9月25日土曜日、大槌漁協からの「入り合わせ」に見かけない魚が入っていた。
「ローニンアジの幼魚」と言う人がいた。
確かに顔は似ている。が、セビレ、ハラビレが違う。下左の写真はローニンアジの稚魚。
顔は似ているがヒレの形が違う。
土曜日は「アオリイカ」のブログに切り替え、この魚の検索。
やっと分かった。
オキアジ(スズキ目アジ科オキアジ属)
生息域は南日本。インド・太平洋域、南太平洋。西日本ではありふれた魚。
三陸の方に問い合わせたら「最近見えるようになった」との事。温暖化のせいかな?
漢字で「沖鯵」。地方によっては「ドロアジ」「モクアジ」「ヨンデン」などと呼ばれている。
沿岸域からやや沖合いに群れて生息している。だから「沖鯵」?
食性は肉食性、小魚や甲殻類など食べている。
1年で22cm、2年で27cmぐらいになり、40cmぐらいまで成長する。
活きていればシルバーの縞模様なのだが、死ねばこのような黒っぽい色になる。
食材としてはやはり刺身。鮮度が良ければ透通っていて上品な白身。時間が経過すれば白濁りする。
食感は柔らかいが旨い脂身がある。
刺身の他は塩焼きや煮魚。ムニエルも合い、旨い。
見た目が悪く(黒い)、あまり流通しないので好んでは食べられていない。
旬は”秋”と言うから今度入荷したら食べてみたい。