今日、紹介の魚は9月2日に撮影。築地から送られてきた魚である。
アカイサキ(スズキ目ハタ科アカイサキ属)長崎県・五島列島産。
「アカイサキ」との名であるがれっきとしたハタ科の魚である。
生息地は南日本、台湾、ハワイ諸島、オーストラリア、チリなどとされているが、同属かは不明。
生息域は深場の岩礁域。東シナ海では75mから170mの深場で確認されている。
伊豆半島付近では60mぐらいに生息しているようだ。
最大で40cmぐらいなので写真は最大級に近いかな。
食性は肉食?。小魚やエビ、イカなど捕食している。
上右の写真は目の付近に黄色い線が見える。この魚の特徴の一つである。
下写真のセビレに黒色斑が一つ見える。たぶん雄だと思う。
雌には黒色斑が数個あると言う。
身は白身でハタ科なので、しっかりした硬さを持っているのではないかな。
料理は刺身、マリネ、カルパッチョ、蒸し物、塩焼きなど。潮汁にもいい出汁が出る。
皮の下に旨味があるので、刺身にすっるときは湯引きや焼き霜造りがよい。
天ぷらも美味しいと言うが、その場合も皮をつけまま切り身にし、揚げれば色合い、味とも最高である。