アマダイ(スズキ目キツネアマダイ科アマダイ属)
京都など関西は「グジ」、静岡では「オキツダイ」と呼ばれる。
キツネアマダイ科にはアカアマダイ、シロアマダイ、キアマダイ、ハナアマダイなどがある。
魚の特徴として、額が出っ張っていて、目が出っ張った額の近くにある。
体は細長く、断面は左右平らな楕円形。全身はピンク色、腹は白っぽい。体側やヒレに黄色の模様がある。
西日本以南の西太平洋、東太平洋、東シナ海に分布。
浅い海から水深300mくらいまでの砂泥底に自分で巣穴を掘って生息。(きれいな魚なので優雅に泳いでいるかと思った)
小魚、甲殻類、ゴカイなどいろいろな小動物を捕食している。
今日はアカアマダイ(1月9日撮影)とシロアマダイ(2月17日撮影)の写真を添える。
アカアマダイ→普通アマダイはこの種。体長40cmぐらい。目の下に逆三角形の白い模様があり、ホホにウロコがない。
尾びれに黄色い縦縞が数本ある。
砂泥地の小山になっているあたりに巣穴を堀り、餌を待つ。産卵期は秋から冬。
1歳で16~19cm、2歳で22~23cm、4歳で30cmぐらいに育つ。
料理はウロコを取らず背開きにして軽く塩を振り閉じて一晩寝かせ、串打ちして皮に酒を塗りながら焼く。→「若さ焼き」
刺身も旨いが、皮をひいて三枚に卸し、昆布締めが最高。その他には蒸し物、唐揚げなど。
シロアマダイ→シラカワと呼ばれる。体長50cmほど。体が白っぽい。
産卵は12月から翌5月。アカアマダイより浅い場所にいる。
料理はアカアマダイと同じ。昔は?シロアマダイのほうが高価だったと聞く。今はアカアマダイのほうが高価。
盛岡には生食可能なシロアマダイの入荷が少ない。(写真も台湾産。鮮度があまり良くない)