ハマグリ

Filed Under (未分類) by suisan on 01-03-2010

昨日の大津波警報は驚いた。50年ほど前の「チリ津波」の再来か?と深刻にテレビを見ていた。

岩手県では大槌港の1m45cmが最大。(全国版では久慈の1.2mが最高とされている)

大きな被害がなくほっとした。

今日は魚の入荷がないかと思ったら日本海方面からの入荷があり、混乱もおきなかった。

ただ明日は太平洋側は完全にないだろう。

話は変わるが3月に入り「貝」のシーズンになる。まずは3月3日の「桃の節句」ハマグリ。

ハマグリ(二枚貝網マルスダレガイ科ハマグリ属)下の写真茨城県産。

  

昔は東北から九州の内湾、河口付近の浅い海に分布していたが、水質汚染でほとんど絶滅、もしくは激減している。

一説によれば有明海や周防灘、伊勢湾だけ、といわれる。2月から4月旬。

代わって「ジハマ」と称されるのは「チョウセンハマグリ」。茨城県の鹿島灘や宮崎が主な産地。他にも産地はあるのだろう。

ハマグリとして流通しているほとんどは「シナハマグリ」。韓国や中国、北朝鮮などからの輸入である。

このシナハマグリも韓国などでは海の埋め立てなどで激減していると言う。日本のハマグリの二の前になるのだろうか。

  

(中国産ハマグリ)

ハマグリの一対の貝は別の貝とは合わず結婚式などのお祝いに食べられ、女性のお祝いである桃の節句には必ず食べられる。又、貝と貝が合わないことを「グレル」といわれたり、ハマグリにかかわる色々なことわざなどがある。

漢字で「蛤」や浜に栗に似たような貝として「浜栗」とも書くようだ。

料理としてはお吸い物、貝焼き、煮貝、酒蒸しなど。天ぷらにも使われるとのこと。

三重県桑名では「桑名の焼き蛤」が有名。東京湾でも昔はたくさん獲れ、江戸前の食材として重宝がられた。

上の写真のジハマ、焼きて食べたら美味しいだろうな。でも高値の花。

千葉県富津産で「ホンビノスガイ」がある。昔は「白蛤」と称され販売していたという(蛤とは別種)。

ビーナスのように美しい貝、と言う意味なので、ジハマが高等している現在、「ホンビノスガイ」と「桃の節句」と掛け合わせ販売したらいいのでは?なんて一人考えている。無理かなー?

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