ホテイウオ(ゴッコ)

Filed Under (未分類) by suisan on 12-01-2010

1月9日(土)岩手県・宮古産の入り合わせにアブラメや穴子などと共に「ホテイウオ」が入っていた。

普段の入荷は北海道や秋田県産であるが、岩手県産が珍しかった。

分布は朝鮮半島釜山から日本海、オホーツク海、ベーリング海からカナダまでの北太平洋。太平洋側の南は神奈川県まで、とあるのでおかしくは無いが、あまり三陸産は見ない。

ホテイウオ(カサゴ目ダンゴウオ科ホテイウオ属)

我々は「ゴッコ」、北海道と同じ呼び名で呼んでいる。

産卵期は12月から4月ぐらいで、普段は水深100mぐらいのところにいるが浅瀬に来て産卵する。

この時期が漁期でもある。

産卵後はオスが卵を保護するが、産卵後はオスもメスも死んでしまう。

産卵孵化したものは浅い岩場で吸盤を使い吸い付いて生活をする。

夏には沖合いに向かい、水深100mぐらいのところを漂い、3年ぐらいで成熟し産卵期を迎える。

餌は稚魚期は小さな甲殻類など、沖合いではクラゲ類など食べている。

大きさが40cmぐらいになる。

漢字で「布袋魚」と書くようだ。姿が布袋様に似ているからかな?

今日は北海道産が入荷していた。

ホテイウオを見れば寒さ本番、いや春が近いと思う。

食べ方はやはり味噌汁や鍋。煮付けなども旨い。

ぶつ切りにして湯通ししてヌメリを取り(湯通しすればヌメリが取れやすい)醤油仕立てのコンブ出汁が合う。

骨(軟骨のようだ)や肝、胃袋、特に卵巣などほとんど全て入れて煮る。(鍋も味噌汁も)

アンコウとは別の旨さがある。

卵巣はほぐし、イクラと同じような味付けをする。イクラとは違う旨さを楽しめる。

当然、オスよりメスのほうが高いが、全体に格安な魚である。

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