氷見のブリ

Filed Under (ブリ) by suisan on 24-12-2008

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岩手魚類に入荷した「氷見のブリ」

晩秋から初冬にかけ、富山湾では雷鳴とともにシケに見舞われる。

これを地元では「ブリお越し」と呼ぶ。

この時期富山湾沖で獲れるブリは、最も油が乗っておいしく、「寒ブリ」と呼ばれ珍重される。

富山湾は能登半島と北陸地方北東部に位置する湾で、日本海では最大の外洋性内湾である。

その根元に氷見市がある。

富山湾は海岸沿いに浅い部分はほとんどなく、急に海底に向かって落ち込んでいて、湾の大部分の深さは300m以上に及ぶ。

一番深い部分で1.000mを超える深さがある。

又、入善沖の海底には10.000年前の森林の立ち木がそのまま残された海底林がある。

水深300mより深い部分には冷たい海を好む魚類と、300mより浅い表層部では対馬海流が湾に入って来るため温暖な海を好む魚類がすんでいる。

それに加え黒部川など多くの河川が森からの栄養を海底に送りこむため、多くの魚が繁殖できる豊かな湾である。

この湾で獲れたブリはまさしく「最高級のブリ」である。

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