鮮度抜群

Filed Under (未分類) by suisan on 28-08-2009

常に「何か珍しい魚、入荷ないか?」と、考えて市場の中を見て回っている。

1年半以上、ブログにて魚類を紹介してきたのでネタが乏しくなってきている。

珍しいものと思い紹介すれば、特殊な魚(グロテスク)になってしまう。そんなことを考え歩きまわっている。

今日、入荷した魚は鮮度のよいものが多かった。

サンマ、カツオはもとより多くの魚が元気に競合にかけられていた。ただし、みんな紹介済である。悔しい。

写真だけも再紹介しよう。

   

左、アブラメ、大船渡産。岩手魚類入荷。右、モロトゲアカエビ、秋田県産、盛岡水産。

   

アマダイ、秋田県産。ホウボウ、福島県産。盛岡水産入荷。

特に目を引いたのが高知県産キンメダイ、盛岡水産入荷。目の輝き、これを見れば「キンメ」の由来がわかる気がする。

他にスルメイカやアナゴ、イナダなど鮮度抜群の食材が見えた。

「珍味も紹介したら」といわれるが、鮮度抜群の魚類を見ているとその気になれない。

たびたび手抜きブロをすると思うが我慢してください。

(写真をクリックすると迫力のある映像が楽しめます)

ワタリガニ(ガザミ)

Filed Under (未分類) by suisan on 27-08-2009

8月13日「我社のペット」で紹介したワタリガニを紹介しましょう。

ワタリガニ、標準和名ガザミ(甲殻類十脚目短尾下目ガザミ科ガザミ属)青森県産、盛岡水産入荷。

  

左がメス、右がオス。通称フンドシ部分(腹節)の丸みがある方がメス、細いのがオス。

北海道から台湾にかけて分布。波が穏やかな湾内の、水深30mほどまでの砂泥底に棲息。

海藻なども食べるが、食性は肉食性が強く、小魚、ゴカイ、貝類など、いろいろな小動物を食べる。

敵はサメやエイ、タコなど。

写真を見ればわかるが、甲羅は横長の6角形をしていて、前面にはギザギザな棘が並び、左右は大きな棘が突き出ている。

鋏脚は頑丈で挟む力が強い。第2脚から4脚までは普通のカニ足であるが、第5脚は脚先が平らで「遊泳脚」となっていて、天敵などが近づけば泳いで逃げる。

鋏脚や他の脚は青みがかったり、水玉模様となっている。これは敵や獲物の目を欺く保護色となっている。

産卵期は春から夏、年2回産卵し春に生まれた卵は1番子、夏は2番子。2番子のほうが少ない。

交尾期は夏から秋、脱皮後に交尾し、メスは深場に移り冬眠。晩春に産卵する。

料理は茹でカニ、蒸し、味噌汁など。生きたガザミを熱湯に入れれば苦しさのあまり脚がバラバラになるので、水から入れるか、輪ゴムなどで固定したから料理してください。

旬は秋、身とカニ味噌、内子など食べる。身は絹のように滑らかで上品な旨みがある。

「我社のペット」のワタリガニ、水槽に手を入れれば鋏を上げ威嚇する。一人挟まれた者が出てきたので「お嫁」に出した。

味噌や内子も絶品。毛ガニやズワイガニなどより格安で、味は旨い。

ダツ

Filed Under (未分類) by suisan on 25-08-2009

ダツ(ダツ目ダツ科ダツ属)岩手県山田産、岩手魚類入荷。

全世界の熱帯・温帯域に10属・32種が知られ、日本には4属・8種が分布。

日本のダツ類は浅い海に生息するものばかりだが、日本以外の熱帯域には汽水や淡水域に生息する種類もいる。

日本近海では北海道から九州までの各地、朝鮮半島、中国沿岸の棲息する。

ダツ目にはサヨリやサンマ、トビウオがいる。ダツもサヨリやサンマと同じように細長い体である。

   

又、沿岸域の水面に近い所に群れをなして生活する。

全長1mぐらいで、産卵期は初夏、海藻など生い茂った所で行われ、食性は肉食性で小魚やゴカイ類、甲殻類なども食べる。

骨は青緑色しており気持ち悪がられる。そのため一般には食用とされていなかった。

(口の写真を見ればわかるように歯も青緑色である)

身は半透明の白色、美味しいとまでは言わないが、脂肪の少ない白身で、刺身にするととても綺麗だ。

他には唐揚げ、塩焼きなどいろいろな料理に使える。

非常に危険な魚として有名で、捕食の際、小魚の鱗に反射した光に反応する。夜、ライトをつけ潜水するとダツが突進せて来る。時には人体に刺さり死傷する事故が起きる。

刺さったまま回転するので傷口が大きくなり、刺さったからといって抜くと出血多量になるので、抜かずに病院に行ったほうが良い。

沖縄の漁師は「ダツはサメより怖い」と言うそうだ。

秋の装い

Filed Under (未分類) by suisan on 24-08-2009

「花巻東、感動有難う」

8月23日甲子園で行われた「全国高等学校野球選手権大会準決勝」において岩手県代表花巻東は愛知県代表中京大中京に11対1で破れ、祈願の優勝旗を持ち帰ることができなかった。

やはりエース菊地雄星の怪我は深刻で、先発は2年生吉田投手。雄星はピンチで交代したがわずか11球でマウンドを去った。

敗れて泣き崩れるエースを抱きかかえるチーム全員に感動を感じた。

誰一人として「甲子園の砂」を持ち帰ろうとせず、甲子園の土よりかけがえのない「チームの絆」を取得した彼等に拍手を送り、そして「胸を張って岩手に帰って来い」とつぶやいた。

北国のハンディをものともせず、岩手の選手だけでもこれだけの成績を残せる。と、後輩への道しるべとなった花巻東、有難う。心からありがとう。

決勝は初となる新潟県代表「日本文理」と7度目の優勝を狙う愛知県代表「中京大中京」。

(アメリカで閲覧してくれてる方へのメッセージです)

今日は「秋の装い」?

8月22日(土)に撮影した北海道産「秋サケ(シロサケ)」鮮度抜群!顔や背中がまだ青光している。

   

今日撮影の「鮭の白子」と「生筋子」生筋子は北海道産、白子は宮古産。

 

丸々と太った北海道産「秋刀魚」と岩手県岩手町産「マツタケ」。

   

秋に向かって進行中。

ただ、鰹だけは「戻り鰹」になれないでいる。(入荷不安定、入荷不良)

高校野球が中心で「市場のブログ」が手抜きになってしまった。

カガミダイ

Filed Under (未分類) by suisan on 22-08-2009

「や~まいった。すばらしい試合だった」「感動した」朝、一番市場での会話。

昨日、高校野球準々決勝花巻東対明豊(大分)戦、4回まで4対0で勝っていた花巻東、エースが故障でリタイヤ。

リリーフが8回には逆転され、万事休す!通常の高校野球はこれで終わる。が、9回に追いつき延長戦へ。

10回表、花巻東1点リード。「もう一度投げさせてくれ」 リタイヤしたエースが伝令係として活躍。

見事、7対6で勝利。岩手の高校野球がこんな感動的な勝利ができるのか、と驚き。

ここまで来たら春の忘れ物「優勝」目指し頑張ってほしい。(花巻東は春の選抜大会では準優勝)

 

カガミダイ(マトウダイ目マトウダイ科カガミダイ属)岩手県・大船渡産。

岩手魚類に入荷の「魚入りあわせ」に小カンパやソウダカツオなどと共に小ぶりではあるがカガミダイが混ざっていた。

本来は福島県以南~太平洋の暖海域に分布している。(三陸ではあまり見えないのでは?)

体型は「マトウダイ」に似ているが体側に明瞭な黒斑がない。幼魚には黒斑が散在するが成魚になれば消える。

マトウダイの顔はデコッパチなのにカガミダイはへこんでいる。

(左下は昨年10月23日撮影のマトウダイ。右下はカガミダイの顔)

  

背びれの付け根の棘はどちらにもある。背びれの延長と尻びれは細いくかよわそうだがつながっている。

   

味はマトウダイに比べればマズイと言われるが、どの資料にも「そん色ない」とある。(価格はマトウダイより格安)

刺身は透明感があり見栄えがするが、旨みにおいてちょっと足りない。これを補うのが「肝」。

肝を包丁でたたき肝醤油を作り、付けて食べれば旨さが増す。(鮮度の良さが大切)

他にはムニエルやフライなど油を使う料理に合う。

マツダイ

Filed Under (未分類) by suisan on 21-08-2009

昨日、「岩手県宮古港に今年初めてのサンマ大型船が入港」と岩手日報夕刊に掲載されていた。

そして岩手魚類に入荷。発泡スチロールの丸い箱や四角い箱、4kg・8kg入りと入荷した。

何故?盛岡水産には入荷しなかったのか?

今日は「マツダイ」(スズキ目マツダイ科マツダイ属)岩手県・久慈産、盛岡水産入荷。

南日本、太平洋、インド洋など温・熱帯海域に分布。外洋のやや深いところに棲息する。

幼魚は流れ藻につき、枯葉に似た擬態で身を守る。

どちらかと言えば南方系の魚だが、この時期、黒潮とともに流れ藻にかくれ北上するのだろう、入荷が増える。

顔は体の割りに小さく、受け口、尾びれは丸みをおび、背びれの後ろの方と尻びれは長い。

  

コケが大きく硬いが卸してみればきれいな白身。血合いが赤く刺身に映える色である。

そして体の醜さ?に比べ意外に旨い。刺身意外は塩焼きやムニエルなど。

出世魚

Filed Under (未分類) by suisan on 20-08-2009

今日は出世魚。盛岡水産にブリを除く各サイズが入荷していたので写真で紹介しよう。

(地方で呼び名が違うが、下記は関東での呼び名である)

ワカシ→約1歳魚。20cm前後、約0.5kg。(三陸ではこれより小さいものをショッコと呼ぶ)

イナダ→約2歳魚。3~40cm、2kg前後。

ワラサ→約3歳魚。60cm、4kg前後。

ブリ→4~5歳魚。90cm以上、8kg以上。(2008年12月24日撮影、富山・氷見のブリ)

最大で1.5m、15kgぐらいまで成長するのもいる。

ブリは温帯性の回遊魚。日本各地、朝鮮半島から東シナ海に分布。

夏には暖流(黒潮)にのり北上、北海道周辺まで行き、寒くなると南下する。どうやら水温14~15度ぐらいを好むようだ。

関西や山陰では「ハマチ」の呼び名もあるが、ブリの養殖をハマチと呼ぶこともある。

他の出世魚にはスズキ←フッコ←セイゴ。トド←ボラ←イナ←オボコ。などがある。

メアジ

Filed Under (未分類) by suisan on 19-08-2009

昨日、岩手魚類に入荷の大船渡産「魚の入り合わせ」にメアジが混ざっていた。

メアジは千葉県以南に棲息と、資料にはあるが、三陸でも獲れるか疑問だった。

   

写真を見てもらいたい。左はメアジ、右はマアジ(大分県産)。

目の大きさが違う。

メアジなら旬は秋から冬。刺身が絶品。ただ血合いが多いのが難点。

  

その他の料理はナメロウ(味噌を入れたたく)やフライなど。

いろいろ資料を見ていると量が少なく、魚の入りあわせに混じることが多いようだ。

が、最近は南日本での漁獲量が多くなってきている、との事。

マアジは北海道から東シナ海まで生息し、日本に最も馴染みの深い魚である。

水深2mぐらいから150mぐらいまで幅広く棲息し、旬も春から晩秋まで。今が非常に美味しい時期である。

刺身やいろいろな料理に使われ、一般家庭にも深く入り込んで入る。

いまさら紹介することでもないようだ。

カンパチとメダイ

Filed Under (未分類) by suisan on 18-08-2009

昨日の甲子園「夏の全国高等学校野球選手権大会」2回戦、岩手県代表花巻東高校が神奈川県代表横浜隼人に勝ちベスト16入りした。(花巻東は春の選抜甲子園で準優勝したチーム)

花巻東の佐々木監督は過去においての抽選会で「岩手県代表と対戦するクジを引いたチームは喜んで拍手をした。何とか青ざめるようなチームを造りたかった」と話、実現した。

見事、春の決勝戦で敗れた長崎代表(清峰ではなかったが)を破り、「神奈川を制す者全国を制す」とまで言われた神奈川代表を退けた。

岩手の高校スポーツはサッカーの盛岡商業全国制覇と野球の花巻東の活躍で一躍、脚光を浴びている。すばらしい!

市場のブログに戻ろう。

昨日は冒頭、「悲惨な写真」を掲載したが、下の写真は今日の田清水産の売り場。品数が多くなってきた。

今日は「カンパチとメダイ」

写真を写しているとき「こんなありふれたもの撮って何するの」と言われた。

確かにブログで紹介済の魚である。

カンパチ(スズキ目アジ科ブリ属)岩手県大船渡産、岩手魚類入荷。

カンパチは出世魚。地方により呼び方が違うが、千葉県などでは写真のカンパチを「シオッコ(汐っ子)」と呼ぶ。

今時期になると三陸でも獲れる。この辺だと「小カンパ」。

正面から顔を見れば、左右の体側にある黄色い線が「八」に見えるから「間八」と呼ばれる。(東京など)

大きくなれば1.8m、体重60kgにもなる魚で、日本からハワイ沿岸までの太平洋北西部及び日本海の水深200mまでに棲息。

温帯域の回遊魚で、稚魚は春から夏に日本列島を北上、初冬から春に南下する。(日本近海で獲れた物は)

食性は稚魚が動物性プランクトン、成長に伴いイカナゴやマイワシ、マアジやイカ類、甲殻類、タコなどを食べる。

小さくてもカンパチは味は良い。身がしっかりして歯ざわりも良い。幼魚でもそこそこの脂もある。

ブリなどは小さいとあまり美味しくないのにカンパチは違う。

こちらも小さいメダイ(スズキ目イボダイ科)岩手県宮古産、岩手魚類入荷。

この時期に流れ藻に隠れ北上してきたのだろう。

1歳で30cm、2歳で40cm。写真は1歳ぐらいかな?

大きいのも、しかも九州や山口、島根、鳥取など物は美味しいが、太平洋側は多少味が劣る。

ましてこのサイズだと、小カンパと違い美味しくない(身に水分が多いのかな)

私にとって「夏」のイメージの幼魚たちである。

ガゼ水

Filed Under (未分類) by suisan on 17-08-2009

「まいった」「まいりましたね」今朝の市場での会話。

写真は6時09分。右端では少量の鰹、サンマの競りが行われているが、他はガラ~ン。

16日はお盆の最終日で三陸など漁師さんは漁をしない。(この日は地獄の釜の蓋の開く日、殺生はしない)

そのため写真のような状況になった。

昨年は17日まで休みだったのでこんなことは無かった。

それにしてもひどい。

ブログどころではない・・・。

ただ、気になっていた品物があったので紹介しよう。

「ガゼ水」8月11日撮影。

塩ウニを作るためにウニを濃い塩水に漬ける。この濃い塩水は以前はそのまま捨てられていた。

塩ウニを作っていた一部の人が、この塩水を醤油代わりに使っていたようだ。例えば白身魚にかけるなどした。

最近は販売されているようだが量が少なく貴重。

濃い塩水なため凄くしょっぱい。(塩辛い)が、ウニが溶け込んで旨い。

パスタに少量かけ、海の幸(帆立など)加えると磯の風味の旨いパスタが出来上がる。

炊き込みご飯に入れれば「ウニご飯」ができる。そのほかにもいろいろなアイデアが出てくると思う。

面白い食材だが、この時期だけで量産できないのが残念でならない。

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