ホッコクアカエビ

Filed Under (未分類) by suisan on 17-02-2010

ホッコクアカエビ どんなエビだろうと想像するが、一般には「アマエビ」「ナンバンエビ」と呼ばれ日本海ではごく普通のエビである。エビ目(十脚目タラバエビ科タラバエビ属)秋田県産、盛岡水産入荷。

何度か紹介しているが、あまりにも赤く綺麗だったため写真に収めた。(2月15日撮影)

島根県以北の日本海北部沿岸から、宮城県沖太平洋、オホーツク海、ベーリング海、カナダ西岸までの北太平洋に広く分布。

日本海は生息の南限。

水深200~600m程の深海砂泥底に生息、生息適水温は0℃~8℃。

肉食性で小型の貝類や甲殻類、多毛類など食べている。

天敵は人間の他に頭足類やタラ、アンコウ、サメなど。

他のタラバエビ科のエビと同じように「雄性先熟」。若いエビはまずはオスとなり、5~6年でメスに性転換する。

春から夏が産卵期で一度に2000~3000ヶを産卵。抱卵期間は約10ヶ月、受精卵を腹脚にかかえて保護する。

寿命は11年ほどで3回ぐらいは産卵するようだ。

色から「ナンバンエビ(南蛮海老)」、生で食べれば甘みが強いので「アマエビ(甘海老)」よ呼ばれ、刺身や寿司種として食べられる。

ホッコクアカエビは活きているものより多少時間が経過したほうが美味しいとされる。

死後の自己消化の過程でアミノ酸が生成されるからとのこと。

又、頭胸部には「海老味噌」と呼ばれる部分があり濃い旨みがある。味噌汁などにすれば非常に旨い。

盛岡中央市場には日本海、特に秋田、山形からの入荷が多い。

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