イセゴイ

Filed Under (未分類) by suisan on 03-10-2009

イセゴイ(カライワシ目イセゴイ科イセゴイ属)10月2日岩手魚類入荷、岩手県大船渡産。

新潟県佐渡島、東京湾以南に棲息。インド・西太平洋の暖海域に分布。

エチゼンクラゲなどとともに暖流に流され、北にやってくるのでは?東北で定置網にかかることすら珍しいのではないかな。

写真のように体色が銀色で鱗が大きい。背びれの最後の軟条は長くなる。

  

小型魚類、甲殻類を食べ、卵から孵化した稚魚?はウナギ目と同じようにレプトケパルス期(葉形仔魚)を経る。

成魚は暖海域の沿岸・汽水域に生息するが、幼魚は淡水域にも進入する。

流通することはほとんど無く、珍しい魚である。当然食用とはしないようだ。

身は柔らかく、小骨だらけ。煮ても焼いても生でも金属をなめたような味がする、とか。

弊社には中国からの実習生がいる。彼女等はこの魚を知っていて「ビールで煮れば美味しい」とか。

でも、どうしても食べなければならない訳でもないし、ましてビールのほうがもったいない。

全長1.5mほどに成長するらしい。

タチウオ

Filed Under (未分類) by suisan on 02-10-2009

タチウオ(スズキ目タチウオ科)山形県産、盛岡水産入荷。

  

全世界の熱帯から温帯にかけ分布。沿岸域の表層から水深400m程度の範囲内の泥底近くで群れて生活する。

時には汽水域まで入り込むこともある。

刀のような形をしているら、「タチウオ」と思っていたが、泳ぎ方も立ち泳ぎになる魚である。

産卵は6月から10月と長い。幼魚までは浮遊幼生や小魚を食べる。

成魚になるとカミソリのような歯で小魚、イカや甲殻類を食べる。

行動パターンは成魚と幼魚とは逆パターン。成魚は夜間深場にいるが日中に上の方に移動。特に朝、夕は餌をとるために水面近くまで群れる。幼魚は日中は泥底近くにいて、夜になると上へ移動する。

全長約2mぐらいになる物もいる。通常は70cmから1.5mぐらい。

料理は簡単には塩焼き。身は柔らかく美味しい。そのほかには煮付けや唐揚げ。当然鮮度が良ければ刺身が一番。

皮目に脂身があるため霜皮造り(銀皮造り)が良い。

ちょうど弊社いは香港から入荷の「テンジクタチ」を販売してたので顔、鰭の写真を掲載する。

  

テンギクタチは目、鰭が黄色みがかっている。特に口の中が肌色がテンジクタチ、黒味がかっているのがタチウオである。

透通るようなタチウオの鰭、きれいだ。

カキ解禁

Filed Under (未分類) by suisan on 01-10-2009

昨日の岩手日報夕刊に「カキ解禁」の記事が載っていた。

大船渡・赤碕では大粒のカキをムキ身にして東京・築地に出荷。kg3800円の高値が付いた、との内容。

確かに「岩手・赤碕産」のカキは常に評価が上位。なかなか庶民の口には入らない。

又、赤崎のムキカキは地元では姿を見ることが出来ない。「高く買ってくれる東京出荷」になっている。

岩手県も「地産・地消」をうたっているが、お金の力には勝てない。

エゾイシカゲ貝のように築地で高く買われなくなれば地元に入荷もあるだろう。

数年前、盛岡水産と同行したある会社の社長が「赤碕では鼻にもかけられなかった」と話していた。

それだけ「赤碕のカキ」は強い。寂しい限りである。

ま、それはそれで赤崎産カラカキが入荷したので写真を撮った。

 

ついでに常備の「宮城県産ムキカキ」生食用。(当然岩手県のムキカキも販売している)

ムキ身を見る限りまだ粒が細かい。

 

カキはここ数年「ノロウィルス中毒の容疑者」扱いされ、売上が激減したと思う。

今年はその業界も楽しい思いが出来、そのおこぼれが一般庶民にも回れば良いな、と思う。

 

盛岡水産に「カナダ産天然本マグロ・164kg」が入荷。卸身を見たが「黒いな」と思ったら、見る見るうちに色が出てきた。

そのときすでに遅し、腹上は売られ、残っている腹の下を撮影。終わるとすぐ完売となった。

うまそー!我が家の晩酌の友は「カナダ産天然本マグロの中落ち」?!!!。

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