ヒラスズキ(スズキ目スズキ科スズキ属)高知県産・築地より。
スズキに良く似ているが、名の通り体高が高く平たい体型をしている。頭から口にかけてやや長く、尾鰭の付け根が太い。
房総半島及び福井県から九州までの沿岸、朝鮮半島南岸、沖縄、台湾に分布。
成魚はスズキより外洋に面した岩礁域に主に棲息。
大きな湾内にはあまり侵入しないが、外洋に面した河口域には稚魚、若魚が見られる。
食性は肉食で多毛類、甲殻類、小魚など食べている。
産卵は3月ごろ。
料理方法としては刺身、塩焼きなど。
刺身はスズキとははっきりと違い、どちらかといえばイサキに似ている。味わい抜群で食感も良く、甘みも脂もある。
スズキは川魚のような臭いがある。
塩焼きも旨いし、皮をパリッと焼いたムニエルなどが最高。
岩手はスズキ系統はあまり好まれないようだが、どうしてこんな旨い魚が敬遠されるか疑問だ。
昔、あまりにも泥臭いスズキを食べさせられたのが原因だと思っている。
今日のヒラスズキはイオン南店の清次郎北田氏がほとんど購入してくれた。