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今日は昨日に続きサメ、「シュモクザメ」
しかし、こんな形に進化?した魚も珍しいのではないか。
写真は昨日も掲載した「親子でめぐる市場体感ツアー+4」での物。
頭が左右の張り出しその先端に目と鼻孔があり、鐘などを打ち鳴らすTの字型の撞木(シュモク)に似ている為、名が付いたとか。英名ではハンマーヘット・シャークと呼ばれている。
メジロザメ目シュモクザメ科シュモクザメ属。
サメにしては珍しく群れを作る。(他のサメは自分より小さいサメは食べてしまうのであまり群れない)
昨日のヨシキリザメは交尾の時期だけ一緒にいるがその他はオス・メスと違う地域で生活している。それは小さい方が食べられてしまうからだ。
とにかくシュモクザメは数百頭の群れを作るときもあるとか。
勿論、肉食性で魚や甲殻類、中でもアカエイを特に好んで食べる。人間にとっても怖いサメである。
目が離れているのは人間と同じく立体視が可能なため、とされる。ただこれだけ目が離れていれば前方が見えない。
そのためにロレンチーニ器官が発達し、微弱な電気を感知することが出来る。
ロレンチーニ器官と嗅覚で砂に潜っているアカエイを見つけだすのだ。
又、泳ぐ時の浮力になる。大好きなアカエイを食べるとき目を毒の付いた棘から守るなどの利点もあるようだ。
どちらが先かは彼等に聞かなくては分からない。(答える訳ないけどね)
サメとしては後から出現したようなので進化したサメなのではないかな。?
単独でいるほうが危険性が増し、膝下ぐらいの浅場にも入り込み、よく海水浴場にも現れるようだ。
料理材料としては、ステーキやフライ。やはり練り製品が多い。勿論高級なフカヒレも作れる。
サメばかりでは飽きるのでマゴチ(築地より)の写真も添えよう。
夏が旬で食感、甘み、旨味と最高。歩留まりが悪いのが珠にキズ。