市場に買出しに来る方の中に「シンコまだですか」と言うお客様がいる。
今日、築地から取り寄せた魚の中にシンコも入れていただいた。
(左 シンコ 10cm未満の可愛いサイズ。熊本県産。 右 コハダ 佐賀県産。こちらは15cmぐらい)
この方は業務でシンコを使うわけではない。シンコを味わいたいのだ。
「山岸の・・・さんが購入してくれてます」と答えたら、今日にも食べに行く、とのこと。
でも、シンコたりとも酢〆にしなくてはならない。
明日の予約を入れておいた。
ふと、手間をかけシンコを調理するすし屋さんも少なくなった気がする。
「卵焼き」だって既製品を使いコハダだって・・・。
この山岸の・・・さん、卵焼きも自分で焼き、魚も自分で卸しこつこつ仕事をしている。
すし屋離れが進んでいる今日この頃、地道にすし屋家業をまい進している数少ないお寿司やさんである。
是非、足を運んでもらいたい。
(本人の許可を取ってないので固有名詞は控えさせてもらうが、場所とお店の名前を知りたい方は下記までメール下さい)