復興のともしび

Filed Under (未分類) by suisan on 12-01-2013

最近、日々の仕事におわれブログ更新ができていない。

ふと、PCの中の写真集を見れば紹介していない魚がある。

追々、紹介しよう。

 

昨日、盛岡水産から「こんな牡蠣がある。販売してみてくれないか」との話があり、店に並べてみた。

箱には「復興のともしび・シングルシード牡蠣・中赤崎養殖組合」とある。

シングルシード牡蠣?

オーストラリアで開発された養殖方法。

一般的養殖方法は帆立の殻に数十個(20~30ヶ)の幼生を付着させ、紐で束ねたものを海中に沈める。

そのため大きくなれば牡蠣が密集し、縦長の牡蠣ができる。

シングルシード法とは帆立の殻ではなく牡蠣の殻を小さく砕き(0.2ミリほど)一つの殻に一つの幼生(03ミリほど)を付着させ、水槽である程度の大きさの稚貝にしてから網かごに移し海に沈める。

かごの中で転がりながら育つため殻が丸みをおびた牡蠣が出来上がる。

 アメリカやヨーロッパ、オーストラリアなど西洋諸国では縦長の牡蠣より丸みをおびた牡蠣が好まれる、との事。

私は専門化でも、養殖の仕事もしてはいないので明確な答えではないと思うが、検索してみたら上記のことのようだ。

震災後、初めて「中赤崎養殖組合」で仕上げた養殖牡蠣のようである。

  

長さが10cmぐらいで深みのある殻である。

右上の写真、開け方が逆なため身が大きく見えないが、1年牡蠣としては最高の大きさではないかな。

このまま2年、3年目となると先が楽しみであるが、今度は収穫量が問題になるのかな。

ともあれ三陸は一歩一歩復興に向かっている。より新しい考えで、確実に・・・。

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