キンコ

Filed Under (未分類) by suisan on 29-10-2009

写真は石ころではない。キンコ(棘皮動物門ナマコ網キンキ科)青森県産、盛岡水産入荷。

あまり姿を見ることが無い。春先に蒸したものが入荷する。(以前に紹介した)

東北地方以北の浅海に分布。別名「ふじこ」「ふじまなこ」。

南限にあたる金華山付近では、かつて産した砂金の精が化けて海鼠になったと信じられていた。

「金」の精、「海鼠=コ」→キンコ。又、生殖巣が黄金色をしているからキンコと呼ばれていた。などなど。

体長は20cmぐらいになり、体色もさまざま。灰褐色、暗褐色、濃紫色、黄白色など。

口の周りには触手が10本あり、海底の泥とともに有機物を拾って食べている。

身は硬く味わいにかけるが、コノワタ、コノコが旨い。

一般には干して他のナマコ類と同じように中華料理の食材になる。

ナマコが溶けているのかと思われるほどのヌメリである。

いつも言う「ナマコ類をはじめて食べた人は勇気があったものだ」と感心する。

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