カメノテ

Filed Under (未分類) by suisan on 11-12-2009

ふと、気づくと昨年12月3日からこのブログがスタートした。その前FC2ブログ「田清水産の魚」がやはり昨年の4月27日。

1年半以上経過し、最近は新鮮味の無いブログばかり。

今日の仕事でも優先順位がズレ、今の時間のブログとなってしまった。

カーっと熱くなるようなブログが出来れば、と考える毎日である。

今日のお題は「カメノテ」

このブログか、その前のブログかで紹介はしているが再度紹介しょう。

カメノテ(甲殻類、フジツボ目ミョウガガイ科)築地より。

本州以南に棲息。干潮帯の岩の隙間などに群生し、波に運ばれる餌さを(プランクトンなど)蔓脚(マンキャク)を広げて捕食。

雌雄同体で、見た目から「亀の手」に似ていることから名が付いたようだ。

フジツボ同様、市場などへ流通し始めたのは近年の事。以前は地場で消費されていたようだ。

アップの写真。ナマコ同様、「食べるのどこ?」と聞きたくなる。又、勇気がいる。

食べ方は塩茹、味噌汁、直火焼きなど。出汁も取れる。

貝のように見えても、エビなどと同じ甲殻類。煮ても貝とエビに似た風味を持ち、だし汁の味は絶品。

黒い部分は手で簡単に剥ける。中にある身とツメの部分のすぐ下まで一緒に取れる。

しっとりした歯ごたえと貝や魚とは違う不思議な味。磯の風味を加えた、まさに絶品。

「感動した」と当社の営業マン吉田氏は、以前お客様から食べさせていただいたときの感想を話していた。

何時の間にか「珍味中の珍味」と呼ばれるようになった、不思議な食材である。

これで結構、高値で取引されている。

盛岡の市場では注文で集荷するぐらいで、競場に並ぶことはほとんど無い。

地方によっては「タカノツメ」と呼ばれることもある。

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