大槌漁港からの「魚入り合わせ」に小さい”ムツ”(スズキ目ムツ科)が入っていた。
こんなに小さくても結構旨いらしい。
関東では成魚は定番的高級魚。難点は身が柔らかいことだが、刺身など上品な味わいのようだ。
そもそも「ムツ」とは脂っぽい、との意味で脂ののった魚である。
生息域は北海道以南、東シナ海。稚魚や幼魚は磯場や浅い湾内にいるが、成魚は水深200mから700mの岩礁域や海山や大陸棚の斜面で生息。
食性は肉食性で小魚や頭足類や甲殻類など食べている。
産卵期は10月から3月ごろ。最大で50cm程に成長する。
上の写真で分かるように鋭い歯である。肉食性の実態が分かるような気がする。
刺身の他は煮魚、焼き魚などに適している。