モウカザメの心臓は数度紹介しているが、身は紹介していなかった気がする。
本名は「ネズミザメ(ネズミザメ目ネズミザメ科ネズミザメ属)宮城県産、岩手魚類。
東北地方ではモウカザメ、カドザメ、北海道などではサケザメなどの名前で呼ばれている。
北部太平洋の亜寒帯海域を中心に分布し、ベーリング海、アラスカ湾、などが主な生息地。
日本近海では日本海やオホーツク海に現れる。寒冷地を好み、回遊している。
春から夏には北上し、寒くなると南下する。
サメの不思議なことは、外部温にかかわらずある一定の体温を保つことが出来る。
マグロ、カツオ、カジキなどもそうである。これらは皆、高速遊泳できる魚である。
生殖は胎生。卵食タイプで母親と直接つながる胎盤のような物はなく、子宮内で卵巣から排卵される栄養豊富な卵を食べ育つ、そうだ。不思議だ!
一度に生まれる子供は4尾ほど。
肉食性でサケ・マス類、ニシン、ホッケサバ、マイワシ、タラ、スルメイカなど食べている。
料理は鮮度が良ければ刺身。ただ、サメは鮮度が落ちやすく、アンモニア臭が出る。
私が旨いと思うのはやはり煮魚。身が柔らかくしっかりと味付けすれば臭みもなく美味しく食べられる。
クセもなく淡白なのでフライも美味しい。
晩飯のオカズに、と思っていたら、秋田の温泉旅館様が全部購入してしまった。毎度あり。
残念。
全長3mにもなる大型のサメでもある。写真は半身で10kg強。全長2m弱かな?
モウカザメの心臓は「モウカの星」と呼ばれ重宝がられる。