Filed Under (シシャモ) by suisan on 09-10-2010
Tagged Under : シシャモ
盛岡水産に今シーズン初の「シシャモ」が入荷。北海道・厚岸産。
まだ婚姻色もなく、チカと思われる綺麗な色をしている。鮭などと同じように川に上るようになれば全体に黒っぽくなる。
お腹を切ってみたが、卵も白子もまだ未成熟。お腹の中からも外見からもオス・メスの区別が難しい。
(オスは尻びれが長い)
このシシャモは世界でも北海道南部の太平洋岸の一部でしか取れない貴重な魚であり、漁の規制も厳しい。
よく輸入のカラフトシシャモが「シシャモ」として売られているが、こちらは本物である。
価格も勿論、高い。地元北海道では鮮度の良いものは刺身や寿司ネタになると言う。
昨日の続きでは有るが岩手魚類に長崎産の「アラ」が入荷していた。
秋田などの「魚入り合わせ」のもっと小さいアラが混ざっているときもあるが、このサイズになればアラはアラ。高価な物である。
なかなか盛岡の価格では購入できない品物である。
小さいアラには尾(右写真)のように白い縁が付いている。
同じく昨日の写真ではあるが、又、仙台より「鯨の舌」が入荷。北西太平洋産のようだ。
ベーコンにすれば非常に美味。
ボイルして酢味噌が合うと言う。綺麗な紅白である。
明日は一年に一度、恒例の「市場祭り」。天気が心配だが決行。
多くのご来場を心からお待ちしております。
Filed Under (シシャモ) by suisan on 04-12-2008
田清水産ブログの1尾目は「本シシャモ」
全国で販売されている「子持ちシシャモ」の90%は柳葉魚(シシャモ)ではない。
輸入のカラフトシシャモ(カペリン)が代用されている。
カラフトシシャモはウロコが小さくほとんどないように見える。
本シシャモのウロコはとても大きくはっきりとしている。
家庭や居酒屋さんでチェックして見てください。
今日紹介しているシシャモは北海道・釧路産。仙台の魚市場から盛岡水産経由入荷。
サケ目キュウリウオ科シシャモ属。世界中でも北海道南部の太平洋沿岸の一部でしか獲れない。
10月に産卵のため川を遡上。この時期のメスは「子持ち柳葉魚」として珍重される。とても高価。
写真はオス。オスのほうが身の味は良い、とされる。
10月から11月の間だけの漁期で本当に貴重な魚である。
一夜干しや糠漬け、地元では刺身や寿司ネタにする。
鮮度が落ちやすいので他の地区では生食はお勧めできない。
アップの写真を見るとわかるが胸ビレ、尻ビレが大きい。
子孫を残すためこのヒレで産卵しているメスを抱え込み受精させる。
色が黒いのは婚姻色。
北海道・鵡川(むかわ)町の町魚となっている。