イスズミ

Filed Under (未分類) by suisan on 25-06-2009

イスズミ(スズキ目イスズミ科イスズミ属)千葉県産、盛岡水産入荷。

日本では関東以南から太平洋、インド洋などの浅い岩礁域に分布。

ゴクラクメジナ、クシオ(東海地方)、キツオ(高知)、アサベなどと呼ばれている。

メジナに似た魚であるが、体側に黄色く細い縦じまが走る(幼魚まで)。

写真は成魚なので黄色い縞は見えないが、稚魚な黄色い斑点模様である。

最大で70cmぐらいになる。旬は冬。

夏には小動物を食べ、冬にはハバノリなどの褐藻類など食べる。そのため、夏は磯臭く、冬は臭みが少ない。

1尾しか入荷しなかったので味見はしていないが、料理は煮物、焼き物。

刺身は秋、外房で取れるのもに脂があり一級品。磯臭さも少ない。美しい身の色が美味しさを増す。

時期でこれほどの評価の差がある魚も珍しい。

フグ取り扱い

Filed Under (未分類) by suisan on 23-06-2009

昨年はフグによる事故が多発し、野放しになっていたフグ取り扱いを規制する動きになった。

規制と言っても、届出をして、講習を受け「フグ取り扱い講習終了書」の発行を受ける。

写真は山形県産ゴマフグの白子とゴマフグの剥き身。「フグ取り扱い講習終了書」が添えられている。

  

わが社は「フグ調理免許」を東京で取得した従業員がいて、フグの加工をしている。当然届出を済ましている。

そのため、盛岡の市場に入荷したいろいろな丸フグはわが社で加工されることが多い。

6月16日などは体重なんと5kgの天然トラフグが店先に展示された。

お得意様の小料理店主が購入し、加工は全てわが社で行われた。

今日も築地から「新潟県産のゴマフグの白子」が入荷。格安。

昆布出汁などで煮てポン酢、万能葱、紅葉卸などで食べる。最高の酒の友となる。

焼いても天ぷらでも絶品。

ご用命は田清水産へ!

アカハタとバイガイ

Filed Under (未分類) by suisan on 22-06-2009

アカハタ(スズキ目ハタ科マハタ属)6月20日築地より、小笠原諸島産。

南太平洋、琉球列島、インド・太平洋域など、日本近海では、伊豆七島、九州などに分布。

北限が伊豆諸島と思われる。

ハタの仲間では小型で最大40cm位。サンゴ礁域や沿岸の浅場(水深10~50m位)に住む。稀に100m以深の記録もある。

身は白身で淡白な魚。味については地方によって評価が違うが、私は美味しい魚だと思う。

刺身では、霜皮造りが良い。大きくならない魚なので、脂が不足しているが、その分、酢の物とか椀種にも向く。

煮魚、鍋なども良い。

中華やフレンチでよく使われる魚でもある。

蒸して葱、生姜など乗せ、熱い油をかけ、中華風にする。これが一番うまい食べ方と言う人もいる。

  

背ビレの縁が黒いのが特徴の一つでもある。

 

バイ(腹足綱前鰓亜綱真腹足目エゾバイ科バイ属)秋田県産、盛岡水産入荷。

北海道南部から九州、朝鮮半島。水深10m位の砂底で死んだ魚などを食べ棲息。

バイガイ、バイ、ベイ、ウミツボ、クロバイなどと呼ばれ、「べいごま」はこの貝が起源とされる。貝笛にもなる。

雌雄異体で交尾し、6月から8月に産卵する。

食べ方は煮る、もしくは酒蒸し。身には甘みがあり、ワタに苦味がないし、身も取りやすい。

が、毒性を帯びていた例もあるので注意が必要。

オヒョウ

Filed Under (未分類) by suisan on 20-06-2009

3月のはじめから「カレイ特集」をしていたが、オヒョウの写真が無かった。

オヒョウは入荷してもほとんどが頭なし。姿での入荷を待ち望んでいた。

6月18日ついに盛岡水産に頭付きのオヒョウが入荷。だが、ずいぶん小さい。でもオヒョウはオヒョウ。紹介しよう。

オヒョウ(カレイ目カレイ科オヒョウ属)北海道産。

   

世界にはいろいろな種類のオヒョウがいて、日本の北洋からオホーツク、大西洋、ベーリング海、北極海などに分布。

日本では東北地方以北の各地と日本海北部の冷たい海の400m以浅に多いが、2000m付近の大陸棚にも生息していることもある。

大きい物は3mを越え、体重200kgに達するものもいる。(それに比べると写真は小さすぎる)

身は脂肪が少なく、筋肉質。大きい物では暴れると危険な魚でもある。

料理は刺身、ムニエル、フライなど。(今日は鮮度がイマイチ。刺身は無理)

白身で比較的淡白な味。油を使う料理のほうが合う魚である。

鮮度が良ければ刺身もいいが、アニサキスに似たシュードテラノーバ幼虫がいて激しい腹痛を起こすことがある。

特に内臓に多く(内臓は生食をしないように)、そのためにも頭、腹(内臓)を取った物での流通が多い。

シュードテラノーバ→アンコウ、タラ、ホッケ、マンボウ、メヌケ、オヒョウ、イカなどの内臓やその近辺の筋肉に寄生する。人の胃や腸壁に侵入し、2~10時間後ぐらいに激しい腹痛や吐き気、嘔吐、ジンマシンなど、アニサキスと同様の症状を起こす。アニサキスとの違いは渦巻状にならない。

広田湾漁協・エゾイシカゲガイ、種市・南部潜りのホヤ

Filed Under (未分類) by suisan on 19-06-2009

6月16日広田湾漁協の「エゾイシガキガイ」を取り上げ、19日(金)から盛岡の市場でも販売できる、と予告した。

岩手魚類から我店にも陳列された。

鮮度が最高、そして旨い。だが、値段も高い。

今まで築地などでも高い評価を得ていただけのことはある。

以前、トキサケ、ママスなどを掲載した折、関東での値崩れがおき、地方へ分散されたようだとの話を聞いた。

せっかく広田湾漁協がノウハウを手にし、涙ぐましい努力の結果、すばらしいイシガキガイを創り上げた。

それが”値崩れ”はしのびがたい。

とは言え、この不景気な時代に「高すぎる」と思うのは私だけか?

そして、できれば地元、岩手の市場から全国に発信できればよかったのに、と思う。

 

◎南部潜りの天然ホヤ。(岩手県・種市産)

「南部潜り」を継承している方が岩手に2人いると言う。

その方々が漁獲した天然ホヤを「南部潜りのホヤ」として売り出そうとの、動きがある。写真を紹介する。

  

岩手魚類入荷。殻に付着した小動物が元気に動いている。それほど鮮度が良い。

◎もう一つ「マナマコ(種市産)」

このように三陸海岸の「海の幸」が盛岡に集結するのはうれしい。

ホテル等の献立を作成するとき「三陸の魚類を使いたい」と言われても困ることが多い。

これからは「エゾイシガキガイ、種市の天ホヤ、同じく種市の真ナマコ」などと言えるようになればよい。

又、他にも「アブラメのブランド化」なども聞こえてくる。

「地産地消」とともに、岩手から全国に発信できる商品をもっともっと多く伝えて行きたい。

カラフトマス

Filed Under (未分類) by suisan on 18-06-2009

アオマス(サケ目サケ科タイヘイヨウサケ属)盛岡水産入荷、北海道産。

本名カラフトマス。セッパリマス、アオマスなどと呼ばれている。アラスカではピンクサーモンと呼ばれている。

北太平洋、ベーリング海、オホーツク海、日本海、岩手県以北、北海道に分布。

サケ属の中では小型の種類。全長40cm~60cm程。

特徴としては側線鱗数がサケ、マスの中では最も多く、遡上時には尾ビレの黒点が明瞭になる。

(写真では微かに見える)

婚姻色は黒褐色で、口がと突出する。又、オスの背中が出っ張り(盛り上がる)、北海道などでは背中の盛り上がりをセッパリと言う。なので「セッパリマス」と呼ばれる。

産卵期はサケより早く、夏から秋で下流~中流域で行われる。

稚魚にはパールマークは無く、4~5月に降海し、2年ぐらいで成熟して回帰する。

料理はフライ、塩焼き、ルイベ、燻製など。サケ缶や山漬けや塩マスなどに塩蔵加工される。

身質が柔らかく脂分が多いが水っぽい。そのため缶詰めや塩蔵などの加工品に回される。

卵は筋子(すじこ)として加工される。

エゾイシカゲガイ

Filed Under (未分類) by suisan on 16-06-2009

今日は昼にかけお出かけ。遅いブロブとなってしまった。

盛岡は梅雨入りしてから晴天の日が続き、暑いが気持ちのいい一日であった。今の時期が一番好きな気候でもある。

エゾイシカゲガイ(マルスダレガイ目ザルガイ科)

茨城県鹿島灘から北海道、サハリン、オホーツク海並びに日本海に分布。

水深50m位までの砂泥底に生息。

今まであまり市場では見られなかったが、岩手県の広田湾漁協が養殖に成功。

苦心の結果、今年6~7トンほどの出荷が見込まれ、岩手魚類にサンプルが届けられた。

金曜日には販売できるとのことである。

「イシガキガイ(石垣貝)」と同じ物と言う人もいるが、漢字で「蝦夷石陰貝」、違うとの資料もある。

写真でわかるように比較的丸みを帯び、40~50本の放射状の線があり、ところどころ成長休止帯で区切られている。

良く見ると4段になっていた。

産地に近いためか、ものすごく元気で開こうとすれば、舌の部分を大きく出し、威嚇されているように見えた。

ヒトデなどに襲われたとき飛び跳ねて逃げる貝がいたことを思い出した。この貝なのか。だから元気なのだ。

料理は刺身、焼き物、酒蒸し、鍋など。生食は鮨が最高。

試食してみたが旨い! 鮮度抜群な上、コリコリした貝特有の歯ごたえ、そして甘み。一見?と思うが食べれば旨さがわかる。

ただ、料理した時、説明も添える必要がある。この手の食材は輸入のマズイ物ばかり見ている。一緒にされては困る。

そして大いに、岩手県の広田湾漁協をコマーシャルして欲しい。

モスソガイ

Filed Under (未分類) by suisan on 15-06-2009

2月23日紹介した「モスソガイ」。珍しく”生”で盛岡水産に入荷していた。福島県産。

モスソガイ(腹足目エゾバイ科)分布はベーリング海から北海道~瀬戸内海。

水深10mから70m位の泥砂底に生息。死んだ魚や貝など食べて海をきれいにする”掃除屋さん”。

昔、武士が殿中で着用した、裾が長い長袴を履いたように、長い足を引くずりながら歩くので「裳裾貝」。

気仙地方ではアワビツブ、北海道地方ではベロツブ、千葉・銚子ではベイボなどと呼ばれている。

上の写真は”生”下の写真は2月23日撮影のボイルしたもの。

ウメイロ

Filed Under (未分類) by suisan on 13-06-2009

ウメイロ(スズキ目フエダイ科アオダイ属)築地より、鹿児島県産。箱には「オキタカベ」。

 

伊豆諸島や小笠原諸島、南紀、鹿児島など西南日本からインド洋・西太平洋に分布。

生息場所は岩礁域で、水深100mから大きい物で200mの大陸だなにも住む。

色合いがタカベに似ているため「オキタカベ」とも呼ばれている。

ちなみにタカベはスズキ目タカベ科タカベ属。

写真でわかるように、体の背方は鮮黄色で他の部分は淡い紫青色を帯びていて、熱帯魚みたいだ。

知らない人は食べれるかな?と思いがちだが、場所によっては高級魚。

漢字で「梅色」。体の色が熟した梅の実に似ているため。

   

最大で40cmぐらいまで成長する。

料理は鮮度さえ良ければ刺身。身は白身で多少旨みに欠けると言うが、総合的に優れている魚である。

普通は塩焼きなどクセもなく、どんな料理にも合う、そして美味しい。

「沖タカベ」は和歌山県での呼び名。

トゴットメバル

Filed Under (未分類) by suisan on 12-06-2009

昨日、盛岡も含め東北地方が入梅した。

でも、今日は朝から晴天。空気もすがすがしく気持ちの良い夜明けだった。

現在12時、非常に暑くなりそうな気配。岩手山も爽快に写っている。

今日はトゴットメバル(カサゴ目フサカサゴ科メバル属)仙台市場から。

分布は岩手県以南、日本海側は新潟県以南、朝鮮半島南部となっているが、今日は秋田県産である。

50mから100mぐらいの岩礁底に生息し、動物プランクトンや小魚を捕食している。

ウスメバルと似ているが、体は赤橙色(やや黒い物と白っぽい物と2色棲息している)で暗色黄帯が6条ある。

ウスメバルは本州中部以北に棲息しているがトゴットメバルは逆で本州以南に棲息している。

最大で20cm位、関東では2~4月に仔魚を産む。顔はタナゴに似ているのはそのせいか?

「戸毎目張」と漢字では書くようだが、「オキメバル」「アカハチメ」「アカメバル」「タケノコメバル」「ヤナギメバル」などの呼び名がある。

名前は神奈川県三崎での呼び名に基づく。「ともとめばる」が転訛したのでは?との説がある。「ともと」=「外庭」家の前の庭(磯)にいるメバルと言う意味?

料理は何にしろ旨い。身は白身で上品。刺身ではウスメバルと比べ小型なので脂が薄いが、旨み甘みとも申し分ない。

煮付けは定番料理。白身で身離れも良く、適度な繊維質。美味しい。塩焼きも非常に旨い魚である。

他には開いて干し物、唐揚げなど。

上がウスメバル、下がトゴットメバル。

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