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今年も残すところ一週間。年末のあわただしさも日、一日と増して来る。
いつもならブログは昼頃アップできるのだが、今は夕方になってしまう。
「あれ?今日は休み?」と思う方もいると思うが30日まで市場は休みなし。
力の限り続ける(ブログ)つもり。
今日は岩手魚類入荷の「ホンメヌケとバラメヌケ」(バラメヌケは昨日撮影)
ホンメヌケ(オオサガ、カサゴ目フサカサゴ科、メバル属)北国の魚であり、冬が美味しい魚でもある。
6mから8mぐらいになる大物もいる。今日は60cmぐらい、重さ3kgほどの若魚。
非常に高級な魚(特に今時期は高値)でなかなか庶民の口には入らない。
ただ味も値段通り一級品。ホテルとか料亭、すし屋さんなどが購入しているようだ。
料理は刺身、鍋もの、煮付けなど。
特に刺身はできれば皮を付けたまま、皮霜造りにすれば最高。
皮と身の間に脂身がありなんともいえない味わいがある。
昔、某ホテルで食した時は皮は引いてあったが、皮の千切りが添えてあったのを記憶している。
調理長に聞けば「皮を引けば何の白身かわからなくなる。皮を添えることによりメヌケとわかる」とのこと。
皮は皮で美味しかった。
鍋においては魚骨から出る出汁と、身、皮から出る脂身がとけ、非常に美味しい。
メヌケの鍋に勝る鍋はないと思う。
バラメヌケ(カサゴ目フサカサゴ科メバル属)一般に千葉銚子沖から南千島に分布。
ホンメヌケほどではないがやはり高級食材。(値段はホンメヌケの4分の3ほど)
こちらはあまり大きくならない。せいぜい50cmぐらいか?
写真は2.8kg。大きい方なのかも知れない。
頭を真上から見れば目と目の間に3本の褐色の帯があり、身体にも(特にエラ、体中央部)いくつかの斑点がある。
料理方法はホンメヌケと同じ。刺身、鍋、煮付けなど。
漢字で「薔薇目抜」?あざやかな赤い色の魚である。