく美味しそうである。刺身、寿司種なんでもOK。ニンニク醤油が合いそう。
こちらの写真は「前沢牛の霜降り」ではない。
8日に撮影したスペイン産、蓄養本マグロのカマ下の部分。すごい脂である。
どんな人が、どのような料理方法で食べるのか?なんて想像する。
9日岩手魚類に長崎県より入荷の「マナガツオ」。小ぶりでかわいらしい。
大物と比べて旨味に欠けると思うが、地物なので購入。
同じく9日岩手魚類に鹿児島県から入荷の「イボダイ」。顔のアップはマナガツオと似ている。
こちらは煮魚、焼き魚、干し魚と何でも旨い。
どちらの以前紹介済の魚である。
マナガツオは2009年3月27日、イボダイは2009年1月6日。参照してください。
Filed Under (未分類) by suisan on 09-04-2010
たぶんイズカサゴだはないか?(カサゴ目フサカサゴ科フサカサゴ属)秋田県産、盛岡水産入荷。
箱には「赤カサゴ」と記入。
本来は相模湾以南、東シナ海まで分布とあるが新潟や山形でも獲れているようだ。
水深100mぐらいのやや深い海に生息。最大で45cmぐらいに成長する。
イズカサゴではないか、との決め手は、胸鰭の付け根にヒラヒラするヒゲ?のような物があり、口に歯がある。
口のそばには三つの棘ある。など考えれば・・・ではないか。
どちらにしろカサゴは旨い魚である。
刺身にするときは皮をつけ「霜皮造り」がよい。皮は多少硬いが皮の下に旨味がある。硬い皮とのバランスもよい。
又、出汁が取れる魚でもあるので、アラ汁も旨い。当然、煮魚にしても良い。
シンプルに唐揚げも旨い。
各鰭に毒棘があるので刺されないように注意。(胸ビレ、尾ビレにはないようだ)
盛岡の「星川魚店」が購入していった。
Filed Under (未分類) by suisan on 08-04-2010
マハタ(スズキ目ハタ科マハタ属)長崎県産、岩手魚類。
(全長30cm前後、体重2kg超、小ぶりである)
以前にも紹介していると思う。が・・・・。
琉球列島を除く北海道南部以南から東シナ海。
水深80m~100m位の岩礁域やその周辺に生息。
肉食性で最大1m位になる。
高級魚で一般の魚屋さんやスーパーではあまり見ることがないと思う。
料理はなんと言っても刺身。透明感のある白身で、身もしっかりしていて旨みがあり、非常に美味。
薄造りが出来る。
しゃぶしゃぶも旨い。アラは非常に出汁が出るので、コンブ、酒、塩仕立ての汁でしゃぶしゃぶ。
刺身、鍋と同時にマハタの味が堪能できる。
鍋やアラ炊きには、腸、胃、心臓、肝など使えるのでほとんど捨てるところがない。
それらを入れての「煮魚」も良い。
他にはポワレやムニエルも美味しい。
以前、紹介したと思い全身の撮影をしなかった。今度見かけたら掲載しよう。
ちなみに今日のマハタは清次郎フェザン店に行った。
Filed Under (未分類) by suisan on 06-04-2010
久々に鯨の舌「サエズリ」が宮城県の市場から入荷した。
富山県氷見沖で捕獲された「ミンク鯨の舌」である。
これは何だろう?
昨年、7月16日に紹介している。
http://blog.tasei.jp/suisan/archives/date/2009/07/16
前回の写真は舌の先のように見えた。今回は中央部かな?
密漁など防ぐためにも「証明書」が添付されている。
写真を撮ろうかと思ったが汚れがひどくやめた。
色々と世の中が(世界の動き)うるさくなってはきているが、昨年は鯨は殖えすぎ、回避するために日本海に本マグロが逃げてきている、とか、日本海にも多くの鯨がいる、など話を聞く。
前回、盛岡の市場で鯨のブイを見たときも日本海・石川県沖だった。
鯨にしろ本マグロにしろ、”乱獲”は良くないが、日本の食文化の一つが一つが消されようとしていることは残念だ。
料理方法は、ボイルして酢味噌やワサビ醤油などで、もしくはハリハリ鍋などで食べるようだ。
高級品で脂あり旨いブイである。ベーコンは最高。
Filed Under (未分類) by suisan on 05-04-2010
4月になり心機一転ブログの熱を入れようとは思っているが、なかなか目新しいものが見つからない。
今日も数度、卸売場を巡回したが・・・・。
写真だけの手抜きになりそう。
一般に私達はメバルと呼んでいるが「ウスメバル」秋田県産、盛岡水産入荷。
丸々と太り旨そう。今年は一寸高め。一人用の焼き物、煮ものにちょうどいい大きさ。200g前後。
ガヤなどと別名があるが、「エゾメバル」。メバルより味は落ちるが結構旨い魚である。
岩手県・久慈産、盛岡水産。
以前紹介した「帆立貝柱」(右)の副産物、「帆立のラン」。
ボイルはしているが、ほとんど”生”の状態。
今、限定の帆立の卵はこのまま食べれる。とても旨い。珍味と呼んでも良い。
ただ、他の時期は完全に火を通したほうが良いと思う。
もう一度ボイルするか、バター炒めなどがよいのではないか。
メバル、エゾメバルなどは過去に紹介済である。