北海道産「子持ハタハタ」が入荷した。今までもハタハタは入荷していたが「子持」と記入されたものは見ていなかった。
何度もブログで紹介しているとは思うが、本当の時期は秋田県産が出てきてからだろう。
秋田県は資源保護の立場から漁期を決めている。北海道はその規制が無いのかも知れない。
こんなに小さくてもれっきとした子持ちである。(写真では見づらいかな?)
この卵巣、別名ブリコ。
昔、水戸藩の藩主が秋田に国替えになり、ブリ料理で正月を迎える慣わしがあったが、ブリが獲れず、ハタハタを代用にした。そしてその卵を「鰤子」と名づけた、とか?。
秋田では成熟した殻の硬い卵を口に含み、ガムのように噛みエキスだけ楽しみ皮を吐き出すと言う。
個人的には味もあまりなく、好きとは言いたくない卵である。
岩手県宮古産「ゲンゲ」が入荷した。(正式名称はノロゲンゲ)
グニャグニャして気持ち悪いが、どうして結構美味しいと言う。
スズキ目ゲンゲ科、日本海、オホーツク海などの水深200m~1800mに棲息する深海の魚。
三陸でもしばしば獲れ、市場に来れば購入する。
あまり知られていない魚なので価格も安値。これが魅力。
料理は唐揚げや鍋、味噌汁。唐揚げは揚げたては美味しい。時間が立てば水分が出できて美味しくなくなる。
秋田などでは汁物にする、とのこと。
以前、購入していただいた居酒屋さん「また入荷したら頼む」といわれていたので配達してもらった。マイド!
旬は冬から春。
動きがノロノロしているので「ノロ」と名づけられ、ゲンゲとは「下魚」の意味や「玄魚」「幻魚」などの漢字であらわすそうだ。