アカハタとバイガイ

Filed Under (未分類) by suisan on 22-06-2009

アカハタ(スズキ目ハタ科マハタ属)6月20日築地より、小笠原諸島産。

南太平洋、琉球列島、インド・太平洋域など、日本近海では、伊豆七島、九州などに分布。

北限が伊豆諸島と思われる。

ハタの仲間では小型で最大40cm位。サンゴ礁域や沿岸の浅場(水深10~50m位)に住む。稀に100m以深の記録もある。

身は白身で淡白な魚。味については地方によって評価が違うが、私は美味しい魚だと思う。

刺身では、霜皮造りが良い。大きくならない魚なので、脂が不足しているが、その分、酢の物とか椀種にも向く。

煮魚、鍋なども良い。

中華やフレンチでよく使われる魚でもある。

蒸して葱、生姜など乗せ、熱い油をかけ、中華風にする。これが一番うまい食べ方と言う人もいる。

  

背ビレの縁が黒いのが特徴の一つでもある。

 

バイ(腹足綱前鰓亜綱真腹足目エゾバイ科バイ属)秋田県産、盛岡水産入荷。

北海道南部から九州、朝鮮半島。水深10m位の砂底で死んだ魚などを食べ棲息。

バイガイ、バイ、ベイ、ウミツボ、クロバイなどと呼ばれ、「べいごま」はこの貝が起源とされる。貝笛にもなる。

雌雄異体で交尾し、6月から8月に産卵する。

食べ方は煮る、もしくは酒蒸し。身には甘みがあり、ワタに苦味がないし、身も取りやすい。

が、毒性を帯びていた例もあるので注意が必要。

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