2010年12月31日
12月25日撮影”アイカジカ”カサゴ目カジカ科ツマグロカジカ属。
釜石からの「入り合わせ」に混ざっていたアイカジカ。その他にはキントウ、サブロウ、ヤリイカなど小魚がいっぱい。
アイカジカは日本海では石川県、太平洋側では岩手県以北に生息している。
水深10~150mの砂地に生息。
肉食性で小型甲殻類や多毛類などを食べている。
小型の魚なため市場などには入荷せず、地元で消費される。
ほとんどは味噌汁や鍋に入れられることが多い。
2010年12月31日
12月25日撮影”アイカジカ”カサゴ目カジカ科ツマグロカジカ属。
釜石からの「入り合わせ」に混ざっていたアイカジカ。その他にはキントウ、サブロウ、ヤリイカなど小魚がいっぱい。
アイカジカは日本海では石川県、太平洋側では岩手県以北に生息している。
水深10~150mの砂地に生息。
肉食性で小型甲殻類や多毛類などを食べている。
小型の魚なため市場などには入荷せず、地元で消費される。
ほとんどは味噌汁や鍋に入れられることが多い。
2010年12月31日
盛岡市中央卸売市場は今日から1月4日まで休み。
「昨年はブログをご覧いただき誠に有難うございました。
ちょっとサボったりして更新が間々ならなかったことをお詫びいたします。
来年はよりすばらしい魚を紹介できるよう、頑張ります。
ただ、学者でも、さかなくんでもないので、あちこち間違いがあると思いますのでご了承願います」
何かと忙しい「師走」。師でもないのに動き回っている。
大槌からの”入り合わせ”に「ゴマソイ」が入っていた。
あまり見ることのない”北の魚”である。
ゴマソイ(カサゴ目フサカサゴ科メバル属)
体は楕円形で平たく、後頭部は盛り上がり、目から頭部に鋭い棘がある。
見て分かるように濃い灰色でゴマを散らしたような白い斑点がある。
生息域は宮城県以北の太平洋岸と新潟県以北の日本海。
鹿島灘でも見かけたとか。
岩礁域に生息し、小魚や甲殻類を食べている。
最大で30cmほど。
食べ方は刺身、煮魚、塩焼き。メバル属なのでマズイことはない。
市場でもあまり見かけない魚で、「何、これ?」の声が多かった。
久々にブログをする。
全然、その気が薄れたわけではない。画面左をみていただけると分かる。
魚の図鑑?ではないが、今までのブログの整理をしている。
完成にはまだまだ時間がかかるが、ア行・カ行等と魚を(今までのブログ)検索できるようにしている。
今日は釜石からの”小魚の入り合わせ”に「カゴカキダイ」が入っていたので紹介しましょう。
カゴカキダイ(スズキ目カゴカキダイ科カゴカキダイ属)
生息域は茨城県、山陰以南。台湾、ハワイ諸島、オーストラリア。
体長20cmぐらいまで成長する小魚。(今日の写真は10cmぐらい)
頭の後ろが盛り上がり、肩が異常なほどに盛上がった江戸時代の「駕籠かき」の姿ににている。
上記の特徴と5本の前後に走る筋が目印。
料理としては刺身や塩焼きなど。
旬は秋から冬。白身で思ったよりクセがなく、刺身は寒い時期は脂がのり旨いとのことである。
ただ、磯などで獲れる雑魚の部類で市場などへの入荷はほとんどなく、地域で消費されるのがほとんど、との事である。
しかし、相変わらず南の魚がまだ三陸には多い。
この入り合わせには、ナメタガレイ(ババガレイ)、ヒラマサ、カナガシラは良いとしてもイシダイ、本ハギ、ウマズラハギ、メイタガレイ、キントキダイ、そしてイトヒキアジ。南国?の宝庫である。
11月15日アップした「シマソイ」今日も岩手魚類に入荷。
試食してみたくて刺身にした。
食べて見て一番先に感じたことはソイ特有の身の締まった食感。歯ざわり。
これなら薄造りが出来る。
皮近くには脂身もあり、皮を引くより霜皮造りのほうが旨味も出ると思う。
煮魚も身クズレしないようなしっかりした身である。煮魚が最高である。
再三記入するが、格安。この値段で薄造りできる魚なのだ。
昨日、注文していた「棒鱈」が入荷。北海道・稚内産。
棒鱈とは日本のマダラの干し物。エイリアンの抜け殻ではない。
日持ちをしない鱈を流通させるため、古くから加工された保存食。
マダラの頭、内臓、中骨をとり、塩をふらず1~2ヶ月程度、天日干しをする。
主に12月~2月に製造され、写真のように棒状になる。
食べ方としては金槌で身を砕いて酒の肴にする。
一般的には何日も掛け水をして、水に浸し水を取り替えながら戻し、あく抜きをする必要がある。
柔らかくなったら芋などと炊き合わせ、旨煮、甘露煮、煮魚等に加工される。
海老芋と炊き合わせた料理は京料理として知られる。
棒鱈と芋の煮ものを河原で作って食べたのが、芋煮会の起源とか。
北海道や東北で乾燥製造された棒鱈は京都など関西方面に運ばれ、京都の正月料理となる。
北海道や東北の山間部では保存食となる。
16
11月11日に撮影した「ケムシカジカ」の写真。
大きな口と鋭い歯。アップで見れば怪獣の顔。ゴジラ?
何度もブログで紹介しているが、結構旨い魚である。
鮮度が良ければ刺身。引き締まった白身は味、食感と申し分ない。
秋から冬にかけての卵も、鮭のイクラのように醤油漬けにすると旨い。
当然、鍋や味噌汁などにするには、肝や胃袋など(掃除して)捨てるところがない。そして旨味がでる。
格安。
下の写真は今日入荷の岩手県産「ナマコ」。ストロボの関係で少し赤く見える。
しかし、いつも言うが初めに食べた人は勇気ある人に違いない。
同じく岩手県産「コダラ」。
北海道産「イソツブ」。元気に動いている姿を見れば、カタツムリの先祖のように見える。
角出せ、槍出せ、目玉???はないか。
魚の入荷は相変わらず活発。でも、買出し人が少ない。
業務卸も注文が少ない。
明日は水曜日の営業日。今日以上に買出し人が来ないだろう。
こんなに魚が豊富なときこそ魚を食べてください。
3日あまりブログを休んでしまい、怠け癖が出たうだ。
今日も休もうかと思ったが、気を取り直してスタート。
盛岡市中央卸売市場には魚の入荷が多い。だが、ブログネタになるような魚が見当たらない。
そんな中、岩手魚類に北海道産「シマソイ」が気になった。
前歴見れば2009年7月6日に紹介済み。ガクッ。
煮ても焼いても、当然、鮮度が良ければ刺身も旨い魚である。
あまり知名度もないため価格も安い。
これから冬にかけて見かける魚であり、見かけたら購入することをお勧めする。
ブログを休んだ言い訳は個人的な用事もあったが、「お歳暮」のギフト商品選びがあったためである。
三陸産にこだわった商品の写真をアップしよう。まだ、売り出されたはいない。
下の写真は産地のこだわりのない方にお勧めの商品。
魚は輸入では有るが、福島県小名浜で加工され真空で衛生的である。
ロシア産のタラバガニ。丸々1尾。
迫力満点!
まだ、本決まりではないが、予告まで。