岩手魚類に綺麗な「アカマンボウ」の卸し身を発見。
「今期、最良の身質ではないか」と、販売担当者M氏が言ってた。
腹の部分を撮影、ついでにアップで撮った。脂がきめ細かくさぞや旨いだろう。
アカマンボウはアカマンボウ目アカマンボウ科。「マンダイ」「キンダイ」とも呼ばれている。
世界中の熱帯・温帯の海に広く分布。外洋域の水深500mまでの表層・中層に棲息。(深海性である)
あまり人目に触れないので生態については分からないことが多い。
外見は和名の通りマンボウに似ているが、分類上まったく違う魚である。
写真は2008年6月23日撮影。それ以降も撮影のチャンスがあったが、撮らずじまい。
マンボウと違い尾鰭を持ち、胸鰭は水平に長く発達している。鮪と同じ用に、胸鰭と尾鰭を使い泳ぎながら生活しているようだ。
食性は肉食性、クラゲやイカ、オキアミ、小魚などを食べている。
最大で2m、270kgほどにもなる大型魚。
天敵はアオザメやホオジロザメなどの外洋性の大型のサメ。
写真ほどの腹身なら刺身が旨そうだ。ただ、赤みの多い魚で(トロ部分はほんのわずか)、刺身より油を使った料理のほうが合いそうである。ムニエルやフライ。燻製も良いようだ。