Filed Under (未分類) by suisan on 04-03-2010
岩手県のほとんどの河川は3月1日渓流釣りが解禁となった。
昨年の3月1日に紹介はしているが、市場の中には数多くの”釣りキチ”が多い。
中でもI氏、昨日の休市日を利用して八幡平市の松川方面に出かけの釣果。
イワナ・ヤマメあわせて約7kg。放流サイズも多少有ったが、30cmオーバーも数匹。
餌はイクラ。
左がヤマメ、右がイワナ。
大型、左手前はイワナ。たぶん養殖場から逃げたものではないか。サビも取れ綺麗だ。(アメマス?)
後方がヤマメ。サビが取れず黒い。左の写真はヤマメのアップ。本来は綺麗なパールマークが見えるのだが、残念。
写真右上のイワナのお腹が赤いのは沢で生まれ育ったイワナである。(と教えられたことがある)
勿論、料理は塩焼き。川魚特有の臭み?があり、嫌いな方も多い。唐揚げにすれば臭みも少しはなくなる。
昔は焼いて干しての保存食。煮ものの出しにもなる。
我々内陸で生まれ育った人間は非常になじみ深い魚達である。
http://blog.tasei.jp/suisan/archives/date/2009/03/02
Filed Under (未分類) by suisan on 02-03-2010
アカシタビラメ(カレイ目ウシノシタ科イヌノシタ属)2月27日、岩手魚類入荷、鹿児島県産。
南日本。黄海から南シナ海。水深20~70mの泥砂底に住む。
肉食性で底生動物を食べる。大きいものは小魚も捕食する。
シタビラメは黒と赤の区別はあるが、市場では近種の「アカシタビラメ」「コウライアカシタビラメ」「イヌノシタ」など総じてアカシタビラメと呼ぶ。
全てが相模湾以西で獲れ、高級魚である。
鮮度の良いものは刺身も旨いと言う。透明感のある白身で非常に美味しいと聞いた。
なんと言ってもフレンチの「舌平目のムニエル」のようにバターが合う魚である。
又、旨み成分の多い魚でもあるのでブイヤベースなどのベースになる出汁が出る。(スープも旨い)
しかし、カレイ類は稚魚のときは普通の魚のように泳いでいるのに、大きくなるにしたがって目が片方に寄ってカレイの形になると言うから不思議である。
このシタビラメなど見れば口の形がまだ完全に移りきってないのでは?なんて思いたくなる口である。
Filed Under (未分類) by suisan on 01-03-2010
昨日の大津波警報は驚いた。50年ほど前の「チリ津波」の再来か?と深刻にテレビを見ていた。
岩手県では大槌港の1m45cmが最大。(全国版では久慈の1.2mが最高とされている)
大きな被害がなくほっとした。
今日は魚の入荷がないかと思ったら日本海方面からの入荷があり、混乱もおきなかった。
ただ明日は太平洋側は完全にないだろう。
話は変わるが3月に入り「貝」のシーズンになる。まずは3月3日の「桃の節句」ハマグリ。
ハマグリ(二枚貝網マルスダレガイ科ハマグリ属)下の写真茨城県産。
昔は東北から九州の内湾、河口付近の浅い海に分布していたが、水質汚染でほとんど絶滅、もしくは激減している。
一説によれば有明海や周防灘、伊勢湾だけ、といわれる。2月から4月旬。
代わって「ジハマ」と称されるのは「チョウセンハマグリ」。茨城県の鹿島灘や宮崎が主な産地。他にも産地はあるのだろう。
ハマグリとして流通しているほとんどは「シナハマグリ」。韓国や中国、北朝鮮などからの輸入である。
このシナハマグリも韓国などでは海の埋め立てなどで激減していると言う。日本のハマグリの二の前になるのだろうか。
(中国産ハマグリ)
ハマグリの一対の貝は別の貝とは合わず結婚式などのお祝いに食べられ、女性のお祝いである桃の節句には必ず食べられる。又、貝と貝が合わないことを「グレル」といわれたり、ハマグリにかかわる色々なことわざなどがある。
漢字で「蛤」や浜に栗に似たような貝として「浜栗」とも書くようだ。
料理としてはお吸い物、貝焼き、煮貝、酒蒸しなど。天ぷらにも使われるとのこと。
三重県桑名では「桑名の焼き蛤」が有名。東京湾でも昔はたくさん獲れ、江戸前の食材として重宝がられた。
上の写真のジハマ、焼きて食べたら美味しいだろうな。でも高値の花。
千葉県富津産で「ホンビノスガイ」がある。昔は「白蛤」と称され販売していたという(蛤とは別種)。
ビーナスのように美しい貝、と言う意味なので、ジハマが高等している現在、「ホンビノスガイ」と「桃の節句」と掛け合わせ販売したらいいのでは?なんて一人考えている。無理かなー?