カタクチイワシ 別名セグロイワシ、何度か紹介したような気がするが、前歴調べる気にもならないので再度紹介しよう。
ニシン目カタクチイワシ科カタクチイワシ属。ごく一般的な魚で、でも重要な水産物である。
北海道から南シナ海までの西太平洋に分布。湾内から沖合いまで海域で大きな群れを作る。
泳ぎながら口を開け植物性、動物性プランクトンを海水ごと吸い込み鰓で濾過して食べる。
産卵期はほぼ通年だが、春と秋に多くは産卵する。一度に2000~60000万粒程産卵する。
一年経たずに繁殖が出来、寿命は2-3年。
こんなに多く生まれたとしても、海鳥、サメ、カツオなどの肉食魚、クジラ、イルカなどの海生哺乳類、人間などに食べられてしまうが、食物連鎖の上でも重要な生物である。
天敵から身を守るため密集した群れを作り、群れ全体が同調行動をとり、攻撃をかわす。
又、敵は群れに飛び込みはぐれたイワシを捕獲する行動とることはあまりにも有名なシーンである。
稚魚は「シラス」として重宝がられ、大きくなっても焼き魚、煮魚、煮干、アンチョビやオイルサーデンなど食料品や加工品。
魚の餌や田畑の肥料など多方面で活躍している。
正月料理の「田作り」や「ごまめ」などもカタクチイワシである。
料理方法など細かく紹介すれば切がなくなる。
時間も押し迫っているので”手抜き”をしよう。