寒さが一段と増し、「新巻」造りが行われている。
新巻→昔からシロサケを保存するため、粗塩で塩蔵したもの。塩蔵したサケを藁で巻いたことから「わらまき」が転じて「あらまき」になったとか?
私のオヤジ85歳は山育ち。当時のご馳走と言えば「新巻鮭」。
60代の頃は毎年10本ぐらいの新巻鮭を干し、ニヤニヤしていた。干しあがると大きめに切、旨そうに焼いて食べていた。
アラは当然、味噌汁。軍隊で養われた料理技術で旨い料理を作る。
最近はいつでも塩鮭や紅鮭が手に入るので1・2本干せばよい方である。
我社でも毎年、150本ぐらい干して、販売している。
単独店舗の時代は軒先に干していたが、今はワゴンに並べて干している。(上の写真)
夜には猫がご馳走をいただきに来るのを防ぐため、移動させる必要性があるからだ。
市場内での新巻鮭干しは・・・・。浜で寒風干しの方が旨いのだろうな。
ナメタガレイ(ババガレイ)も徐々に値上がりつつある。
(写真、腹の部分にびっしり卵が入っている)
年末になれば今の3・4倍に跳ね上がる。
冷凍技術の発達で高騰前に購入して、冷凍保存しているホテルさんもある。
今年はどれぐらいの高値が付くのかな?