2月10日「春 ちかし」で写真紹介したカツオ。
今日は千葉県、静岡県、鹿児島県などに水揚げされたカツオが、岩手魚類や盛岡水産に入荷していた。
漁場は千葉・静岡が小笠原諸島近辺。鹿児島は屋久島以南近辺。
千葉県に水揚げされたカツオが注目された。1尾7kg前後。
通常、この時期は赤みだけで名が「カツオ」と言うだけの品物であるが、なんと「脂がある」とのこと。
写真は一寸暗いが確かに脂身があるように見える。
偶然、この1尾だけかも知れないが「試してみる」と多くのバイヤー達が購入していた。
休み明けの皆の評価が楽しみである。
カツオの旬はと聞かれれば「目に青葉 山ほととぎす 初ガツオ」の春。
本当に旨いのは秋の「戻りカツオ」の時期。(昨年は戻りカツオのない年であった)
年、2回かな?
通常なら黒潮にのり春に北上。夏には親潮とぶつかる三陸沖まで回遊し、親潮の勢力が強くなると南下する。
南下する戻りカツオは低い海水温の影響で脂がのる。
本来ならまだ南洋、もしくは九州はるか南にいなくてはならない。それが千葉県の港に水揚げされているのだ。
船の性能も良くなってきているのだろうが、海水温が高いのではないか?
カツオは19~23℃の海水温を好む。食性は肉食性で魚、甲殻類、頭足類などの小動物を幅広く食べている。
ひょっとすると「海の春は早く来るのかも?」。