Filed Under (メダイ, 未分類) by suisan on 17-07-2010
Tagged Under : メダイ
メダイについてはたびたび紹介している。例えば
http://blog.tasei.jp/suisan/archives/date/2009/04/25
だが、今日は「小メダイ」。岩手県・山田産。盛岡水産入荷。

確かに生息地は北海道以南で、三陸にも生息しているのだが、このサイズで入荷は珍しいのでは?
1尾20cm前後で一人サイズにはもってこいの大きさなのではないか。
鮮度も良いし、刺身でも、煮魚、焼きのもでも最適なサイズ。

大きいサイズで長崎や鳥取のものは脂もあり非常に旨いのだが、このサイズでは?
しかも太平洋側。味はそれほど美味しいものではないかも知れない。
このメダイ、1年で30cmぐらい、2年で40cm、4年で60cmほどになると言われる。
この写真なら1歳にもなっていないのでは。
昨日、今日の入荷予定表はほとんど白紙状態。魚がないと予想していたが、何とか買いあさり店造りをした。
その中には小メダイや下の写真のメヌケもあり、高価な食材(メヌケ)でも販売できた。

メヌケはどちらかと言えば冬の食材なのだが、魚屋さんも魚がなければ商売にならない。
営業時間の終了時にはほとんどの魚が販売され、後片付けが非常に楽になった。
市場は海の日で連休になる。
Filed Under (アヤボラ) by suisan on 16-07-2010
アヤボラ、別名「毛つぶ」。
帳付けに「毛つぶ」と言うとネツブ?と聞き返す。
当社にも毛の薄い人がいる(私も含め)。失礼だと思って聞き返したのだろう。
でも、箱にも”毛つぶ”と書いてある。

本名アヤボラ(盤足目フジツガイ科)盛岡水産入荷、青森県・八戸産。
相模湾、山口県以北、アリューシャン半島をへて北アメリカ西岸に分布。
釜石あたりでも獲れるようだが、ほとんどは北海道に送られる、との事。
外洋の浅い海から結構な深場まで生息しているようだ。(30m~300mぐらい)
砂泥底で生息し、肉食性でヒトデや死んだ魚などを食べている。
色々調べてみれば、足の部分は刺身で美味しい、との事であるが、バイガイ特有の唾液腺に毒があり、尚且つ泥を噛んでいるものが多いようだ。
殻から出し、唾液腺を取り除き、泥などを洗い流さなければならない。
それさえすれば、肝も煮て美味しいと言う。
殻が軽いのでエゾボラなどと比べれば歩留まりがよいのでは。
でも、こんなに毛に覆われていれば、汚らしく食べる気が薄れる。
例の星川魚店の若旦那、「リスクを背負ってまで扱いたくない商品」と話していた。
Filed Under (未分類) by suisan on 15-07-2010
昨日は休市。休み明けには大量に入荷があると思っていたが、さほどではなく、ブログネタが乏しい。
13日に築地から送られてきた「ナガスクジラの尾肉」。

以前送られて来たイワシクジラと比べると、品質も価格も大違い。これが尾肉。
何故、クジラが弊社には集まるのだろう。クジラを保護する団体から狙われそう!?
何度も市場内を歩いたが・・・。
旨そうに見えるのはゴマサバ。

写真のゴマサバは岩手魚類に入荷。岩手県・宮古産。1尾1kgアップ。すばらしい。
星川魚店の若旦那、「ここのメーカー(マルヒロさん)はお勧めできる商品」と購入してくれた。
前にも記載したが今はマサバよりゴマサバの方が脂があり美味しい。
まして1kgアップ。首折れで血抜きも済んでるので刺身でもOK。

盛岡水産には青森県産の生助子、久慈産のショッコが入荷していた。
スケコは早生だと思うが、ショッコはあまりにも小さすぎる。刺身でも焼いても美味しくはないと思う?
同じく盛岡水産に北海道・噴火湾産活ケガニ。旬なら驚くほど高いのだろう、なんて考えた。

でも今は比較的安い。(ケガニにしては)5kgに6杯 約900gの大型。
刺身にしても茹でても美味しいケガニはいかが。
Filed Under (ヒメコダイ) by suisan on 13-07-2010
低気圧が日本列島に覆いかぶさり、海が荒れ、魚の入荷が少ない。
低気圧の北側の盛岡は涼しい朝を迎えた。寒いくらいだ。
空気が澄んでいるせいか、いつもなら岩手山は霞んで見えるのだが今朝はクッキリと見えた。(バックが白いせいかな)

魚の入荷が少ないのでブログをどうするか、と思っていたら築地から「ヒメコダイ」が送られてきた。

スズキ目ハタ科ヒメコダイ属、琉球列島を除く南日本、東シナ海の大陸棚の近辺の砂泥底に生息。
水深100m前後の深場に生息し、釣りの外道として良く釣れると言う。
色々調べて見れば確かに「外道」だが”旨い”との事。
早速、食べてみた。まあまあの食感と噛んでいると甘みが出てくる。
小魚の割りに淡白ではなく、どちらかといえば濃厚の言葉があてはまる。旨い。
皮の下には脂身もあり、天ぷらなどにしたら絶品であろう。

写真は見ずらいが綺麗な白身である。
他にも煮ても焼いても美味しいとの事である。
価格を見れば驚く。釣りの「外道」なのにこの価格か?高価な小魚である。
でも、このサイズでは1尾あたりの単価としては使える価格なのではないかな。
最大で30cmほどになると言う。そのサイズならかなりの高価な刺身材になりそうである。
Filed Under (未分類) by suisan on 12-07-2010
休み前、カツオの入荷が悪く方々に迷惑かけたが、今日は暴落。半値以下へ。
どうしてこうなるの?
今日はブログ休もうかと思ったが、気を取り直して・・・。
秋刀魚が2kg14尾、平均150g弱。秋刀魚の型とがしてきた。北海道産。

同じく北海道産、アイナメ。鮮度は刺身が出来るほど良いのだが、一般に北海道産は虫が多いと聞く。

昨日も盛岡水産の釣りキチ氏、盛岡の梁川での成果。

今から会議。写真だけの掲載でブログ終了。
Filed Under (未分類) by suisan on 10-07-2010
土曜日で魚の入荷が少ない。当然、買い出し人も少なく、大量に入荷してもさばけないのが現状か。
今日は旬のカツオの入荷が少なく、余計市場全体入荷が少なく見える。
しかし、週末、カツオの入荷が少ないのは困ったもんだ。特売を組んでいるお店には大変、迷惑な話だ。
自然が相手で、まして鮮魚、取り置きしておく訳にもいかない。仕方がないのかな?
いつもの事だが、週明けにはカツオが暴落するのではないかな。
ブログネタを探し歩いたが・・・。
スルメイカはだいぶ大きくなり同長20cmぐらいまで大きくなった。写真は岩手県産スルメイカ。

旨そうな感じを受ける。ワタも入り塩辛も作れるようになった。後は価格がもう少し安価になればよい。

イワシも今が旨そうな魚。千葉県産。
仙台からは「ベッコウシジミ」が送られてきている。

今までの中では最大の大きさ。殻の大きさが5cmにもなる。
岩手の養分を北上川で運び、宮城県の河口近辺で取れたシジミ。
価格が青森県・小川原湖産の倍はするが、岩手になじみ深いシジミである。
Filed Under (未分類) by suisan on 09-07-2010
最近、大船渡産のゴマサバが送られてきている。今日も大きいサイズで1.2kg。リッパな形である。

ゴマサバの旬は冬と言われるが、年中入荷があるので何とも思っていなかった。
前回、店で売れ残ったゴマサバを酢締めしてみた。
これがなんと旨い。脂もありしかも安価。当然、購入して晩酌の友に加えた。旨かった。

こちらの写真はマサバ(養殖)違いが分かればと思い撮影。
特にお腹に黒い斑点がないのがマサバ。
今時期のゴマサバは大きくクッキリした斑点があり、一目でわかる。
ゴマサバに対する認識が変わったように思う。
盛岡水産に山形県産クルマエビが入荷していた。

いろんなサイズが混ざっていたが、まだ目が赤く光り鮮度が良いのが分かる。
養殖物が幅を利かせているから”旬”はいつかな?なんて考えてみれば「初夏」今である。
この大きいサイズのクルマエビをバーベキューで食べたら美味しいだろう、なんて考えた。
Filed Under (未分類) by suisan on 08-07-2010
昨日の休市日も盛岡の最高気温は30度を越えた。
我が家のペット1号ミニチアダックスのクッキーおばさん(8歳)も暑さでばて気味。

そんな中、ダイエットを兼ね盛岡八幡宮までウオーキング。

片道45分の距離。我が家から往復10,000歩。あ~しんどかった。
水曜日の午後で参拝客のマバラ。境内から盛岡の町を写した。
今日の市場の入荷は盛岡水産の大型の平目、鯛など、青森県産。

店にはマツタケ(中国産)。小ぶりで身も硬く臭いも少々ある。まだ高値。
そして昨日、盛岡水産の釣りキチ氏が釣ってきた梁川産の鮎(右・産地表示の字が間違っている)。梁川が正しい。

4日はわざわざ秋田県の米代川まででかけ、小ぶりな鮎の釣果だったが、昨日は盛岡市内の河川。
しかもこの時期としては大型。
秋田県にわざわざ時間とガソリンかけて釣りに行くより、「灯台元暮らしだった」と本人は反省していた。
Filed Under (未分類) by suisan on 06-07-2010
何故、弊社には鯨が集まるのだろう。
築地からイワシ鯨の「尾肉」が届いた。kg・・・・・円。

尾肉とは鯨の尻尾の付け根辺りの肉で非常に高価で旨い場所である。
今日のイワシ鯨は北西太平洋産。
筋もみえるが脂がすごい。最上級とまではいかないがすばらしい。
ある居酒屋さんが注文したらしいが、全部は購入できず一部を購入。
4分の一は田清魚店清水町が購入。残りは営業さんが持ち、販売しているが・・・。
旨いのは分かるが、この不景気で販売できるかが気がかり。
昨日の盛岡水産入荷、秋田県産「コブダイ」

なんとなく久々に見た「どじょう」。今やどじょうまでが中国産。
しかも安くない。

猛暑続きの盛岡、「どじょう」でも食べて精力・活力をつけてください。
今日も30度になるのかな?
Filed Under (未分類) by suisan on 05-07-2010
昨日の日曜日、盛岡水産の釣りキチ氏が米代川でアユを釣ってきた。
盛岡は数日、雷雨で川が増水し釣にならないので秋田まで足を運んだようだ。

米代の釣り場でも雷雨で釣どころではなかった、と言う。
サイズは写真の通り小ぶりも小ぶり。針で引っ掛けるのでリリースとはいかない。
アユは北海道南西部以南から日本各地。朝鮮半島やベトナム北部に分布。
(サケ目アユ科アユ属)
秋に川で産卵し、海に下り、春に川に遡上する。
海では小エビなど食べ肉食性であるが、川にのぼり定着すれば藻を食べるようになる。
付着した藻を食べるために唇が特殊に進化している。
又、縄張りを持つ習性があり、進入してきたアユを攻撃する。この習性を利用した釣りが「友釣り」である。
ただ、海岸に面した川では海からの遡上もあるが、盛岡などのように内陸部ではほとんどが放流アユではないかな。
アユは漢字で「鮎」「香魚」などと書く。
香りの良い魚で、獲れる川によってにおいが違う。といわれる。
一番の定番は塩焼き。頭を下にして串焼き(炉辺焼き)にすれば、お腹の脂が頭から落ち、サッパリして美味しい。
他には背ごし、干物などの料理方法がある。写真のサイズなら天ぷらが良いのではないか。
私は今晩は休肝日なので、明日唐揚げにしていただく。
ご馳走様。