ギンダラ(カサゴ目ギンダラ科ギンダラ属)岩手県・宮古産、岩手魚類。
2008年12月8日に紹介済ではあるが、当時の写真はカナダ産、養殖。
今回は宮古産、我々でも「丸のギンダラ」を見るのは珍しい方である。
分布上は北海道噴火湾以北だが、三陸や宮城県沖でも獲れる事がある。
水深300m~600mの深海に生息し、最大で1.2m位になるようだ。
深海性では大型の部類。寿命は20年以上と見られる。
体型はタラに似ているが、アイナメやホッケに近い魚である。
肉食性で小魚や甲殻類、頭足類など何でも食べる。
冬に産卵して、孵化した稚魚は浅い海で生活し、成長につれ深海に移動する。
スーパーなどで見られる「ギンダラ」はほとんどが輸入。近海ものはほとんど流通しない。
料理は塩焼き、西京漬けや粕漬けなどの漬け魚や煮魚など。
あまり魚を食べないアメリカでも古くから食用として、フライやムニエルなどにするようだ。
写真のように鮮度抜群なギンダラは刺身が最高。
クセも臭みもない脂で白濁りした白身。
マグロのオオトロを思わせるような大量の脂で、口に入れるとすぐ溶けてしまいそう。
調子に乗って食べ過ぎると脂に負けてお腹をこわすので注意。
当然、今日のギンダラは「回転鮨清次郎 南イオン店」北田氏が購入。
生の銀鱈を食べたい方は出かけてみてはいかがかな。