Filed Under (未分類) by suisan on 28-03-2011
このたびの災害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
今まで「ブログ」にて何かをお伝えすることはないかと考えていたが、文才のない私が何か文章にすれば「人を傷つけるのでは、又、配慮が足りない」などと言われるのではないかと考え、自重していた。
盛岡市中央卸売市場は耐震に優れた建物でほとんど地震による被害はなかったと思う。
ただ、ライフライン、特に電気と水の復旧が遅れ、毎日、会社に出てきても何もすることが出来ない有様。
復旧しても、魚の入荷もなく重苦しく時間だけが過ぎていった。
下の写真は3月26日の我社の売り場。
北海道を中心に日本海側よりの入荷で何とか売り場らしくなった。
関係各位に心からお礼申し上げます。
ただ、当然、三陸産を中心に集荷していた盛岡市中央卸売市場としては寂しい限りである。
三陸の漁業関係者の皆様 本当に心からお見舞い申し上げます。
復興の道のりは長く険しいこととは思いますが頑張ってください。
我社はホテルさんや料理屋さん、おすし屋さんなどの業務卸が主である。
我々の被災はこれからである・・・・・・。
Filed Under (未分類) by suisan on 31-12-2010
2010年12月31日
盛岡市中央卸売市場は今日から1月4日まで休み。
「昨年はブログをご覧いただき誠に有難うございました。
ちょっとサボったりして更新が間々ならなかったことをお詫びいたします。
来年はよりすばらしい魚を紹介できるよう、頑張ります。
ただ、学者でも、さかなくんでもないので、あちこち間違いがあると思いますのでご了承願います」
Filed Under (未分類) by suisan on 02-11-2010
低気圧の影響(台風)と明日は祭日(休市)のため、入荷が芳しくない。
当然、ブログにするような魚もなかったので、ブログ休みます。
Filed Under (未分類) by suisan on 13-09-2010
昨夜、低気圧が盛岡を通り過ぎたようだ。
秋雨前線が活発になって日本海、太平洋岸と海が荒れている、との事。
それが原因なのか魚の入荷が少ないように見えた。
明日はもっと入荷が少ないのでは?。
市場内を見渡し目に付いた魚を写真に収めた。
盛岡水産入荷の「カイワリ」。10cmにも満たない子供。
生息場所が日本海では能登半島以南と言われているが山形県産。(温暖化の影響かな?)
同じく盛岡水産入荷の「タイ」青森県産。
夏の産卵期を過ぎ少しは体型がふくよかになってきている。
岩手魚類入荷の「イソツブ」北海道産。
カタツムリのように”角出せやり出せ”元気なイソツブである。
Filed Under (未分類) by suisan on 10-09-2010
岩手県大槌漁協より「魚の入り合わせ」を購入している。
今日、入荷の入り合わせは2つ。
左はイナダ、トビウオ、イシガレイ、ウスバハギ、ワタリガニ。
右はストロボをたいたので逆に全体が暗くなってしまった。
こちらもイナダ、チダイ、マス、ウスバハギと小さなシマアジ。
ウスバハギは北海道以南の水深200m以内の沿岸域から沖合いに生息。
甲殻類、多毛類、貝類の他に底生生物やクラゲなどを食べている。
ウマズラやホンハギに比べて味は落ちるようだが、肝は大きく、刺身などで「肝会え」や鍋などでは良い味を作り出す。
20cmみの満たないシマアジの仔。
シマアジは岩手県南部以南に分布するといわれ、やはり200m以浅の沿岸域から沖合いに生息。
小魚や甲殻類、遊泳するものを追いかけ食べている。砂を口で掘り小動物を見つけ吸い込んで食べている。
アジの仲間では最高級の味で刺身などに重宝される。塩焼きなども旨い。
現在は養殖も盛んになってきているが、岩手ではまだ養殖事業でシマアジは扱っているとの情報はない。
どちらの入り合わせも鮮度、抜群。
市内の料理屋さんに引き取られた。
Filed Under (未分類) by suisan on 09-09-2010
台風9号が福井から関東を縦断し、熱帯低気圧になった。
前線より北側の盛岡、通過後は一気に涼しくなった。
昨日の最高気温は25度。今朝も寒くて?目が覚めた。
市場の上はウロコ雲。
中は北海道産のサンマであふれかえっている。
宮古産の丸樽も来ているが、漁場は北海道沖。何時になったら三陸沖のサンマが入荷するのやら?
盛岡水産も岩手魚類も新物の「新巻鮭」が入荷してきている。(塩秋鮭かな)
秋の足音がジリジリ近づいている。
Filed Under (未分類) by suisan on 07-09-2010
季節の変わり目で、魚も中途半端でありブログネタも乏しい。
昨年は?と思い回想して見るとやはり「無題」「入荷がない」「・・・」など。
今日も数度、元卸の売り場を見て回ったが、北海道産サンマなど量は多いもののブログネタらしき物は見当たらない。
サケ類も多くなってはきている。そんな中綺麗な生筋子を写真に。
以前、写真を撮った生筋子より粒がそろい、旨そうに見える。
岩手県産。岩手魚類。
卵を包む皮も膜も柔らかそうである。
膜からほぐし思い思いの味付けをする。そしてご飯にのせて・・・いただきます?。
福島県産メヒカリ(岩手魚類)も見えたので写真を添えよう。
左がストロボを焚いたので目が青光しているのが分かる。右はストロボなし。
明日は休市。ブログも休みます。
Filed Under (未分類) by suisan on 06-09-2010
先週末に連続30度の記録が途切れたが(9月3日29.9度)昨日も30度を超え、今日も・・・・。
明日からは台風の影響もあって、30度には届かなくなる。
やっと盛岡にも秋が来るのかな?
三陸沖の海水温も例年より高め。サンマ、カツオ、イカ漁にも影響が出ている。
台風が去った後、海水温も通常に戻ればいいな。
写真のスルメイカは青森県産。15尾。
大きく、肉厚で旨そうである。料理屋さんが刺身用に、「イカ塩辛」を作るためにと購入してゆく。
一般のスーパーには並ばない大きさと値段。
何故かモノサシをもって歩かないときに小さい魚が目に入る。
北海道産、シロボタンエビ(標準和名トヤマエビ)
ぷりぷりして旨そうである。緑の卵も塩辛にして美味しい。
何故か川カジカ。岩手県産。まだ活きている。珍しいものである。
水に入れれば活きるのではないか、と誰かが言う。
よほど綺麗な山間部の湧き水でなくては活きられない。
駅前のお得意様に引き取ってもらった。
今日、我社、グループ会社の従業員が小さな宴会があるとか。
「唐揚げにして食べてもらう」とオーナーシェフ。
毎度あり!
Filed Under (サワラ, 未分類) by suisan on 31-08-2010
Tagged Under : サワラ2010
魚に春と書き”サワラ”。春の魚とも言われる。
ふと考えてみれば何故、魚に春なの?
写真は岩手県・宮古に水揚げされ、盛岡水産に入荷した「サワラ」である。
色々調べていけば、サワラは一種の”出世魚”。サゴチ(サゴシ40~50cm)→ナギ(50~60cm)→サワラ(60cm以上)
春に産卵のため岸近くに寄る。そのため目につきやすく、”春つげ魚”として魚に春なのである。
本当に旨いのは秋から冬。冬は活動が鈍くなるため漁獲量も減るが脂がのる。そして旨い。
今日入荷のサワラを卸してみた。ちょっと焼き目をつけて試食。
脂がすごい。そして白い身はクセもなく甘みさえ感じられる。
季語歳時記から外れているので安い。
私は古い人間でサワラは”焼き物”(加熱品)と考え、刺身で食べるものではないと考えていた。
(鮮度が落ちやすい魚だが、流通が盛んになり鮮度保持がしっかりして刺身も可能となった)
それがこんなに旨いとはビックリ。
厳寒期の「寒鰆」はもっと珍重されるのだろう。分かる気がする。
サワラ(スズキ目サバ科サワラ属)
北海道南部から東シナ海。
食性は肉食性でカタクチイワシやイカナゴを食べている。仔魚の時期は自分と同じぐらいの大きさの魚も貪欲に食べる。
生後1年で46cm、2歳で68cm、3歳で78cmぐらいに成長。温かい時期(地方)は成長が早く、冬はあまり成長しない。
寿命はオス6年、メス8年ほど。メスのほうがオスより寿命が長く、大きくなる。
浮き袋のない魚でもある。