「紅瞳」の煮魚

Filed Under (アカムツ) by suisan on 14-02-2009

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個人的なことではあるが、2月10日久々に温泉に行って来た。盛岡市郊外の鶯宿温泉。

「大きくなっても旅館です」をキャッチフレーズに、地元、他県から集客している元気な温泉旅館さんである。

そこで意外、と言っては語弊があるが「赤ムツの煮物」をいただいた。

しかも長崎ブランドの「紅瞳」。

1月、2月は「ズワイガニ」と「豚しゃぶ」がメーン献立。

   

それに、この煮魚とステーキを追加料理のようにご馳走になったから大変。太鼓腹が満腹で悲鳴を上げた。

こちらの旅館の「煮魚」は格別に旨い。ファンである。それが「アカムツ」とは、尚、美味しい。

程よい魚の脂と煮汁の味が調和して格別な旨さである。さらし葱と根生姜が魚の味を引き出す。なんともいえない。

ちょうど2月7日このブログで「アカムツ」を紹介し、「長崎には紅瞳たるブランドがある」と紹介した。

その「紅瞳」を大好きな温泉旅館で食べるとは「感動」意外にない。

調理長様、本当にご馳走様でした。

写真上は「紅瞳」の煮魚。2段目左がズワイガニ、右は有名ブランド豚しゃぶ。

下はお造りと蛤の土瓶蒸し。奥に煮物。

その他に先付け、茶碗蒸し。食事は蛸せいろ蒸しご飯、香の物、フルーツなど。(順不同)

アカムツ

Filed Under (アカムツ) by suisan on 07-02-2009

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アカムツ(スズキ目ホタルジャコ科アカムツ属)長崎県産、岩手魚類入荷。

太平洋側は福島県以南、日本海側は新潟県以南、鹿児島。東部インド洋、西太平洋に分布。

「ムツ」とは「脂っこい」との意味。アカムツ=赤い脂っこい魚。

水深100m~200mの深海に生息。甲殻類、エビ類、小魚など捕食。全長40cmぐらいまで成長する。

島根県地方では流れのある(瀬)岩礁域より泥底域に生息している方が脂があって美味しいとか。

泥底で育ったものはウロコが取れやすく魚全体が白い。これは脂がのり、ウロコが取れやすくなっているためである。

魚全体に脂がある魚。鮮度が良ければ当然刺身が絶品。

三枚卸しにして皮をつけ霜皮造り。皮のすぐ下の脂身が最高にうまい。「白身のトロ」みたいだ。

後は煮付け。私は煮魚では一番旨いと思う。柔らかく、コクのある身は最高な味。

他に塩焼きとか干しものなども美味。

美しい魚である。

ただ高価な魚なため頻繁には食べれない。

長崎県対馬では「紅瞳(べにひとみ)」というブランド名をつけ売り出しているとか。

 日本海沿岸では「ノドクロ」と呼ばれている。口の中が黒いから。

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