復興とギス干し

Filed Under (未分類) by suisan on 27-03-2012

ふと、一年を振り返ってみて「何をしていたのだろうか?」

あの時(3/11)も何をしていたのだろう。

考えればあの日、その後の事は鮮明に思い出すが、かと言って一年、何をしていたのだろう。

このブログも昨年は18。災害が発生してからは落ち着いて物事を考えることもなかった。

必死に生きた。仕事も・・・。

 

1月5日、弊社の隣に「㈱おがよし」さんの加工場がオープンした。

おがよしさんは宮古で加工業などをしていたが、震災でい1F部分は流された。

宮古の工場再建と盛岡市市場での加工場開設と忙しく稼動していたみたいである。

「負けるもんか」「絶対負けない」この気持ちがこのような行動をおこさせたのだろう。

つい、私も応援したくなり、声援を送っている一人でもある。

 

先日、「宮古に上がったギス、どうしたら良いか」と声かけられた。

ギス=すり身→カマボコ。が、頭に浮かんだが「干してみよう」と返事した。

これがなんと旨い。

多少のクセはあるが、脂はあるし旨味も申し分ない。

浜、独特の加工法も加わったのかな?。

こんなに脂があったらカマボコに向かないのではないかな、なんて考えるほどである。

あれ以来、弊社でも販売協力させてもらっている。

  

今日の写真は全長40cmほど。

顔が怖い。でも味は良い。私みたいだ。

今はまだ、訓練も兼ね冷凍ものを干し物にしているが、慣れてきたら「宮古にあがった生魚を加工してください」とお願いしている。

ついついこんな企画もやってみた。

復興応援の一環。

ムラソイ

Filed Under (未分類) by suisan on 22-10-2011

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いつも魚を購入している大船渡の魚屋さんから「珍しいソイが入荷した」とのこと。

通常、北のソイはマゾイやクロソイ。なにかと思い翌日見てみたら「ムラソイ」であった。

盛岡の市場ではたまに見かけるが、思ったより南の魚なのだ。

ムラソイ(カサゴ目フサカサゴ科メバル属)

生息域が千葉県以南、釜島、中国沿岸。

浅い岩礁域に生息。卵胎生で春から初夏に仔魚を生む。

特徴としては顎下、お腹など小さな斑点がある。

  

最大で30cmぐらいと言うので写真は大きいサイズではないだろうか。

料理としては鮮度よければ刺身とある。

皮の下に旨味があるので霜皮造りが良いのではないかな。

塩焼きや煮魚はもっと合う魚である。鍋、味噌汁(潮汁など)も良い。

身がしっかりしている魚なので洋風ではブイヤベースなどにも向いている。

ちょうど同じ日に久慈から盛岡水産に「カサゴ」と書かれた20cm足らずに仔魚が入荷していて、似ている魚も有った。

ムラソイの仲間数種類が入り合わせで入っている。ムラソイの子供らしきものも見えた。

このサイズなら頻繁とまで行かないが入荷があり、あまり高価な魚でもないので購入し、居酒屋さんなどにお勧めしている。

一本使いの焼き、煮、刺身魚として重宝がられている。

もりおか市場まつり開催

Filed Under (未分類) by suisan on 24-09-2011

10月9日(日)9:00~14:00雨天決行!

「もりおか市場まつり」が開催される。

(写真をクリックしてください。大きくなります)

9:00からの餅つき・餅まきから模擬せり市、マグロ解体実演、サンマつかみ取り(小学生以下)など。

屋台や駅弁・空弁まつりや花の特売、フリーマーケットなど多彩な催し物があります。

 毎年多くのお客様が来場し、盛大の行われております。

是非、お誘いの上お越し下さい。お待ち申しております。

アカイサキ

Filed Under (未分類) by suisan on 21-09-2011

今日、紹介の魚は9月2日に撮影。築地から送られてきた魚である。

アカイサキ(スズキ目ハタ科アカイサキ属)長崎県・五島列島産。

  

「アカイサキ」との名であるがれっきとしたハタ科の魚である。

生息地は南日本、台湾、ハワイ諸島、オーストラリア、チリなどとされているが、同属かは不明。

生息域は深場の岩礁域。東シナ海では75mから170mの深場で確認されている。

伊豆半島付近では60mぐらいに生息しているようだ。

最大で40cmぐらいなので写真は最大級に近いかな。

食性は肉食?。小魚やエビ、イカなど捕食している。

上右の写真は目の付近に黄色い線が見える。この魚の特徴の一つである。

下写真のセビレに黒色斑が一つ見える。たぶん雄だと思う。

雌には黒色斑が数個あると言う。

  

身は白身でハタ科なので、しっかりした硬さを持っているのではないかな。

料理は刺身、マリネ、カルパッチョ、蒸し物、塩焼きなど。潮汁にもいい出汁が出る。

皮の下に旨味があるので、刺身にすっるときは湯引きや焼き霜造りがよい。

天ぷらも美味しいと言うが、その場合も皮をつけまま切り身にし、揚げれば色合い、味とも最高である。

サンマ販売

Filed Under (未分類) by suisan on 30-08-2011

前回、記載したサンマ販売。今日はサイズを見ていただこうと思い写真を撮った。

上が2kg8尾入り約250g。下が4kg25尾約160g。

並べて見れば一目瞭然。

大きさだけではなく当然、脂の付き具合いも違う。旨さも違う。

ご注文は 電話019-614-1820 FAX019-614-1830

メール suisan@tasei.jp

までお願いいたします。

三陸産秋刀魚初水揚げ

Filed Under (未分類) by suisan on 27-08-2011

一寸遅れてしまったが、8月23日三陸にサンマが水揚げされた。

漁場は北海道沖で入港したのは福島県のサンマ船。

今年は比較的大型のサンマが多く、小ぶりなサンマが少ないと言う。

確かにここ数日、北海道から入荷しているサンマの中には「2kg、8尾入り」では1尾260g約35cmもある大型が入っている。

脂がのりとても旨そうである。いや、旨いに決まってる。

23日に三陸に水揚げされ、盛岡に来たサンマも「4kg、18尾、(平均220g前後)」から「4kg、23尾(平均170g)」と大型の部類である。

一般にスーパーなどで販売されている秋刀魚は4kg、25尾から30尾。(1尾160gから130g)

大型のサンマをご賞味されたい方は田清水産までメールを下さい。

メールアドレス suisan@tasei.jp

遠隔地への発送もお受けいたします。

タカサゴ(グルクン)

Filed Under (未分類) by suisan on 18-08-2011

Tagged Under :

お盆の繁忙期が終了し、ふと心に余裕ができ、カメラの中を整理していたら「タカサゴ」の写真が出てきた。

紹介済みかどうかは別にして紹介しよう。

タカサゴ(スズキ目タカサゴ科クマササハナムロ属)一般名は「グルクン」

沖縄県の県魚である。

6月21日撮影

生息域は南日本、西太平洋の沿岸のサンゴ礁、岩礁域。

沖縄では安く味が良いため大衆魚である。お惣菜や練り物の材料になるらしい。

「鮮魚なら刺身やタタキがうまいようだ」とのこと。

さっそく刺身にしてみた。脂も程ほどあり、このサイズでこの味なら上場。

他には唐揚げ、煮魚が合いそうである。

東京や小田原での呼び名が「高砂(タカサゴ)」

”タカ”とは漁師用語で”岩礁”のこと。”サゴ”は「細い魚、小魚」のこと。

「岩礁に住む小魚」の意味とのことである。

  

何とも派手な色の魚である。三陸には存在しない配色である。

形は鯵に似ている。卸してみても中骨が太く鯵・鯖のようにも見える。(ムロアジの仲間)

最大で30cmぐらいに成長、産卵期は5月から7月。

タカサゴとニセタカサゴは混同し「タカサゴ」で販売されているが、私には区別がつかない。

親子でめぐる市場体感ツアー+5

Filed Under (未分類) by suisan on 25-07-2011

またまた、子供達の「夏休み」がやってきた。

盛岡市中央卸売市場にも「親子でめぐる市場体感ツアー+5」で大勢の子供達が来てくれている。

7月23日~8月6日まで団体数76、322名の親子が来てくれることになっている。

参加申込み数91団体、510名。日程等の調節がとれず、上記の人数となった。

初日、23日は台風の影響で魚の入荷が芳しくなく、田清水産でも何も子供達が喜びそうな魚を陳列することが出来なかったが、今日は大船渡に水揚げされた「チョウザメ?」が入荷。

釜石で養殖しているチョウザメが全て津波で流され、その中の1尾ではないかとのこと。

そして小さな「川カジカ」。

子供達は好奇心旺盛で触ったりして楽しんでいた。

良い夏休みの思い出になることを期待する。

又、初日の子供達「ゴメンね!」

オオメマス西京漬け販売

Filed Under (未分類) by suisan on 08-07-2011

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6月11日このブログで「オオメマス西京漬け」の話しをした。

http://blog.tasei.jp/suisan/archives/3691

岩手の内陸で魚を提供し続けている明治9年創業の老舗「田清魚店」と同じく盛岡の老舗「浅沼醤油店」、地元蔵元「あさ開」の米麹を使い、3社協力し「魚に合う西京味噌」を作り、しかも田清水産が仕入れた「三陸のオオメマス」を使い、じっくり寝かせて出来た「オオメマス西京漬け」。

オオメマスを3枚に卸し、中骨を取り除き、小骨はまぎれているかもしれないが、一切れ100gにカットして2切れ。勿論、尾の部分は削除し旨味の多い中央部分だけに仕上げました。

是非、ご賞味下さい。購入先は下記です。

http://kerokko.jp/user/php/tokusyu.php?tid=22

  

とにかく「三陸の魚・岩手の企業・盛岡市中央卸売市場」をテーマに作り上げた商品です。

オオメマスの西京漬け

Filed Under (未分類) by suisan on 11-06-2011

今日であの大震災から丸3ヶ月。被災された多くの皆様の一日も早い復興をお祈りいたします。(我社も含め・・・)

 

ある企画で「オオメマスの西京漬け」を作ってみた。(まだ本決まりではない)

大目マス?このブログでは何度となく紹介している。

皆さんご存知の秋に故郷の河川に遡上するシロザケの若い鮭で、5月~7月にかけて、北海道沖から三陸沖で獲れる。

北海道では「トキサケ(時鮭)・トキシラズ(時知らず)」などと呼ばれています。

三陸では、サクラマスやママスに混じり獲られ、マスに比べ目が大きく優しい目なために「オオメマス(大目鱒)」と呼ばれるようになったようです。本来は「・・・サケ」なら混乱しなかったと思うが・・・。

若い鮭なので卵巣や精巣が未成熟。そのため体に栄養素が凝縮され、脂がのり、身のしまりが抜群。

秋に獲れる未成熟な鮭が皆さんご存知の「鮭児(ケイジ)」。旨さはどちらも甲乙つけられないほどすばらしさです。

そのオオメマスを盛岡の老舗浅沼醤油店(創業大正3年)オリジナルの西京味噌でじっくり漬け込んだ絶品な味です。

切り身の拡大写真。皮の下や赤い身に脂の筋が入っているのが見えるかな?

とにかく脂がのり「これがあの秋に獲れる鮭?」とビックリするほどです。

この商品、まだ、何処でも販売されておりません。販売が決まりましたら連絡します。

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