12月
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マゾイ(本名キツネメバル、カサゴ目フサカサゴ科メバル属)盛岡水産入荷、岩手県宮古産。
茨城県から北に分布。(本によっては神奈川以北)
水深50m~100m位の岩礁域に生息。
似ている魚にタヌキメバル、クロソイがいる。
特にクロソイは紛らわしい。
クロソイは目の下、口の上に涙骨という骨が3つの棘状のものがある。
マゾイにはない。マゾイの呼び方は北海道に多く、我々もマゾイで通している。
料理は刺身。身自体は上品な白身だが旨みにかける。
旨みは皮下にあるため皮を付けたまま3枚に卸し、焼き霜にすれば旨みがます。
淡白な魚であるが塩焼きが意外に旨い。煮つけも旨い。
クロソイは寄生虫が多く、身に黒ゴマをまぶしたような虫を見ることがある。
マゾイにはあまりない。
ホンビノスガイ(マルスダレガイ目マルスダレガイ科)千葉県産、築地から盛岡水産経由。
本来は外来種であるが堂々と国産?になった貝である。
1998年東京湾で発見されてから繁殖が進んだ。
もともとは原産地は北米大陸。船舶によって運ばれてきて東京湾に定着したと考えられている。
アメリカでは重要な食用貝として広く漁獲されている。
日本では当初、浅利漁場に多く生息するので邪魔者扱いされていたが昨年あたりから水産物として販売されるようになった。
料理は酒蒸し、焼き貝、クラムチャウダーなど。生食にもされる。
加熱過ぎると身が固くなるので注意。